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多摩地域の歴史地誌
水と生活
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2016年3月
- 書店発売日
- 2016年3月20日
- 登録日
- 2016年3月12日
- 最終更新日
- 2020年6月5日
目次
◆目次
はしがき/第Ⅰ章 はじめに-歴史地誌学の考え方-/第Ⅱ章 湧水・小河川利用の生活/第Ⅲ章 井戸水利用の生活/第Ⅳ章 用水利用と生活/第Ⅴ章 水道利用と生活/あとがき/索引
◆表目次
Ⅱ-1 多摩郡の村落における湧水・清水の状況/Ⅱ-2 多摩郡における古城・館趾/Ⅲ-1 青梅市新町における『仁君開村記』に基づく井戸の記述/Ⅳ-1 武蔵国における郡別石高の推移/Ⅳ-2 玉川上水の多摩地域における分水の状況(開設年次順)/Ⅳ-3 小川村(旧小川新田)と小川新田との比較/Ⅳ-4 小川村(旧小川新田)と小川新田の成立目的/Ⅴ-1 東京都における浄水場の状況/Ⅴ-2 多摩地域における水道事業の変遷過程/Ⅴ-3 多摩地域の近代水道と都営一元化/Ⅴ-4 多摩郡における水利・用水の状況
◆図・写真目次
Ⅰ-1 系統地理学の考え方の概念図/Ⅰ-2 地誌学の考え方の概念図/Ⅰ-3 動態地誌学の考え方の概念図/Ⅰ-4 歴史地誌学の考え方の概念図/Ⅱ-1 東京の地形分類/Ⅱ-2 多摩地域における地形断面の概念図/Ⅱ-3 東京における湧水57選/Ⅱ-4 入間郡堀兼の井の挿絵/Ⅱ-5 2つの湧水タイプ/Ⅱ-6 井の頭池の景観/Ⅱ-7 現在の井の頭池の湧水地点/Ⅱ-8 武蔵野地域における主要な湧水地/Ⅱ-9 湧水地と標高との関係/Ⅱ-10 ママ下湧水群の湧水地点の一例/図Ⅱ-11 ママ下湧水の小河川/Ⅱ-12 滄浪浪泉園内の湧水地/Ⅱ-13 殿ヶ谷戸公園内の湧水地/Ⅱ-14 貫井神社境内の湧水/Ⅱ-15 お鷹の道に沿う小河川での湧水利用/図Ⅱ-16 深大寺の湧水と景観① /Ⅱ-17 深大寺の湧水と景観②/図Ⅱ-18 武蔵国分寺の景観/Ⅱ-19 武蔵国分寺の挿絵にみられる古瓦/図Ⅱ-20 武蔵国分寺の文字瓦(郡名)/図Ⅱ-21 河岸段丘に沿ってみられる遺跡分布/Ⅱ-22 八王子城趾を中心とした元八王子村の全景/図Ⅱ-23 八王子城趾の挿絵/図Ⅱ-24 滝山城趾の挿絵//図Ⅱ-25 滝山城の縄張/図Ⅱ-26 片倉城の縄張/Ⅱ-27 片倉城趾の挿絵/図Ⅱ-28 深大寺城の挿絵/Ⅲ-1 羽村市の「まいまいず井戸」の景観/Ⅲ-2 青梅市の「大井戸」の景観/Ⅲ-3 青梅市の「大井戸」の復原平面図/Ⅲ-4 青梅市の「大井戸」の断面図/Ⅲ-5 青梅市「大井戸」の主体部(発掘調査時)/Ⅲ-6 青梅市新町に現存する吉野家の井戸/Ⅲ-7 あきる野市淵上の「石積み井戸」/Ⅲ-8 昭島市における井戸の分布//Ⅲ-9 昭島市「おいねの井戸」の地形断面図/Ⅲ-10 青梅市「親井戸」の地形断面図/Ⅲ-11 武蔵国庁推定地周辺における古代の竪穴住居址の分布/Ⅲ-12 府中市および調布市で発掘された井戸の平面図および断面図/Ⅳ-1 『武蔵名勝図会』にみられる府中用水/Ⅳ-2 玉川上水の分水路/Ⅳ-3 多摩地域における新田集落の分布/Ⅳ-4 小川村(初期新田)の村絵図(延宝2<1674>年ごろ)/Ⅳ-5 多摩郡上成木村における石灰生産の様相/Ⅳ-6 小平市上宿の景観/Ⅳ-7 小川新田(中期新田)の村絵図/Ⅳ-8 小川村(初期新田)の母村である岸村の位置/Ⅴ-1 東京都における水源量の推移/Ⅴ-2 東京都の水道水源と水道関係施設の分布/Ⅴ-3 東京都における水道非一元化地域
前書きなど
著者より:地理学の分野において、系統地理学の研究成果も対して、地誌学の研究成果は多いとはいえません。ことに単名で書かれた地誌書は、ごく限られています。著者は、2000年度の人文地理学会大会に於いて、特別研究発表という機会を与えられ、「歴史地誌学構築への試論」を報告しました。ここで、具体的な地誌を描く必要性が指摘されました。やっと、その責務を果たせる思いで、本書を執筆しました。地理学は系統地理学と地誌学に大別されます。地誌学は地表面の特定の地域を設定して、そこに内在する様々な地理的事象の関連から、その地域の特徴を明らかにするものです。多摩地域の歴史地誌として、水と生活に注目してまとめてみました。
版元から一言
「江戸の水元」であった多摩地域――
そこでの水と人々の生活の実際を、歴史
地理学の手法で概観したはじめての著書。
湧水や小河川利用から井戸水、そして用水利用。
さらに近代水道の導入と一元化の現状までをたどる。
地図・図版・写真多数、参考文献・索引付
上記内容は本書刊行時のものです。