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〈復刻新版〉陸軍中将 樋口季一郎回想録 樋口 季一郎(著) - 啓文社書房
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〈復刻新版〉陸軍中将 樋口季一郎回想録 (フッコクシンバン リクグンチュウジョウ ヒグチキイチロウカイソウロク)

歴史・地理
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発行:啓文社書房
四六判
720ページ
上製
価格 4,500円+税
ISBN
978-4-89992-080-9   COPY
ISBN 13
9784899920809   COPY
ISBN 10h
4-89992-080-6   COPY
ISBN 10
4899920806   COPY
出版者記号
89992   COPY
Cコード
C0021  
0:一般 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2022年9月5日
書店発売日
登録日
2022年7月19日
最終更新日
2024年10月31日
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書評掲載情報

2022-10-30 産經新聞  朝刊
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重版情報

2刷 出来予定日: 2022-12-28
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紹介

2万人のユダヤ人を救った、
もう一人の「東洋のシンドラー」
と呼ばれる軍人──樋口季一郎
その半生記が新版として復刻!

第二次世界大戦直前、ナチスの迫害から逃れたユダヤ難民を酷寒の満州で救済。
ポツダム宣言受託後はソ連の北海道侵攻を阻止した、陸軍中将・樋口季一郎。
氏の功績を再び世界に伝えるべく、その史実に再びスポットライトが当たる。

『アッツキスカ軍司令官の回想録』(昭和46年・芙蓉書房)
『陸軍中将 樋口季一郎回想録』(平成11年・芙蓉書房出版)
待望の復刻新版

目次

口絵写真
『陸軍中将 樋口季一郎回想録』復刻新版刊行によせて<二〇二二年>(樋口隆一)
『樋口季一郎 回想録』再刊によせて<一九九九年>(樋口隆一)
関連地図 東ヨーロッパ/南シベリア・満州・北支那/北太平洋地域

第一部 軍人生活の前奏曲
・乃木将軍と鴎外博士
・外語学校でロシア語を学ぶ
・ロシア語
・上原、武藤両元帥
・豪傑、西郷南洲の長男虎太郎大隊長

第二部 シベリアの謀略戦
・シベリア行
・ロザノフ政権
・天に二日無し
・過激派軍との闘争
・井染機関長の大岡裁き
・新聞「ブロハ」
・井染機関の人々
・「日の丸」と「槌と鎌」
・主筆と編集長
・平和なパスハ(復活祭)
・ハバロフスクの印象
・独立したハバロフスク特務機関
・主帰る――赤軍来たる
・閑つぶし、ピアノとロシア語
・笹竜胆、源氏紋のある碑
・暗号電報は解読されていた
・低温科学
・双頭の鷲(帝政ロシアの象徴)
・戦時共産主義
・赤と白の戦い
・国旗を降ろせ
・ラハススからハルビンへ
・混血児
・〈編者註〉

第三部 朝鮮の思い出
・次女節子の思い出
・鴨緑江節
・辺境への旅
・永登浦競馬場
・永登浦飛行場(創世期の航空機)
・張作霖の思い出
・武勇伝
・統治の歴史的背景

第四部 ポーランド駐在武官
・キピヤトーク(湯)
・ウラル山上
・赤い広場
・ポーランド語
・カルパーテンの一夜
・朝香宮の来遊
・クーデター
・オペレット「ゲイシ(芸者)」
・愛妻家(サイノロジスト)
・内助と外助
・李王殿下
・バルカンの旅
・イナとボラ――南ロシアの印象〔一九二九年(昭和三年)早春約一カ月の視察旅行〕
・独・ソの噴火口ポーランド
・ポーランドよ、さらば
・山下奉文の芸術性
・イタリアの旅
・宗教と政治
・第一次世界大戦
・ナポレオンの嘆き――一葦帯水
・デモクラシー
・三井の向井忠晴氏

第五部 革新の気みなぎる軍の中枢部に
・同期生石原莞爾
・青島要塞
・〈編者註〉
・水滸伝
・静岡連隊の生活
・ジャーナリズムに弱かった陸軍省
・日本の防空計画
・北一輝との出合い
・直属の部下、相沢中佐
・派閥論
・桃源境・福山
・相沢中佐との別れ

第六部 在満師団参謀長、ドイツへの旅
・関東軍と匪賊
・太閤記
・ソ連の計画経済
・ライヒスアウトバーン
・血と土
・ウィルヘルム・テル

第七部 ユダヤの難民数千を救う
・石原の事変不拡大論
・ユダヤ問題
・〈解説〉満・ソ国境のユダヤ人難民救出について――河村愛三
     ハルピンのユダヤ人/ユダヤ人問題と直面/
     樋口特務機関長の英断/ナチから追われたユダヤ難民の救援
・特務機関の諜報任務
・石原再び満州へ

第八部 アッツ、キスカ作戦を指導
・参謀本部第二部長としての謀略
・汪兆銘とレーニン
・蒋先生に対する要請
・クレーギ英大使夫人
・複雑怪奇なる国際情勢
・第九師団長に親補
・「憲兵」の威力
・〈編者註〉帝国陸軍最後の勝利
・戦史室への書翰
・アッツ、キスカ作戦の問題点

跋に代えて――大正・昭和の動乱期を毅然として生き抜いた武人――(稲葉正夫)
樋口季一郎年譜

著者プロフィール

樋口 季一郎  (ヒグチ キイチロウ)  (

明治21年兵庫県生まれ。陸軍士官学校・陸軍大学卒業後、参謀本部勤務。ウラジオ派遣軍司令部付となり、ウラジオ、ハバロフスクの特務機関に勤務。朝鮮軍参謀を経て大正14年ポーランド公使館付武官となり、日本軍人として初めてロシア革命後のウクライナなどの視察を許された。
昭和12年ハルピン特務機関長となり、翌年ハルピンで開かれた第一回極東ユダヤ人大会後に、ナチスの迫害から逃れたユダヤ人が満州国西部国境で立ち往生する事件が起きる。
満州国ははじめ門戸を閉ざしたが、樋口の奔走で受け入れを決定、満鉄の救援列車がハルピンに移送した。ユダヤ難民救援の陰の大恩人、樋口の功績は戦後も海外で高く評価されている。
昭和18年には北方軍司令官としてアリューシャン方面作戦に参画、アッツ島玉砕、キスカ島撤退作戦を指導した。昭和45年没。

追記

10月30日「産経新聞」に書評が掲載されました。
露侵略の研究に学べ 『〈復刻新版〉陸軍中将 樋口季一郎回想録』樋口季一郎著

上記内容は本書刊行時のものです。