書店員向け情報 HELP
出版者情報
在庫ステータス
取引情報
農業経営と地域ネットワーク
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年9月
- 書店発売日
- 2022年9月15日
- 登録日
- 2022年7月22日
- 最終更新日
- 2022年10月7日
紹介
◎多種多様なネットワークと地域農業をむすぶ
中国地方中山間地域に立地する畜産経営と集落営農を主な対象に、農業経営と地域ネット ワークの関係性を検討。特に耕畜連携をはじめとした地域の多種多様なネットワークの存在がどう地域農業に関わってきたのか分析する。農山村や農業経営が直面する諸課題を地域ネットワークの存在で解決できるのか。
目次
序 章 本書の課題と目的
第1節 課題
第2節 目的
第1章 肉用牛経営における生産面の課題と対応
第1節 はじめに
第2節 既往研究の整理と経営の類型化
1 「有畜経営」「新有畜農業」と繁殖部門
2 繁殖部門の多様性
3 技術の定義
第3節 類型別にみた生産面の課題と対応
1 連携放牧型の事例
2 連携施設型の事例
3 完結施設型の事例
4 完結放牧型の事例
第4節 おわりに
第2章 酪農経営における家族的要素と企業的要素
第1節 はじめに
第2節 検討対象と仮説設定
第3節 調査事例の経営発展と家族的要素・企業的要素
1 頭数拡大を追求する家族経営
2 酪農多角化を追求する家族経営
3 頭数拡大と酪農多角化に取り組む家族経営
第4節 考察
第5節 おわりに
第3章 資源循環型の大規模畜産経営による産地再編
-地域ネットワークによる経営発展と地域貢献の両立-
第1節 はじめに
第2節 経営概要
第3節 産地再編の取り組み
1 技術革新
2 市場対応
3 担い手と収益性
第4節 産地発展の契機
1 安心・安全な牛肉の供給
2 低コスト生産
3 環境保全
4 地元住民・消費者との交流活動
第5節 地域ネットワークからみた産地再編の特徴
第6節 おわりに
第4章 堆肥・稲藁利用を軸とした耕畜連携システム
第1節 はじめに
第2節 既往研究の整理と経営の類型化
第3節 耕畜連携システムの展開形態
1 T堆肥センター利用組合設立の経緯
2 耕畜連携システムの仕組み
3 堆肥と稲藁の利用実態
第4節 堆肥運搬散布組作業と稲藁収集・運搬組作業の実態
1 組作業の特徴
2 運搬散布サービスの供給コスト
3 作業の難易を左右する圃場条件
第5節 耕種農家の堆肥利用に対する評価
1 堆肥利用の利点
2 堆肥利用による収支の変化
第6節 おわりに
第5章 集落営農放牧の組織化過程と運営体制
第1節 はじめに
第2節 方法
1 島根県における和牛放牧の推進
2 集落営農放牧の類型
第3節 事例調査結果
1 A類型の事例
2 B類型の事例
3 C類型の事例
第4節 考察
1 組織化過程
2 運営体制
3 集落営農放牧の普及条件
第5節 おわりに
第6章 集落営農法人における組織文化と経営戦略
第1節 はじめに
第2節 土地利用型農業経営としての集落営農法人の分析視点
1 経営政策の視点から
2 地域性の視点から
3 地域貢献性の視点から
第3節 分析フレームワーク
1 組織文化形成と地域個性
2 組織文化形成に関係する二元性
3 集落営農組織化・法人化のフローチャート
4 組織形態
5 組織活動
第4節 事例分析
1 集落営農法人のポジション
2 組織文化形成と経営戦略
第5節 おわりに
第7章 集落営農組織における環境保全型農法導入の規定要因
第1節 はじめに
第2節 方法
1 環境保全型農法の定義
2 仮説設定
3 島根県の集落営農組織の特徴
4 使用データと分析方法
第3節 アンケート調査組織の特徴
1 環境保全型農法の導入
2 組織属性
第4節 結果
1 推定結果
2 事例調査結果
第5節 考察
第6節 おわりに
第8章 集落営農組織における地域貢献活動の特徴
第1節 はじめに
第2節 方法
1 島根県の地域貢献型集落営農
2 分析対象とする地域貢献活動
第3節 結果
1 アンケート調査結果
2 事例調査結果
第4節 考察
第5節 おわりに
終 章 総括と今後の課題
上記内容は本書刊行時のものです。