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出版者情報
貨幣主権論
発行:藤原書店
縦220mm
650ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2012年6月
- 登録日
- 2018年11月11日
- 最終更新日
- 2018年11月11日
紹介
貨幣を単なる交換の道具と考える主流派経済学は、貨幣を問題にできない。インドウェーダ社会、アレアレ社会、古代ローマ社会、アフリカ王権社会など非近代社会と、ユーロ創設を始めとする現代の貨幣現象の徹底分析から、貨幣の起源を明らかにし、いまだ共同体の紐帯として存在する近代貨幣の謎に迫る。
目次
第1部 債務(ヴェーダ・インドにおける祭式的行為への支払い
貨幣取引の儀礼的基礎、もしくは殺し屋に礼を尽くす方法
主権性と正当性の狭間にある金融的事実および貨幣手段-アルカイック社会の金融制度)
第2部 主権(市場経済の貨幣的秩序
メラネシア共同体にとっての貨幣と、ヨーロッパ社会の個人にとっての現代貨幣とを比較する
古代ローマにおける戸口調査・評価・貨幣)
第3部 信頼(勤労者社会における債務と貨幣の二元性について
西・赤道アフリカにおける脱貨幣化と再貨幣化(一九‐二〇世紀)
信頼と貨幣-埋め合わせ・保護・統合の諸紐帯についての心理学)
第4部 現代の諸進化(自己準拠貨幣-現代の貨幣進化に関する考察)
上記内容は本書刊行時のものです。
