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詩文書の魅力
金子鷗亭と中野北溟
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年10月8日
- 書店発売日
- 2022年10月6日
- 登録日
- 2022年7月16日
- 最終更新日
- 2022年10月6日
紹介
恩師鷗亭と創作の今を中野北溟が語った超貴重インタビューを完全収録!
「詩文書」を提唱し現代書の普及に大きな役割を果たした金子鷗亭と、現代の日本書道界を牽引し「書の詩人」とも呼ばれる中野北溟。北海道が誇る二人の書家の作品を詩文書の魅力を伝える作品集としてまとめました。後半には書の原点である「臨書」「漢字」作品や中野北溟のインタビューなどを収録。
北海道立函館美術館で2022年10月8日~12月4日開催の特別展「詩文書の魅力 金子鷗亭と中野北溟」の図録を書籍としてお届けします。
目次
はじめに
金子鷗亭作家解説・略年譜
金子鷗亭作品
詩文書とは
鷗亭のことば
中野北溟作家解説・略年譜
中野北溟作品
ふたりのことば「臨書」について
臨書
ふたりのことば「漢字」について
漢字文
ふたりの題字
中野北溟インタビュー
テキスト「詩文書を創る」
作品リスト・解説
鷗亭記念室と北溟記念室
謝辞
前書きなど
はじめに
ふと出合った言葉や文章に心を動かされ、どこかに書きとめておきたくなったことはありませんか?
詩文書とは、まさにそんな思いを墨と筆で表現したもの。近現代の詩句や文学、身近な言葉などを題材に、書家がイメージをふくらませ、現代の私たちの視覚に訴えかけるように書いた現代書の一分野をいいます。難解な漢文や古典的な和歌などを題材とした書とは違い、なによりも親しみやすさが最大の魅力ともいえるでしょう。
この本で紹介するのは、そんな詩文書の世界です。詩文書を提唱し全国へ普及させた金子鷗亭(1906~2001)と、現代の日本書道界を牽引し「書の詩人」とも呼ばれる中野北溟(1923生)の作品を通して、言葉と書家の感性が共鳴する詩文書の数々をお楽しみいただきます。言葉をかみしめ、書の多彩な表現を味わいながら、心に残る1点をさがしてみませんか。
上記内容は本書刊行時のものです。