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短歌紀行
短歌で旅日記
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2021年1月20日
- 書店発売日
- 2021年1月25日
- 登録日
- 2020年12月3日
- 最終更新日
- 2021年1月23日
紹介
旅行日記の代わりに短歌を詠み、情景を言葉に起こしています。短歌の言葉でイメージを膨らませ情景を思い浮かべて旅行気分を楽しんでいただければ幸いです。
目次
第一回 イタリア(平成二十六年十二月十四日~十二月二十一日)
第二回 北フランス(平成二十七年三月二十二日~三月二十九日)
第三回 中欧五カ国(ドイツ・チェコ・オーストリア・スロバキア・ハンガリー)
(平成二十七年七月二十四日~八月二日)
第四回 南アフリカ四カ国(南アフリカ共和国・ボツワナ・ジンバブエ・ザンビア)
(平成二十七年十月二十日~十月二十七日)
第五回 台湾(平成二十七年十二月十三日~十二月十七日)
第六回 バルカン半島五カ国(アルバニア・モンテネグロ・クロアチア・
ボスニアヘルツェゴビナ・スロベニア)(平成二十八年一月二十八日~二月四日)
第七回 ポルトガル・北西スペイン(平成二十八年三月二十五日~四月一日)
第八回 北欧四カ国(フィンランド・スウェーデン・ノルウェー・デンマーク)
(平成二十八年五月二十三日~五月三十一日)
第九回 南米三カ国(ペルー・アルゼンチン・ブラジル)
(平成二十八年九月二十日~十月五日)
第十回 ポーランド(平成二十八年十一月十六日~十一月二十三日)
第十一回 地中海四カ国(スペイン・フランス・モナコ・イタリア)
(平成二十八年十二月十五日~十二月二十二日)
第十二回 アメリカ合衆国(平成二十九年一月十九日~一月二十四日)
第十三回 イタリア トスカーナ地方(平成二十九年二月二十二日~三月一日)
第十四回 ルーマニア・ブルガリア(平成二十九年四月十日~四月二十日)
第十五回 ギリシャ(平成二十九年五月十七日~五月二十五日)
第十六回 北イタリア(平成二十九年六月十四日~六月二十一日)
第十七回 コーカサス三カ国(アゼルバイジャン・ジョージア・アルメニア)
(平成二十九年九月七日~九月十五日)
第十八回 イスラエル(平成二十九年十月二十日~十月二十七日)
第十九回 バルト三カ国(エストニア・ラトビア・リトアニア)
(平成二十九年十一月二十三日~十一月三十日)
第二十回 南ドイツ(平成二十九年十二月十五日~十二月二十一日)
第二十一回 オランダ・ベルギー(平成三十年一月二十五日~一月三十一日)
第二十二回 アイスランド(平成三十年二月二十二日~二月二十七日)
第二十三回 アイルランド(平成三十年四月二十三日~五月一日)
第二十四回 旧ソ連三カ国(モルドバ・ウクライナ・ベラルーシ)
(平成三十年五月二十七日~六月四日)
第二十五回 オーストラリア(平成三十年六月十一日~六月十八日)
第二十六回 ベネズエラ エンジェルフォール・ブラジル アマゾン河
(平成三十年七月七日~七月十五日)
第二十七回 スイス(平成三十年八月三十一日~九月八日)
第二十八回 スペイン(平成三十年十月十六日~十月二十五日)
第二十九回 フランス アルザス・ロレーヌ・シャンパーニュ地方
(平成三十年十二月十二日~十二月十七日)
第三十回 バルカン半島七カ国(ブルガリア・マケドニア・コソボ・アルバニア・
モンテネグロ・ボスニアヘルツェゴビナ・セルビア)
(平成三十一年一月二十三日~二月一日)
第三十一回 チュニジア(平成三十一年二月二十一日~二月二十八日)
第三十二回 コロンビア(平成三十一年三月十三日~三月十九日)
第三十三回 キプロス・マルタ(平成三十一年四月八日~四月十六日)
第三十四回 タンザニア(令和元年五月二十六日~六月二日)
第三十五回 北ドイツ(令和元年六月十二日~六月二十日)
第三十六回 エクアドル ガラパゴス諸島(令和元年七月九日~七月十五日)
第三十七回 マダガスカル(令和元年九月六日~九月十五日)
第三十八回 南イタリア(令和元年十月二十一日~十月二十八日)
(令和元年十一月十九日~十一月二十九日)
第三十九回 チリ・アルゼンチン パタゴニア
(令和元年十一月十九日~十一月二十九日)
第四十回 ドイツ西部・ルクセンブルク(令和元年十二月十五日~十二月二十日)
第四十一回 エチオピア(令和二年二月九日~二月二十四日)
前書きなど
平成二十一年七月に定年になり大阪に帰り、日記を付け始めました。二年程が経ち、以前から年賀状などで短歌を詠んでいたので、日記も短歌で表現できないかと思い立ち、四季折々の日常生活を詠むようになりました。当初は定年生活の変化の少ない日常を毎日短歌にするのは大変で、一首詠むのにも時間がかかりました。慣れるにつれて会社生活では気にも留めなかった季節の移ろいや気象の変化、動植物にも敏感になり、言葉が浮かぶようになり、短歌に詠めるようになりました。
まだ母親が存命であり、大学で聴講したり、語学勉強をしたり、合唱を楽しんだりと定年生活を楽しんでいました。また、二年間働いたりもしましたが、海外旅行のことは忘れていました。母が亡くなり、一周忌が済み、時間ができてから、若い頃を思い出し、海外旅行をする気が起きて来ました。普段付けていた日記代わりの短歌も旅行中も詠むようにしました。平成二十六年十二月から令和二年二月までに四十一回となり、本年中に五十回の予定を組んでいました。五十回になったら纏めようと思っていましたが、三月以降、新型コロナウィルスの流行で旅行ができなくなり、この機会に整理することにしました。
旅行先はヨーロッパが多く、南米、アフリカ、オーストラリアにも行きました。若い頃の十回、二十二カ国を含めると五大陸八十カ国を超えました。
旅行中は通常の観光だけでなく、時間があると、短歌の題材を探すためにも観光客の行かない街中を歩き、現地の生活ぶりを見るようにしていました。
短歌は観光が終り、当初はその日の夜に詠んでいましたが、疲れて言葉が浮ばず、すぐ眠くなり、捗りませんでした。そこで、一晩眠り、記憶が定着してから、翌早朝の頭が冴えているうちに前日の行程を思い出し詠むようにしました。また途中から、帰りの機内では旅行全般を短歌に詠むことにしました。
初めの頃の旅行では観光内容をうまく詠めず、時間もかかりましたが、徐々に慣れて来て要領も掴み、情景を言葉に起こせるようになりました。
写真で見れば一目瞭然ですが、短歌の言葉でイメージを膨らませ情景を思い浮かべて旅行の気分を楽しんでいただければ幸いです。
新型コロナウィルスの流行が終息し、渡航が可能になれば、元気なうちは短歌紀行を再開しようと思っています。
上記内容は本書刊行時のものです。