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映画の本棚  2004-2022 佐藤 博(著/文) - 同時代社
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映画の本棚 2004-2022 (エイガノホンダナ) 世界はとても不思議で美しい (セカイハトテモフシギデウツクシイ)

芸術
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発行:同時代社
A5変形判
縦210mm 横138mm 厚さ28mm
464ページ
並製
価格 2,700円+税
ISBN
978-4-88683-928-2   COPY
ISBN 13
9784886839282   COPY
ISBN 10h
4-88683-928-2   COPY
ISBN 10
4886839282   COPY
出版者記号
88683   COPY
Cコード
C0074  
0:一般 0:単行本 74:演劇・映画
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2022年7月8日
最終更新日
2022年9月2日
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紹介

川本三郎氏(評論家)推薦!
〈評論とは読者に感動を数倍にして再体験してもらうもの。
 本書にはその評論の真髄が詰まっている。〉

「文化と触れあい、誰かと出会い、世界が広がり、新しい自分が生まれる。――」
映画の魅力を伝え、そこから生まれるかけがえのない「人生の問い」をともに考える。
その視点はどこまでも優しく、深い。中学教師の経験から紡ぐ類のない「映画評」94本。

目次

はじめに

Prologue 青春の激情と光芒 『草原の輝き』

2004-2009
学校で愛された犬の物語 『さよなら、クロ』
韓国映画との出会い 『八月のクリスマス』『ラスト・プレゼント』
社会主義への夢と送別 『グッバイ、レーニン』
教育に〝反抗〟と楽しさを 『スクール・オブ・ロック』
ヒロシマで死者と生きる     『父と暮せば』
受難した子どもの眼で   『誰も知らない』
チェ・ゲバラの青春日記 『モーターサイクル・ダイアリーズ』
「イムジン河」が流れていた時代 『パッチギ!』
失意の日の、人生の寄り道 『サイドウェイ』 
音楽教師のささやかな栄光 『コーラス』
つらさを引き受ける愛   『Dear フランキー』
戦場に見捨てられた子どもたち 『亀も空を飛ぶ』
いまを照らす遠い日の光源 『ALWAYS 三丁目の夕日』
悔しさと沈黙から立ち上がる 『スタンドアップ』
学歴エリートの挫折と再生 『県庁の星』
日本とアジアの農業賛歌 『恋するトマト』
戦争と瓦礫のなかの女たち 『ガーダ・パレスチナの詩』
降りられない舞台に挑む     『フラガール』
無邪気な村に降りかかる戦争 『トンマッコルへようこそ』
笑いが救う多難の家族 『リトル・ミス・サンシャイン』
暗黒から聴こえる声 『善き人のためのソナタ』
遠い日の甘く苦い記憶     『秒速五センチメートル』
未熟さの放つ魅力 『フリーダム・ライターズ』
笑いと怒りでアメリカを告発 『シッコ』
歌があれば生きていける 『ONCE ダブリンの街角で』
自由と愛を求めた青春の墓標 『君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956』
教室に残してきた忘れ物 『我が心のオルガン』
死ぬまでにやっておきたいリスト 『最高の人生の見つけ方』
思春期の揺らぎと友情   『きみの友だち』
犯罪の背後にある不幸 『十二人の怒れる男』
いじめに迫る本気の言葉 『青い鳥』
極限の逆境を生きる子どもたち  『ウォー・ダンス 響け僕らの鼓動』
インドで過酷な運命を疾走する  『スラムドッグ$ミリオネア』
過疎と高齢社会での噓と罪 『ディア・ドクター』
人生にパンとバラを  『幸せはシャンソニア劇場から』

interlude 中学教師を生きて

2010-2019
働く者の矜恃と哀歓 『沈まぬ太陽』
世界を変えた闘争と「赦し」 『インビクタス 負けざる者たち』
失われゆく命と愛に向きあう 『半分の月がのぼる空』
ありのままの教室で     『パリ20区、僕たちのクラス』
少年時代の思い出の夏 『トロッコ』
捨てられた少女の孤独と旅立ち 『冬の小鳥』
そろばんで家族を守った異色の時代劇『武士の家計簿』
逆境をくつがえす笑いと仲間 『エリックを探して』
歌と議論で廃止させた奴隷貿易 『アメイジング・グレイス』
時代の雨に濡れて 『マイ・バック・ページ』
学びたい! 八四歳の小学生の物語 『おじいさんと草原の小学校』
ジブリが描く〝思いを貫く少女〟 『コクリコ坂から』
たたかいも希望もすべて途上 『ヘルプ 心がつなぐストーリー』
教室は絶望をぶつけ合う場所ではない『ぼくたちのムッシュ・ラザール』
誰もが知る絵本画家の、知られざる人生『いわさきちひろ 27歳の旅立ち』
放課後の揺れる高校生群像 『桐島、部活やめるってよ』
ゆっくり 大きくなっても いいんだよね?『さなぎ 学校に行きたくない』
被災地を離れない、生まれた町だから『故郷よ』
あなたのすべてを見届ける。 『愛、アムール』
いつか作りたい映画のために 『はじまりのみち』
〝悪〟とは何かを考え抜く 『ハンナ・アーレント』
青春は恥と後悔と初恋でつくられる『あの頃、君を追いかけた』
生ききれなかった命の悲しみ 『かぐや姫の物語』
赤い屋根の小さな幸せと秘密 『小さいおうち』
よろこびもかなしみも夢になる。 『夢は牛のお医者さん』
先生の授業が楽しみでした 『ローマの教室で 我らの佳き日々』
いのちをかけても行きたい場所 『世界の果ての通学路』
ぼくには伝えたいことがある 『幸せのありか』
すべての瞬間に「大切」が宿る 『6才のボクが、大人になるまで。』
過去をもう一度たたかう 『アゲイン 28年目の甲子園』
言葉にならない子どもの悲しみ 『人の望みの喜びよ』
働く者の苦い希望 『サンドラの週末』
光と影で世界を描きつづける 『セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター』
ドイツの歴史を塗り替えた裁判 『顔のないヒトラーたち』
書くことが、生き直すこと 『ヴィオレット ある作家の肖像』
煩わしくて、かけがえのない家族 『家族はつらいよ』
「わたしであること」の譲れない尊厳 『わたしは、ダニエル・ブレイク』
名もなき戦士たちの見果てぬ夢 『エルネスト』
風強い思春期の孤独と旅立ち 『花咲くころ』
世界を変えようとした青年たちの肖像『マルクス・エンゲルス』
死期を悟り、死を準備する 『ガンジスに還る』
教室にいつか光差す日 『12か月の未来図』
政治に翻弄された青春の挽歌 『芳華 Youth』
官邸とメディアの攻防と闇 『新聞記者』
時代を懸命に生きた両親への花束 『エセルとアーネスト ふたりの物語』

interlude 本からの贈り物

2020-2022
憎悪と対立を笑いで和解へ 『テルアビブ・オン・ファイア』
人生を楽しむに遅すぎることはない『イーディ、83歳 はじめての山登り』
もう誰も殺されない日のために 『海辺の映画館 キネマの玉手箱』
壊される労働と家族のゆくえ 『家族を想うとき』
人生はとても不思議で美しい 『はちどり』
発展するために生まれたのではない『ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ』
先生は未来に触れることができるから『ブータン 山の教室』
老い、喪失する記憶と愛 『ファーザー』
無名の〝英雄〟が救った一二万の命『アウシュヴィッツ・レポート』
時を超える銀幕の虹 『キネマの神様』
抵抗を生きた隣国の人びと 『茲山魚譜 チャサンオボ』
ままならなくて愛おしい家族と人生『ローラとふたりの兄』

おわりに

前書きなど

本書で紹介する「映画」たち
『さよなら、クロ』『八月のクリスマス』『グッバイ、レーニン!』『スクール・オブ・ロック』『父と暮せば』『誰も知らない』『モーターサイクル・ダイアリーズ』『パッチギ!』『ALWAYS 三丁目の夕日』『『県庁の星』『恋するトマト』『フラガール』『秒速五センチメートル』『シッコ』『ONCE ダブリンの街角で』『君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956』『最高の人生の見つけ方』『12人の怒れる男』『スラムドッグ$ミリオネア』『ディア・ドクター』『幸せはシャンソニア劇場から』『沈まぬ太陽』『武士の家計簿』『マイ・バック・ページ』『コクリコ坂から』『ヘルプ 心がつなぐストーリー』『いわさきちひろ 27歳の旅立ち』『桐島、部活やめるってよ』『さなぎ 学校に行きたくない』『ハンナ・アーレント』『あの頃、君を追いかけた』『かぐや姫の物語』『小さいおうち』『世界の果ての通学路』『6才のボクが、大人になるまで。』『アゲイン 28年目の甲子園』『サンドラの週末』『セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター』『家族はつらいよ』『エルネスト』『ガンジスに還る』『新聞記者』『エセルとアーネスト ふたりの物語』『テルアビブ・オン・ファイア』『イーディ、83歳 はじめての山登り』『家族を想うとき』『ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ』『ブータン 山の教室』『アウシュヴィッツ・レポート』『キネマの神様』『茲山魚譜 チャサンオボ』『ローラとふたりの兄』他

著者プロフィール

佐藤 博  (サトウ ヒロシ)  (著/文

1948年生まれ。香川県高松市出身。早稲田大学法学部卒。東京都北区と板橋区で36年中学社会科教師、在職中に東京大学、退職後法政大学・千葉大学・早稲田大学などで16年非常勤講師を務める。教育科学研究会常任委員。
著書(共著):『若い教師の本』『中学教師もつらいよ』(ともに大月書店)、『新採教師はなぜ追いつめられたのか』『新採教師の死が遺したもの』(ともに高文研)『みんな悩んで教師になる!』(かもがわ出版)ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。