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東洋学術研究 第65巻第1号
巻次:第65巻第1号(通巻196号)
- 初版年月日
- 2026年5月25日
- 書店発売日
- 2026年6月3日
- 登録日
- 2026年4月23日
- 最終更新日
- 2026年6月2日
紹介
今号は特集を「文学の力」と題し、作家の宮本輝氏とドイツ文学研究者の田中亮平氏による特別対談を実施した。『錦繍』『三十光年の星たち』『潮音』など宮本氏の小説を題材に多岐にわたるテーマで文学を語り合っている。3本寄せられた論考では特に虚無主義(ニヒリズム)に焦点を当て、文学における芸術と思想の関係を考察した。
また、「イスラームと仏教の対話」をテーマに昨秋に開催した連続公開講演会の抄録や、日本哲学会会長の納富信留氏による「世界哲学」レクチャーの講演録も収録。連載では哲学者ニコライ・ベルジャーエフの思想に関する論文を掲載。その他、コラム、新刊紹介、研究覚え書きを収める。
目次
◎特集 文学の力
特別対談 文学の力――宮本輝の作品における人間への視座――宮本 輝/田中 亮平
文学における芸術と思想――「虚無主義(ニヒリズム)」と表現の可能性をめぐって
レフ・トルストイ作品におけるフォルムと解脱の意味について
~明視性、コントラスト、そして、イヴァン・ブーニンの著作から読み解く試み~――寒河江 光徳
女性文学におけるエッセイと批評の可能性
~三枝和子『恋愛小説の陥穽』ならびに富岡多惠子『表現の風景』をめぐって・高山 京子
ドストエフスキーにおけるニヒリズムの問題――誠実に生きるとはどういうことか――――山崎 達也
◎仏教とイスラームの対話(連続公開講演会より)
イスラーム世界との相互理解の進め方に関する一考察――浅子 清
マレーシアにおけるイスラーム教徒と仏教徒――日本における共生への視座――久志本 裕子
ムスリムと仏教徒の対話の道を探る――鎌田 繁
仏教徒のイスラーム観――インド・タイ・日本――・小布施 祈恵子
◎激動の時代を生きた人と思想④ ニコライ・ベルジャーエフ
ベルジャーエフの宗教的実存主義をめぐって~人格と社会の道徳的根源の探究~――大須賀 史和
◎コラム シルクロード(絲綢之路)⑨
ペルセポリス宮殿――大村 次郷
◎東哲レクチャー
世界哲学への誘い――世界哲学としてのギリシア哲学を例に――納富 信留
◎新刊紹介
『法華文句』の現代語訳を終えて――菅野 博史
◎研究覚え書き
シルクロードの貨幣――吉池 孝一
オニール劇に潜む無意識の深層構造――大野 久美
上記内容は本書刊行時のものです。

