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台湾原住民族の音楽と文化
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2014年1月
- 書店発売日
- 2014年1月20日
- 登録日
- 2014年1月15日
- 最終更新日
- 2014年1月15日
紹介
「歌で書き」、「ペンで歌う」台湾原住民族の深淵なる音楽世界の扉を開く。台湾原住民族の研究は、台湾の民主化により原住民族 自身による報告も増え、ますます活発になっている。 本書は二回の国際シンポジウムでの発表を中心に編ま れた論文集である。特に、原住民族自身による論考や、 多くの愛唱歌を残しながら悲劇の最期を遂げたツォウ 族出身の音楽家・高一生に関する各論考は貴重である。
目次
第一章台湾原住民族の音楽と文化─ペンで歌う\歌で書く─
台湾原住民族の楽舞(歌と踊り)と文化―個人的経験から政策まで―/歌で書く―台湾
原住民の歌謡伝統―
第二章伝承・楽器・楽舞・創作歌舞・創作音楽
台湾原住民族の伝承と歌謡/原住民器楽と楽器―パイワン族楽器を例として―/「原舞者」と台湾原住民族楽舞の復興と発展/台湾原住民族の創作歌舞―台中市青年高級中学のバレエを中心に―/台湾原住民族舞劇「風の中の緋桜」の音楽創作について
第三章文学・歴史小説・花文化・相撲・平埔族
「原」から歌があった―台湾原住民文学\歌謡の対話と文化想像―/「稗官」パタイの歴史小説―書かれた「正史」と語られる「野史」の間に拡がる「無限の想像空間」―/原住民文化の奥深さ―花文化研究からのアプローチ―/台湾原住民族の「土俵」をもつ相撲―伝統文化における本質主義と異種混交性―/パゼッヘ族の移動と現況―天理参考館収蔵台湾古地図調査をもとに―
第四章ウォグ・ヤタウユガナ(高一生)とバリワクス(陸森宝)の音楽と生涯
一枚の写真/白色テロルと高一生/高一生と父、そしてあの沈黙させられた時代─追想のうちに、わたしたちの歴史の命題を考える─/高一生の歌と手紙―土地、民族、愛情―/高一生(矢多一生)の音楽からよみとれるもの/ウオグ・ヤタウユガナ(高一生)の作品のルーツを探って―植民地台湾の音楽教育と先住民音楽の観点を通して―/身教大師バリワクス─その人格、教養と時代─
上記内容は本書刊行時のものです。