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台湾エスニックマイノリティ文学論
発行:草風館
A4判
縦215mm
横153mm
厚さ28mm
重さ 600g
381ページ
上製
定価
3,800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2012年12月
- 書店発売日
- 2013年1月16日
- 登録日
- 2013年3月5日
- 最終更新日
- 2013年3月5日
紹介
台湾原住民文学を多角的に論じた文学評論集。1980年代に生まれた新しい文学「台湾原住民文学」は、旺盛な創作意欲をもつ原住民作家によって、いまや文学の枠を越えて芸術や政治など多方面に影響を与えている。しかし、その創作の源泉である原住民族社会の置かれている状況は厳しく、「黄昏」の時間を生きている。プユマ族出身の哲学者である著者が、台湾原住民文学の歴史と現状、そして将来の展望まで広く論じた気鋭の文学評論集。
目次
第一章 黄昏の民族として
一 子供の頃の印象/二 母の歴史、歴史の母/三 記念はもう一つの出会い/四 歴史を生きる/五 彼らと共に最後の黄昏を歩き終える
第二章 言語、文化そして政治
一 原住民の母語問題に関する若干の検討/二 多元文化と原住民言語政策/三 譲渡を迫られた身体/四 行政空間と族群アイデンティティ/五 隙間のなかの族群構築/六 利用された主体
第三章 文学を防衛線とする
一 原住民の文化・歴史と心の世界の描写/二 原住民文学の苦境/三 言説から書写へ/四 生番から熟漢へ
第四章 山と海の世界
一 山海世界/二 神聖なる回帰/三 「第一自然」を守る/四 ペンでうたう
上記内容は本書刊行時のものです。