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台湾原住民族の現在 山本春樹(編著) - 草風館
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台湾原住民族の現在 (たいわんげんじゅうみんぞくのげんざい)

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発行:草風館
A5判
260ページ
上製
定価 3,800円+税
ISBN
978-4-88323-147-8   COPY
ISBN 13
9784883231478   COPY
ISBN 10h
4-88323-147-X   COPY
ISBN 10
488323147X   COPY
出版者記号
88323   COPY
Cコード
C1039  
1:教養 0:単行本 39:民族・風習
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2005年1月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2015年8月22日
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紹介

法律、教育、民族、歴史、文学、文化人類学、映画、ドキュメンタリー、音楽、文物、コスモロジーなど台湾原住民族を多元的な視野から知りうる一冊!

目次

まえがき 山本春樹
第一部──現在から未来へ──
台湾原住民族の存在と将来 孫大川(堤智子訳)
台湾原住民の歩み──2003年を振り返る 黄智慧
憲法にみる原住民族条項 浦忠勝(胎中千鶴訳)
台湾原住民族の教育問題 パスヤ・ポイツォヌ(山本和行訳)
台湾平埔族のアイデンティティ 施正鋒(森田健嗣訳)
文学から読みとる台湾原住民族の今 山本春樹
原住民族女性作家の誕生―リカラッ・アウーのアイデンティティー― 魚住悦子
第二部──歴史と記憶──
サオ族の族名淵源――台湾十番目の原住民族 □相楊(魚住悦子訳)
なぜ牡丹社民は琉球漂流民を殺害したのか?――牡丹社事件序曲の歴史人類学的素描 紙村徹
物語の終焉――映画と教科書の『サヨンの鐘』 下村作次郎
元高砂義勇隊マヤウ・カッテの戦争の記憶 池田士郎 175
タバロンのアミ族と日本の歌――1995・1997・1998年の調査より 小林公江 
方位観をめぐる空間認識について 吉田裕彦 
天理参考館の台湾原住民コレクション――中山正善と張燿焜のライフヒストリーから 杉野友香
台湾原住民文族誌ドキュメンタリーの今昔 胡台麗(石丸雅邦訳)
参考資料 台湾原住民族文化年表 山海文化雑誌社・林宜妙編(下村作次郎編訳)
あとがき 下村作次郎

版元から一言

台湾原住民族運動の歴史と現状/彼らはいま何を考えているのか

著者プロフィール

山本春樹  (ヤマモトハルキ)  (編著

1946年生まれ。東北大学大学院卒業。現在、天理大学国際文学部教授。専攻:分野宗教学、インドネシア研究。主要な業績「バタックの宗教─その解体と再生─」(共著『宗教現象の地平』所収)「オルターナティブとしてのイスラム」(『宗教研究』第341号)ほか

黄智慧  (コウチエ)  (編著

台湾雲林生まれ。大阪大学大学院人類学博士課程修了。現在、台湾中央研究院民族学研究所助手。専攻:文化人類学、日本研究、沖縄研究。主要な業績『番族慣習調査報告書』編訳(中央研究院民族学研究所)、「台湾先住民の環境観」(法蔵館)「危機にさらされた民族境界線」(『台湾原住民研究』4号)ほか。

パスヤ・ポイツォヌ(浦忠成)  (パスヤ・ポイツォヌ)  (編著

1957年、嘉義県阿里山郷特富野生まれ。中国文化大学博士課程修了。文学博士。現在、台北市立師範学院教授。行政院原住民族委員会副主任委員。著作『台湾原住民的口伝文学』(常民文化)ほか。

下村作次郎  (ソモムラサクジロウ)  (編著

1949年、和歌山県新宮市生まれ。関西大学大学院博士課程修了。文学博士。現在、天理大学国際文化学部教授。専攻:中国現代文学、台湾文学、台湾原住民文学。編集・翻訳に呉錦発編著『悲情の山地』(田畑書店)、『台湾原住民文学選』全4巻(草風館)ほか。

孫大川  (ソンダイセン)  (

1953年、台東県下賓朗生まれ。プユマ族。ベルギールーベン大学碩士。現在、国立東華大学民族発展研究所所長。山海文化雑誌社編集長。著作『久久酒一次』(張老師出版社)ほか。

浦忠勝  (ホチュウショウ)  (

1971年、嘉義県阿里山郷達邦村生まれ。台湾大学法律系卒業。現在、行政院原住民族委員会勤務。主な業績「身分与土地―加拿大第一民族的考察」(『台湾平埔族』前衛出版社)、「原住民昇学優恵公平W」(『原住民教育季刊』)ほか。

施正鋒  (シセイホウ)  (

1958年、台中県霧峰生まれ。オハイオ州立大学博士課程修了。法学博士。現在、淡江大学教授。著作『各国語言政策 多元文化与族郡平等』(前衛出版社)ほか。

魚住悦子  (ウオズミエツコ)  (

1954年、兵庫県相生市生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士前期課程修了。現在、独立行政法人国際交流基金関西国際センター日本語教育専門員。訳書にA相揚著『抗日霧社事件の歴史』『日本人警察官の家族たち』『抗日霧社事件をめぐる人々』(以上、日本機関紙出版センター)『台湾原住民文学選 第二巻 故郷に生きる』(編訳、草風館)ほか。

□相揚  (トウショウヨウ)  (

1951年、南投県埔里生まれ。中台医専医検科卒業。著作『愛在福爾摩莎』ほか。霧社事件三部作は『抗日霧社事件の歴史』『日本人警察官の家族たち』『抗日霧社事件をめぐる人々』(魚住悦子訳、日本機関紙出版センター)として日本で翻訳・出版。

紙村徹  (カミムラトオル)  (

1948年生まれ。南山大学大学院文学研究科文化人類学専攻修士課程単位取得。現在、神戸市看護大学看護学部教員。専攻:文化人類学、オセアニア民族誌を研究。主な業績「パプアニューギニア高地、サカ・エンガ族の系譜伝承の解説」(『民族学研究』52-1)「恒春下蕃首長制の性格─前=日本領有期台湾南部山地のコスモロジーの変貌─」(『南方文化』第24輯)ほか。

池田士郎  (イケダシロウ)  (

1946年生まれ。南山大学大学院博士課程単位取得。現在、天理大学人間学部総合教育研究センター教授。専攻:天理教史、人権思想。主な業績『中山みきと被差別民衆』(明石書店)「アミのシカワサイ」(『南方文化』21輯)ほか。

吉田裕彦  (ヨシダヒリヒコ)  (

1954年生まれ。天理大学外国語学部インドネシア学科卒業。現在、天理大学附属天理参考館。専攻:文化人類学、ラオスの文化生態誌。主な業績「ボルネオ島ガジュ・ダヤック族の生命の樹」(『宗教と考古学』)「方位名称と方位観─西部オーストロネシア語派諸民族の空間認識について─」(『橿原考古学研究所論集』第14)ほか。

杉野友香  (スギノユカ)  (

1974年生まれ。天理大学文学部歴史文化学科考古学専攻卒業。現在、天理大学附属天理参考館学芸員。専攻:文化人類学。参考館では台湾原住民資料の整理・研究を担当。

胡台麗  (コタイレイ)  (

ニューヨーク市立大学文化人類学博士。現在、台湾中央研究院民族学研究所教授。著作は『文化展演与台灣原住民』(聯経出版社、2003年)ほか。民族誌記録フィルムは『蘭嶼観点』(1993年)シカゴ国際映画展銀賞や『愛戀排灣笛』(2000年)ほか多数受賞。

堤智子  (ツツミトモコ)  (

大阪外国語大学大学院修士課程修了。現在、天理大学国際文化学部言語教育研究センター講師。専攻:日本語教育、日本語教育史。主な業績「2・28事件と日本教育」(『天理台湾学会年報』第7号)「台湾における『日本精神』という言葉─その意味と使用状況の変遷─」(『天理大学学報』第189輯)ほか。

胎中千鶴  (タイナカチヅル)  (

1959年、東京都生まれ。立教大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、立教大学、目白大学兼任講師。専攻:台湾史。主な業績「植民地台湾の死体と火葬をめぐる状況」(『史苑』第63巻第2号)、「日本統治期台湾の斎教に関する一視点」(『史苑』第60巻第2号)ほか。

山本和行  (ヤマモトカズユキ)  (

山本和行(やまもと かずゆき)
1977年生まれ。天理大学国際文化学部中国学科卒業。京都大学大学院教育学研究科修士課程在学中。専攻:台湾近代教育史、植民地教育史。

石丸雅邦  (イシマルマサクニ)  (

1973年生まれ。岡山大学大学院法学研究科修了。現在、台湾国立政治大学政治研究所博士班。専攻:比較政治(地域政治)、先住民政治、先住民政策と先住民運動、日本時代の理蕃警察。

森田健嗣  (モリタケンジ)  (

1978年生まれ。天理大学国際文化学部中国学科卒業。一橋大学大学院言語社会研究科修士課程在学中。専攻:戦後台湾の国語運動。

上記内容は本書刊行時のものです。