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映画がなければ生きていけない
2003~2004
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2006年12月
- 書店発売日
- 2006年12月1日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2015年8月22日
紹介
1999年から現在まで続くメールマガジン「日刊デジタルクリエイターズ」に連載中の
人気コラム「映画と夜と音楽と…」単行本化。本書に先だって記念品として作られた500部限定本はたちまち完売するほどファンは多い。その魅力を本書解説の映像作家かわなかのぶひろ氏はこう書いている。〈人生は困難なものだ。だが希望を失うな。諦めるな。そう感じさせてくれる映画を、あくまで僕は支持したい」という「僕」の矜持は、本書のどの頁からも熟成されたウィスキーのような滋味と芳香をともなって漂ってくる。読む側をじんわりと幸せな気分に誘ってくれるのである〉。
あの名場面、あのセリフに人生を重ねる味わい深い文章が胸に響く。
どんなガイド本よりも映画が観たくなる一冊だ。
目次
愛は報われるか
黄昏を生きる
世のため人のため
避けられない生を生き抜くための言葉
心に刺さる死の棘
絶え間ない悲しみ
長く細い脚を包む青いジーンズ
愛は歳の差を超えるか?
灰の底のダイヤモンド
生者のあらん限り
優柔不断の思想を断つ
夢は金で買えるのか?
否(ノン)と言い続ける
いのちぼうにふろう
裏切りの日々
父から子へ伝わるもの
五十年の映画人生
窓拭きたちの見た夢
サマータイムの逆説
言葉では伝わらない想い
人生に必要なすべては映画館で学んだ
ほか
版元から一言
著者が観た映画の本数は半端じゃないが、本書のボリュームも半端じゃない。
A5判の2段組みで約600ページ。コラム数は二冊合わせて約300本。
こんなことになってしまったのにはわけがある。
一つはメルマガ読者からの望む声。もう一つは、読めば読むほどハマるシロモノだからである。解説のかわなか先生も書いていらっしゃるが、まるで〈ウイスキー〉のようなのだ。本書は映画紹介でも映画評論でもない。映画に夢を見、恋愛を学び、人間を考察し、人生を想い、そして映画に現実を救われる。50年の人生を映画とともに生きてきた著者のすべてである。読後には「映画っていいなぁ」と素直な人間になってしまう。「未見の映画がこんなにあるのって幸せ」とも思えてしまう。
年代毎に区切ってはあるが、どこから読んでもかまわない。
ぜひ正月休みにじっくりと読んでもらいたい。
上記内容は本書刊行時のものです。