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基地と財政
沖縄に基地を押しつける「醜い」財政政策
発行:自治体研究社
A5判
縦210mm
横148mm
厚さ11mm
重さ 230g
136ページ
定価
1,600円+税
- 初版年月日
- 2018年7月10日
- 書店発売日
- 2018年7月9日
- 登録日
- 2018年6月29日
- 最終更新日
- 2018年6月29日
書評掲載情報
2023-06-17 |
朝日新聞
朝刊 評者: 熊本博之(明星大学教授・地域社会学) |
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紹介
「日本人は醜い―沖縄に関して、私はこう断言することができる」(大田昌秀『醜い日本人』)。基地問題は「沖縄問題」ではない、日本問題である。それなのに、基地は不条理にも沖縄に押しつけられてきた。そしてまた、普天間飛行場の返還に辺野古新基地が要求されているのだ。日本政府はその同意を得るために、沖縄に対して財政政策を講じてきた。その詳細を分析して、正に「醜い」財政政策の実態を明らかにする。
目次
序章 本書の課題
第1章 米軍基地を維持するための財政負担
はじめに
1 在日米軍基地の特異性
2 不平等条約である日米地位協定による財政負担
3 地位協定すら守られていない
おわりに
第2章 在日米軍基地と沖縄
はじめに
1 「復帰」前の基地形成過程
2 日本支配下での基地確保政策
3 沖縄の基地の特異性
4 辺野古新基地建設にみる沖縄差別の継続
おわりに
第3章 基地の財政「効果」
はじめに
1 伝統的な基地維持財政政策
1)一般財源
2)特定財源
2 原子力発電所立地自治体と比べた「優遇」ぶり
3 軍用地料が地域社会に及ぼす影響
おわりに
第4章 新基地押付のための財政政策
はじめに
1 新たな財政措置
2 別枠予算で基地押しつけ
3 米軍再編交付金の特異性
4 地方自治をないがしろにする再編関連特別補助金
おわりに
第5章 沖縄振興予算について
はじめに
1 辺野古新基地建設と振興予算
2 沖縄振興一括交付金とは
3 ソフト交付金とは
4 沖縄振興体制は必要か
おわりに
終章 基地は自治体財政充実の阻害要因
参考文献
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。