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基地と財政 川瀬光義(著) - 自治体研究社
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基地と財政 (キチトザイセイ) 沖縄に基地を押しつける「醜い」財政政策 (オキナワニキチヲオシツケルミニクイザイセイセイサク)

社会科学
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A5判
縦210mm 横148mm 厚さ11mm
重さ 230g
136ページ
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-88037-682-0   COPY
ISBN 13
9784880376820   COPY
ISBN 10h
4-88037-682-5   COPY
ISBN 10
4880376825   COPY
出版者記号
88037   COPY
Cコード
C0033  
0:一般 0:単行本 33:経済・財政・統計
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2018年7月10日
書店発売日
登録日
2018年6月29日
最終更新日
2018年6月29日
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書評掲載情報

2023-06-17 朝日新聞  朝刊
評者: 熊本博之(明星大学教授・地域社会学)
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紹介

「日本人は醜い―沖縄に関して、私はこう断言することができる」(大田昌秀『醜い日本人』)。基地問題は「沖縄問題」ではない、日本問題である。それなのに、基地は不条理にも沖縄に押しつけられてきた。そしてまた、普天間飛行場の返還に辺野古新基地が要求されているのだ。日本政府はその同意を得るために、沖縄に対して財政政策を講じてきた。その詳細を分析して、正に「醜い」財政政策の実態を明らかにする。

目次

序章 本書の課題

第1章 米軍基地を維持するための財政負担
はじめに
1 在日米軍基地の特異性
2 不平等条約である日米地位協定による財政負担
3 地位協定すら守られていない
おわりに

第2章 在日米軍基地と沖縄
はじめに
1 「復帰」前の基地形成過程
2 日本支配下での基地確保政策 
3 沖縄の基地の特異性
4 辺野古新基地建設にみる沖縄差別の継続
おわりに

第3章 基地の財政「効果」
はじめに
1 伝統的な基地維持財政政策
  1)一般財源
  2)特定財源
2 原子力発電所立地自治体と比べた「優遇」ぶり
3 軍用地料が地域社会に及ぼす影響
おわりに

第4章 新基地押付のための財政政策
はじめに
1 新たな財政措置
2 別枠予算で基地押しつけ
3 米軍再編交付金の特異性
4 地方自治をないがしろにする再編関連特別補助金
おわりに

第5章 沖縄振興予算について
はじめに
1 辺野古新基地建設と振興予算
2 沖縄振興一括交付金とは
3 ソフト交付金とは
4 沖縄振興体制は必要か
おわりに

終章 基地は自治体財政充実の阻害要因

参考文献

あとがき

著者プロフィール

川瀬光義  (カワセ ミツヨシ)  (

京都府立大学公共政策学部教授。1955年大阪市生まれ。
1986年京都大学大学院経済学研究科博士後期課程指導認定、87年同大学大学院経済学研究科退学。その後、埼玉大学等を経て2008年4月より現職。京都大学博士(経済学)。

上記内容は本書刊行時のものです。