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喘息診療実践ガイドライン2026 一般社団法人日本喘息学会喘息診療実践ガイドライン作成委員会(著) - 協和企画
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喘息診療実践ガイドライン2026 (ゼンソクシンリョウジッセンガイドラインニセンニジュウロク) 2026年版

医学
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発行:協和企画
B5判
縦182mm 横257mm 厚さ8mm
重さ 378g
140ページ
定価 2,500 円+税   2,750 円(税込)
ISBN
978-4-87794-246-5   COPY
ISBN 13
9784877942465   COPY
ISBN 10h
4-87794-246-7   COPY
ISBN 10
4877942467   COPY
出版者記号
87794   COPY
Cコード
C3047  
3:専門 0:単行本 47:医学・歯学・薬学
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2026年7月25日
書店発売日
登録日
2026年7月11日
最終更新日
2026年7月25日
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紹介

 近年、喘息をはじめとするアレルギー疾患の診療は、病態解明の進展とともに大きな変革期を迎えています。特に、分子標的治療薬の登場は、従来の一律的な治療戦略から、個々の疾患の病態に応じた精密医療への転換を促すことに結び付いており、患者さんの予後やQOLの向上に大きく寄与してきました。一方で、依然としてコントロール不良例や重症例が存在するだけでなく、高齢化社会の進展や薬物依存症の増加など、臨床現場における課題は多岐にわたっています。
 このような背景のもとで、本書『PGAM2026(Practical Guidelines for Asthma Management 2026)』は、最新の科学的な知見と実臨床の経験を融合し、より実践的かつ柔軟な診療指針を提示することを目的として2024年版から改訂が加えられました。本改訂では、喘息の病態理解におけるタイプ2炎症の重要性を踏まえながら、低タイプ2炎症(非タイプ2炎症)の病態への関与や環境因子の影響にも配慮し、多様な病態に対応が可能な診療体系を意識して構築されました。①生物学的製剤使用のロードマップ、②喘息の疫学・喘息死、③咳嗽と喀痰、④胃食道逆流症(GERD)、声帯機能不全(VCD)/誘発性喉頭閉塞症(ILO)、⑤患者管理に活用可能なアプリ、日本アレルギー協会助成制度の紹介などの項目が新設されており、特にバイオマーカーを活用したフェノタイプ・エンドタイプ分類の整理や生物学的製剤の適正使用に関する記述が拡充されています。また、小児から成人へのトランジション医療や高齢化喘息、さらには、妊娠合併喘息といったライフステージごとの特性にも焦点を当てて、より包括的な視点からの診療指針が提示されています。喘息診療において重要となる吸入指導に関しての詳細は『吸入療法エキスパートのためのガイドブック2023』を参照していただくように構成されています。
 喘息の長期管理においては、多くの抗喘息薬による薬物療法のみならず、患者教育、アドヒアランスの向上、環境整備といった非薬物的な介入の重要性が再認識されています。そこで、本書では、医療者と患者さんが協働して長期管理に取り組むための具体的な方策についても言及し、日常診療における実践性を高める工夫が随所に反映されています。
 近年の医療におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の進展も踏まえて、デジタル技術の活用による遠隔モニタリングや自己管理支援の可能性についても触れられており、今後の診療の在り方を見据えた内容となっています。地域医療連携の強化や医療資源の適正配分にも寄与するものと期待されます。
 本書は、初版2021年版から同じコンセプトで改訂が重ねられていますが、この2026年版においては、喘息を含む呼吸器疾患を専門としていない診療科においても専門医との連携により小児・成人の喘息診療を実践できるガイドラインとして充実が図られています。咳嗽や喀痰、胸苦しさなどの呼吸器症状で苦慮される患者さんへの対応に本書を活用していただけますと幸甚に存じます。

目次

■ 一目でわかる喘息診療の基本的ロードマップ

■ 生物学的製剤使用のためのロードマップ

■ 1 喘息の疫学
1-1 喘息の疫学
1-2 喘息死

■ 2 喘息の病態
2-1 タイプ2 喘息の病態
2-2 低タイプ2 喘息(非タイプ2 喘息)の病態
2-3 急性増悪(発作)時の病態

■ 3 喘息の診断
3-1 問診
3-2 喘息の臨床診断
3-3 慢性咳嗽の鑑別診断、難治性咳嗽
3-4 喀痰と気道粘液栓

■ 4 喘息の検査・評価
4-1 血中好酸球数
4-2 アレルギー検査
4-3 呼気中一酸化窒素濃度(FeNO)
4-4 ピークフロー(PEF)
4-5 気道可逆性・気道過敏性
4-6 喘息コントロールの評価─ ACT
4-7 咳嗽と喀痰
4-8 重症化因子

■ 5 喘息の治療
5-1 喘息患者の治療目標(臨床的寛解)
5-2 喘息の長期管理
1)喘息治療のフロー
2)喘息の重症度
3)喘息治療のステップダウン
4)重症患者への対応
5)生物学的製剤、生物学的製剤の適正使用
6)喘息におけるアレルゲン免疫療法(AIT)
7)漢方薬
5-3 急性増悪(発作)時の管理
1)急性増悪(発作)時の重症度評価
2)重症度別の対応
3)急性増悪(発作)対応時の注意事項

■ 6 合併症
6-1  合併症チェックリスト
6-2  それぞれの合併症のコントロール評価
6-3  COPD
6-4  胃食道逆流症(GERD)
6-5  声帯機能不全(VCD)/誘発性喉頭閉塞症(ILO)

■ 7 特殊タイプ喘息
7-1  アレルギー性気管支肺真菌症(ABPM)
7-2  好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)
7-3  NSAIDs 過敏喘息(N-ERD)
7-4  運動誘発喘息/アスリート喘息
7-5  妊婦の喘息
7-6  高齢者喘息
7-7  思春期喘息・移行期医療
7-8  周術期管理
7-9  喘息とウイルス感染
7-10 職業性喘息

■ 8 吸入療法など
8-1 服薬アドヒアランス
8-2 吸入デバイスの種類と特徴
8-3 吸入指導
8-4 吸入時の舌下げ『ホー吸入』について
8-5 その他の抗喘息薬(長期管理薬)

■ 9 小児の喘息
9-1 小児の喘息の病態、診断
9-2 小児の喘息コントロールの評価─ C-ACT
9-3 小児喘息の治療

■ 10 その他
10-1 喘息患者で使用を注意すべき薬剤
10-2 専門医へ紹介するタイミング
10-3 専門医紹介時のひな型
10-4 地域連携パス
10-5 医療連携が可能な主な病院など
10-6 喘息に関するWeb 情報
10-7 喘息管理に利用が可能なアプリ
10-8 公益財団法人日本アレルギー協会「重症/難治性喘息患者医療費助成」制度について

旧版ISBN
9784877942380

上記内容は本書刊行時のものです。