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「倭国」の誕生
崇神王朝論
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2019年11月26日
- 書店発売日
- 2019年11月26日
- 登録日
- 2019年10月18日
- 最終更新日
- 2019年11月26日
紹介
○3世紀朝鮮半島南端にあった「倭」(『魏志』)はいかに任那、そして倭国へと変容していったのか?
○卑弥呼と並ぶ古代史のスター「辰王」から導く、東アジアと半島の戦乱と収束の「形」
○邪馬台国ともからむ「狗邪韓国」の真実と「倭」が浮き上がる「歴史地図」上のミステリー
○DNA解析などの科学的成果で、弥生・古墳期の渡来状況がここまでわかってきた。人口問題からも驚くべき結果が!
○『日本書紀』による「冴えた」方法がもたらした、崇神王朝から応神天皇(河内王朝)への最大トリック! 第一降臨者・ニギハヤヒを鍵に「皇統譜の秘密」を探る
目次
はじめに ――「古代天皇家」が朝鮮半島由来の渡来勢力であること
プロローグ―― 古代史版〝パラダイムシフト 〟のために
第1章 ヤポネシアは渡来者の幸う国 ――海から来た「倭人」(日本人)
第2章 3世紀の三韓と「辰王伝説」―― 辰王問題の謎を解く
第3章 半島南部にて ――「倭韓」国家成立までの「動乱の3世紀後半」
第4章 邪馬台国の終焉と「日神」の渡来勢力 ――海から来たヤマト王権=「倭国」
終 章 これが天皇家の「秘密」だ!――皇統譜「たったひとつの冴えたやりかた」
エピローグ ―― 崇神王朝の大阪平野開拓と「昆支」の登場
あとがき
前書きなど
本書では謎のヴェールに包まれつづけてきた「古代王権の誕生」、すなわち古代国家としての「倭国」の誕生までをどうにか通時的に見定めるつもりだ。幾つかの古代王権、小さな政体が登場してきて、それらが結ぼれ、交差し、離反する。そんなクロスポイントの時点を押さえるのが眼目だ。本当に「古代天皇家」が朝鮮半島由来の渡来勢力であるとするのなら、どれだけ具体的な成立過程、発展過程が見えてくるのか、本書はその長編探求譚である。
……
古代史には、「暗号」や謎の文書、仕掛けられた文言、ダイイングメッセージだったりも、それこそ豊富に登場してきます。それらを腑分けしながら、人間の気宇壮大な試みや計画、業や欲や大望、そして優しさや愛なんてものにも、折々遭遇することがあります。それ(ドラマ)が古代東アジアの一角で巻き起こされたことだと考えるのも、また楽しいわけです。
上記内容は本書刊行時のものです。