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俯瞰する知 巻3 哲学と宗教をいま一度 原島 博(著) - 工作舎
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俯瞰する知 巻3 哲学と宗教をいま一度 (フカンスルチ カンサン テツガクトシュウキョウヲイマイチド)

全集
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発行:工作舎
A5変型判
284ページ
定価 2,800 円+税   3,080 円(税込)
ISBN
978-4-87502-574-0   COPY
ISBN 13
9784875025740   COPY
ISBN 10h
4-87502-574-2   COPY
ISBN 10
4875025742   COPY
出版者記号
87502   COPY
Cコード
C1300  
1:教養 3:全集・双書 00:総記
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2025年2月
書店発売日
登録日
2024年12月23日
最終更新日
2025年2月4日
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紹介

ソクラテスからサンデルまでの西洋哲学から、老荘思想に代表される中国の諸子百家、インド哲学と仏教の無の思想へ。日本思想の系譜も尋ね歩く。情報工学を専門とする著者が、古今東西の哲学と宗教を俯瞰して、次の時代を拓くヒントを探る。学び直しのための必読書。

目次

はじめに

第1講 人は知をいかに営んできたのか
1 そもそも知の営みとは何か
2 知の営みの歴史をどうまとめるか
3 古代―ゆりかごとしての神話の時代
4 枢軸時代―人類の自我が芽生えた時代
5 中世―世界宗教が指導原理となった時代
6 ルネサンス―人としての自我が覚醒した時代
7 近世―神からの自立を模索した時代
8 近代―産業革命を背景に富を追い求めた時代
9 現代―文明のありかたが問われ、主役交代が起きた時代
10 情報革命は人の知の営みをどう変えるか
11 改めて宗教、哲学、そして科学
12 まとめ―知の営みのこれから

第2講 西洋哲学をソクラテスからサンデルまで垣間見る
1 古代から中世までの哲学―哲学は古代ギリシャで生まれた
2 そして近代の哲学
3 真理とは何か―いかにして認識できるのかを問う哲学
4 私とは何か―いかに生きたらよいかを問う哲学
5 社会とは何か―そのありかたを問う哲学
6 まとめ―哲学の模索は続く

第3講 中国の諸子百家の思想はどう展開されてきたのか
1 諸子百家とは
2 まずは孔子に始まる儒家と法家
3 現実の政治戦略を説いた縦横家と兵家
4 老荘思想として知られる独自の思想を展開したのが道家
5 過激とも思える思想を展開した実践集団としての墨家
6 他にもさまざまな諸子百家があった
7 諸子百家の思想はその後どうなったのか
8 結局、諸子百家とは何だったのか
9 まとめ―いまこそ諸子百家

第4講 無の思想を中心にインド哲学と仏教の世界を垣間見る
1 ひたすら「有」を追求した西洋思想
2 般若心経にみる「無」の世界
3 仏教の歴史[1]―まずはインド仏教(哲学)から
4 仏教の歴史[2]―中国へ、そして日本へ
5 仏教は変わったのか、変わらなかったのか
6 改めて仏教における「無」とは何なのか
7 まとめ―無の思想への個人的な関心

第5講 人はなぜ宗教を信ずるのか―その営みを改めて考える
1 宗教とは人のどのような営みなのか
2 それぞれの宗教を大急ぎで眺めてみよう
3 改めて宗教とは―善と悪はどう扱われたか
4 いまの時代に宗教は
5 まとめ―もう一度宗教の原点に立ち戻ろう

第6講 日本思想の系譜―それはどう展開されたのか
1 日本思想はいかにして形成されたか
2 仏教伝来前の八百万神の時代
3 日本仏教が展開した時代
4 儒学と国学が展開した時代
5 西洋思想の受容と近代化への模索
6 改めて日本思想とは
7 日本思想は何を特徴としているのか
8 まとめ―改めて身近な日本思想

著者プロフィール

原島 博  (ハラシマ ヒロシ)  (

東京大学名誉教授。2009年3月、東京大学を定年退職。2011年6月から原島塾を毎月開催。2024年2月に150回を迎える。 ヒューマンコミュニケーション工学、「人間と人間の間のコミュニケーションを技術の立場からサポートする」ことを専門として、この立場から1995年には「日本顔学会」を設立、「顔学」の構築と体系化に尽力した。
理系と文系さらには科学と文化・芸術を融合した新しい学問体系の構築に関心を持ち、文化庁メディア芸術祭審査委員長・アート部門審査員、グッドデザイン賞(Gマーク)審査員をつとめた。

主な編著書に、『情報と符号の理論』(共著、岩波講座情報科学4 1983)、『人の顔を変えたのは何か』(共著、Kawade夢新書 1996)、『顔学への招待』(岩波科学ライブラリー 1998)、『感性情報学』(監修、工作舎 2004)、『顔の百科事典』(編集委員長、丸善出版 2015)、『信号解析教科書』(コロナ社 2018)、『信号処理教科書』(コロナ社 2018)、『ビジュアル顔の大研究』(監修、丸善出版 2020)など。

上記内容は本書刊行時のものです。