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俯瞰する知 原島博講義録シリーズ 原島 博(著/文) - 工作舎
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俯瞰する知 原島博講義録シリーズ (フカンスルチ ハラシマヒロシコウギロクシリーズ) 巻次:巻1 情報の時代を見わたす (ジョウホウノジダイヲミワタス)

全集
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発行:工作舎
A5変型判
重さ 390g
264ページ
定価 2,600円+税
ISBN
978-4-87502-563-4   COPY
ISBN 13
9784875025634   COPY
ISBN 10h
4-87502-563-7   COPY
ISBN 10
4875025637   COPY
出版者記号
87502   COPY
Cコード
C1300  
1:教養 3:全集・双書 00:総記
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2024年4月
書店発売日
登録日
2024年3月7日
最終更新日
2024年8月1日
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紹介

情報技術の通史を一望し、コンピュータと近代の歴史、さらには人類の文明の変遷を重ね見る「俯瞰知」により情報社会の問題点に向き合い、未来をデザインする方法を探る。知の旅を巡る第1巻。

目次

第1講 情報の時代はいかにして到来したのか
1 まずは情報の時代の前史を大急ぎで
2 電気的な手段を用いた情報メディアの発展
3 80年代半ばに情報メディアが融合した
4 その頃、原島研究室では
5 21世紀になって情報メディアは大きく発展した
6 まとめ―いま面白い時代になりつつある

第2講 コンピュータの過去・現在・未来を10年単位で俯瞰する
1 まずは今回の問題意識から
2 コンピュータの誕生と成長―まずは1980年代前半までの歴史
3 コンピュータのパラダイムシフト―80年代と90年代
4 パラダイムシフトは60年代から準備されていた
5 こうしてコンピュータは環境となった
6 21世紀になって情報文化が花開いた
7 人工知能によって情報技術は新たな時代へ
8 まとめ―コンピュータはまだまだ進化する

第3講 コミュニケーション技術の進化を100年単位で俯瞰する
1 今回の問題意識
2 100年後は予測できるのか
3 19世紀と20世紀を振り返る
4 技術には旬があった
5 なぜ技術の旬があるのか
6 情報革命の時代へ
7 情報革命は歴史にどう位置づけられるのか
8 まとめ―インターネットが世界を変えようとしている

第4講 情報文明を1000年単位で歴史に位置づける
1 500年後の歴史書に記されること
2 21世紀のシミュレーション
3 地球環境問題はなぜ起きたか
4 人類の過去の歴史に学ぶ
5 次は宇宙の時代か
6 情報新大陸の可能性
7 情報新大陸にって近代を乗り越えられるのか
8 時代の応急手当ではなく抜本的な体質改善
9 まとめ―ホップ・ステップ・ジャンプで次の時代

第5講 情報社会は本当に人を幸せにするのか
1 いつからこのような問題意識を持っていたのか
2 便利さを再検証する
3 ネットは匿顔のコミュニケーション社会
4 メディアが生み出す新たな人類
5 便利で魅力的なメディアは何をもたらすか
6 最後に―優しさの再検証

第6講 情報技術の発展と人類の未来を展望する
1 いまの延長としての発展シナリオ
2 人工知能がもたらすかもしれない近未来
3 近代の延長でない第三の未来シナリオ
4 生活者革命をもたらす情報技術
5 まとめ―人間復興によって新しいルネサンスへ

補講 そもそも情報とは何なのか――改めて考える

著者プロフィール

原島 博  (ハラシマ ヒロシ)  (著/文

東京大学名誉教授。2009年3月、東京大学を定年退職。2011年6月から原島塾を毎月開催。2024年2月に150回を迎える。 ヒューマンコミュニケーション工学、「人間と人間の間のコミュニケーションを技術の立場からサポートする」ことを専門として、この立場から1995年には「日本顔学会」を設立、「顔学」の構築と体系化に尽力した。
理系と文系さらには科学と文化・芸術を融合した新しい学問体系の構築に関心を持ち、文化庁メディア芸術祭審査委員長・アート部門審査員、グッドデザイン賞(Gマーク)審査員をつとめた。

主な編著書に、『情報と符号の理論』(共著、岩波講座情報科学4 1983)、『人の顔を変えたのは何か』(共著、Kawade夢新書 1996)、『顔学への招待』(岩波科学ライブラリー 1998)、『感性情報学』(監修、工作舎 2004)、『顔の百科事典』(編集委員長、丸善出版 2015)、『信号解析教科書』(コロナ社 2018)、『信号処理教科書』(コロナ社 2018)、『ビジュアル顔の大研究』(監修、丸善出版 2020)など。

上記内容は本書刊行時のものです。