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批評王 佐々木 敦(著/文) - 工作舎
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批評王 (ヒヒョウオウ) 終わりなき思考のレッスン (オワリナキシコウノレッスン)

文芸
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発行:工作舎
四六判
528ページ
定価 2,700円+税
ISBN
978-4-87502-519-1   COPY
ISBN 13
9784875025191   COPY
ISBN 10h
4-87502-519-X   COPY
ISBN 10
487502519X   COPY
出版者記号
87502   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年8月
書店発売日
登録日
2020年6月25日
最終更新日
2020年7月23日
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紹介

思想、文芸、音楽、映画、コミック、演劇、アート……
多彩な領域に、筆鋒鋭利に切り込んできた、批評家・佐々木敦。
2020年、小説『半睡』を発表し、文学ムック「ことばと」編集長就任と
目覚ましい活躍をする一方、批評家卒業を宣言。
批評活動最後の総まとめとして本書『批評王』を公刊する。
ジャンルを問わず「ただそれだけを読んでも面白い」78編を厳選、
批評スタイル別に編集した画期的なアンソロジー。

目次

序 批評王の遺言

第1章:批評の絶体絶命
 先生、それって何の役に立つんですか?
 リトルピープルよりレワニワを!(村上春樹『1Q84 BOOK1/BOOK2』)
 小松左京のニッポンの思想  他

第2章:批評の丁々発止
 偏見と偏愛の平成Jポップ10選
 発生としての歌(矢野顕子)
 映画の野蛮について(北野武監督『アウトレイジ・ビヨンド』大森立嗣監督『タロウのバカ』他) 他

第3章:批評の虚々実々
 「小説」の「映画」化とは何か?(吉本ばなな「白河夜船」/若木信吾監督『白河夜船』)
 SOS団はもう解散している(涼宮ハルヒ)
 ふたつの時間の交叉点(岡崎京子『リバーズ・エッジ』) 他

第4章:批評の右往左往
 「思考する声」の歌姫(やくしまるえつこ)
 激突と遭遇(スティーヴン・スピルバーグ監督『激突!』『未知との遭遇』)
 善行にかんするエスキス(アントニオ・タブッキ『供述によるとペレイラは……』 ) 他

第5章:批評の荒唐無稽
 「4分33秒」のための約一五時間からの約一万字(ジョン・ケージ)
 「詩人の新(しい)書」(吉増剛造『我が詩的自伝:素手で焔をつかみとれ!』)
 フィクションがヘコヒョンなら、リアルは何か? (カワイオカムラ「コロンボス」) 他

第6章:批評の反射神経(新聞書評より)
 朝井リョウ『桐島、部活やめるってよ』/角田光代『八日目の蟬』/ロベルト・ボラーニョ『売女の人殺し:ポラーニョ・コレクション』/石原慎太郎『やや暴力的に』/千葉雅也『動きすぎてはいけない:ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』他

著者プロフィール

佐々木 敦  (ササキ アツシ)  (著/文

文筆家。1964年、愛知県名古屋市生まれ。ミニシアター勤務を経て、映画・音楽関連媒体への寄稿を開始。1995年、「HEADZ」を立ち上げ、CDリリース、音楽家招聘、コンサート、イベントなどの企画制作、雑誌刊行を手掛ける一方、映画、音楽、文芸、演劇、アート他、諸ジャンルを貫通する批評活動を行う。2001年以降、慶應義塾大学、武蔵野美術大学、東京藝術大学などの非常勤講師を務め、早稲田大学文学学術院客員教授やゲンロン「批評再生塾」主任講師などを歴任。2020年、小説『半睡』を発表。同年、文学ムック『ことばと』編集長に就任。批評関連著作は、『この映画を視ているのは誰か?』(作品社、2019)、『私は小説である』(幻戯書房、2019)、『アートートロジー:「芸術」の同語反復』(フィルムアート社、2019)、『小さな演劇の大きさについて』(Pヴァイン ele-king books、2020)、『これは小説ではない』(新潮社、2020)他多数。

上記内容は本書刊行時のものです。