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越える・超える
発行:大阪大学出版会
四六判
縦188mm
横130mm
厚さ15mm
重さ 300g
250ページ
並製
定価
2,000円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2021年3月31日
- 書店発売日
- 2021年4月10日
- 登録日
- 2021年3月25日
- 最終更新日
- 2022年5月31日
紹介
私たちの日々の暮らしは、思い通りにはならない「儘ならない」出来事とものごとで溢れている。教育哲学、臨床死生学、老年行動学、臨床心理学、ボランティア学、宗教学、人類学・・・儘ならない世界を前にして、我々はどのように折り合いをつけていけばよいのか。人と人あるいは共同体どうしの間の境界を「越えて」協働することで、また、人力や人知を「超えて」いくことで何とか生きていこうとする人間の奥深さや多様性、そして、そうした人間を主題とする人間科学の研究の幅広さを提示する。
目次
はじめに
第1部 どうにも儘ままならない〈自分〉を越える・超える
第1章 超越機能はイメージを介して現れる
第2章 トラウマ・逆境体験を超える治療共同体
第3章 精神と病とつながり
第4章 老いの憂いを超える
第2部 合理化された予測可能な〈いま・ここ〉を越える・超える
第5章 呪術を理解する―文化人類学的アプローチ
第6章 世俗を超える
第7章 声なき被災者の経験を未災者に伝える
第8章 賭ける ―人生の修錬としての賭け
第9章 オンライン座談会「不透明な時代を〈人間〉としてどう生きるか」
「超える」こととしての人間科学―結びにかえて
上記内容は本書刊行時のものです。