版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
戦争戯曲集 三部作 エドワード・ボンド(著) - あっぷる出版社
.
【利用可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

注文電話番号:
注文FAX番号:
注文サイト:

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

取引取次:
ト|ニ|楽天|中|協和|鍬谷   書店
JRC|東官報
直接取引: なし

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

戦争戯曲集 三部作 (センソウギキョクシュウ サンブサク)
原書: the war plays

芸術
このエントリーをはてなブックマークに追加
A5
縦210mm 横148mm 厚さ21mm
重さ 400g
312ページ
並製
価格 2,400円+税
ISBN
978-4-87177-345-4   COPY
ISBN 13
9784871773454   COPY
ISBN 10h
4-87177-345-0   COPY
ISBN 10
4871773450   COPY
出版者記号
87177   COPY
Cコード
C0074  
0:一般 0:単行本 74:演劇・映画
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2018年3月
書店発売日
登録日
2018年2月2日
最終更新日
2018年2月28日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2018-01-13 テアトロ  2018年5月号
2018-01-13 英米文学  79号
MORE
LESS

目次

座・高円寺および劇場創造アカデミーのための詩二篇 エドワード・ボンド
座・高円寺劇場創造アカデミーから 佐藤 信
戦争戯曲集三部作 第1部 赤と黒と無知
戦争戯曲集三部作 第2部 缶詰族
戦争戯曲集三部作 第3部 大いなる平和
エドワード・ボンドとその時代 ダヴィッド・テュアイヨン
訳者あとがき 近藤弘幸

前書きなど

発表以来、今年で三二年の歳月を経たこの戯曲は、文明史的とでも形容したくなるようなターニングポイントに直面して混乱と困難の渦中にあるこの世界を、まるで今朝出来上がって手元に届けられたような新鮮さで、切実に、そして生き生きと描き切っています。それはボンドと彼のテキストの「先見の明」というよりは「普遍性」のあかしであり、劇場、演劇へゆるぎない確信、あるいは根底的な問い返しの軌跡でもあります。
座・高円寺劇場創造アカデミーでの取り組みの集大成として出版されるテキストが、機会を得て、多くの人びとに読みつがれ、かつてのアビニョンの一夜をふたたび呼び覚ますような、劇場、演劇体験のあらたなきっかけとなる日を夢見ています。

著者プロフィール

エドワード・ボンド  (エドワード ボンド)  (

イギリスの劇作家、演出家。
1934年ロンドンに生まれる。労働者階級の子として育ち、貧しい幼少期を送る。工場労務者、ペンキ屋、保険会社の事務員などの様々な職業に就きながら劇作を行い、1962年ロイヤル・コート劇場で上演した『法王の婚礼』(The Pope’s Wedding)により鮮烈なデビューを飾る。その後発表した『救われて』(Saved, 1965)、Early Morning(1968)によって、イギリス演劇界の検閲制度が廃止に至るなど、常に社会構造のゆがみや不合理な暴力を衝撃的に描き、ハロルド・ピンターなどと並んでイギリス演劇を代表する劇作家の一人となる。近年では、劇団ビッグ・ブラムで青少年向けの作品創作を行うなど活動を広げている。

近藤弘幸  (コンドウ ヒロユキ)  (

英文学者。東京学芸大学教育学部教授。著書に、『今を生きるシェイクスピア―アダプテーションと文化理解からの入門』(共著、研究社)、『シェイクスピアと演劇文化―日本シェイクスピア協会創立五〇周年記念論集』(共著、研究社)など。翻訳に、マイケル・ボグダノフ『シェイクスピア ディレクターズ・カット―演出家の斬る劇世界』(研究社)など。ウィリアム・シェイクスピア『リア王の悲劇』(世田谷パブリックシアター)、アラン・エイクボーン『スリッパ、誰の?』(水戸芸術館)、サラ・ケイン『洗い清められ』(鷗座)などの上演台本を手掛けている。

佐藤信  (サトウ マコト)  (解説

劇作家・演出家。1943年生まれ。66年に齋藤憐、串田和美らとともに劇団自由劇場結成。小劇場運動(アングラ)第一世代を代表する演劇人のひとりとして活動を開始する。70年から90年までの20年間、 黒色テント68/71の中心的な劇作家、演出家として、全国120都市におよぶテント劇場による移動上演を継続。個性的な戯曲文体による劇作の他、能楽、糸操り人形芝居、 日本舞踊、現代舞踊、レビュー、オペラなど幅広い分野の演出に携わる。09年からは座・高円寺 芸術監督として、地域に根ざした公共劇場づくりに取り組む。『戦争戯曲集』は、同劇場研修所「劇場創造アカデミー」の修了上演として2011年から8年間上演を続けた。個人劇団鴎座主宰、劇団黒テント演出部、横浜若葉町WHARF代表。

ダヴィッド・テュアイヨン  (ダヴィッド テュアイヨン)  (解説

フランスにおける舞台芸術の研究者、翻訳家、ドラマトゥルク。ドラマトゥルギーと同時代の演出を専門とし、フランスの多くの演出家や劇場のために、アーティスティック・アドヴァイザーとして活動する。エドワード・ボンドの作品に関する仕事を幅広く手がけ、2015年にはボンドとのインタビュー集『Edward Bond, the Playwright Speaks』(英語)が出版されている。

上記内容は本書刊行時のものです。