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育つ・育てる 3 仲間と育ち合う 藤田 浩子(編著) - 一声社
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育つ・育てる 3 仲間と育ち合う (ソダツソダテル3ナカマトソダチアウ)

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発行:一声社
B6変形判
64ページ
定価 800 円+税   880 円(税込)
ISBN
978-4-87077-199-4   COPY
ISBN 13
9784870771994   COPY
ISBN 10h
4-87077-199-3   COPY
ISBN 10
4870771993   COPY
出版者記号
87077   COPY
Cコード
C0037  
0:一般 0:単行本 37:教育
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2007年8月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2014年9月11日
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紹介

1歳半から3歳までの幼児編。テーマ別に編集。

目次

はじめに
冒険の場へ
友だちと一緒の楽しさ
ごめんね
がんばる
子どもには「冷たい目」も必要
自分で
にらみ合い
わがまま同士 できない同士
子ども同士のかかわり
期待され 信頼され
わらべうたで仲間入り
障害のある子も
他人の子育てを見る
ほかの子と較(くら)べる 
コラム 子育てに効率主義は似合いません
預ける
預ける責任
預けることは生活を見直すこと
子どもと別れること 再会すること
密室になりやすい
仲間で子育てを
* 親子で育ち合う「風の子」サークル
Q&A
おわりに
   わらべうたで集団あそび/絵本の世界であそぶ/ことしのぼたん/あーぶくたった/かんたん手作りおもちゃ

前書きなど

 どんなにまじめな子育てをしている親でも、親(大人)には及ばないことがあるのです。それは「お友だち」です。
 「何歳からお友だちが必要でしょう?」「何歳から集団生活に入れればいいのでしょう?」と聞かれると、私は「0歳から」と答えます。そして1週間に1回でも、2時間でも3時間でも預けることをお勧めします。ヒトは生まれたときから「人々」の中で育たないと「人」になれないからです。それも母親のように「保護する立場の人」だけでなく、ちょっと冷たい目で見てくれる人や、対等な立場でかかわってくれる人や、いろいろな種類の人が必要なのです。
 2人でも3人でも集団です。一緒に遊んだり、預け合ったり、話し合ったりできる、子育て仲間を作ることをお勧めします。2人でも3人でも近所の仲良し同士で預け合いをすれば、お互いの子育てを見ることができるし、子どもも子ども同士の対等な関係で遊べるし、たくさんの目で子どもを見守れます。預けることで子どもの新しい面が見えてくるし、子どもも新しいかかわり方を身につけていきます。
 長い子育ての歴史を見ても、赤ちゃんが母親と2人きりの状態で育つというのは、ほんのここ数十年のことです。私に言わせれば、これは異常な状態なのです。母親も社会から切り離され、子どもも切り離された状態では、かかわる力が育ちません。
 「人と上手にかかわることのできる子ども」を育てるには、生まれたときから「人々」の中で育つことが必要なのです。

版元から一言

親がいくら仕付けても言うことを聞かなかった子が、保育園の友達がやることを見てあっという間にできるようになる。親自身が、「人の子と比べる」ことで自分の子どもを見直す。親も子も成長する仲間。親対子どもの育児書がほとんどだが、それでは解決しないことが多い。本書は、異色の育児書であり、評価も高い。

著者プロフィール

藤田 浩子  (フジタ ヒロコ)  (編著

1937年、東京生まれ。戦時中、福島県三春に疎開。隣の畑のおじさんから、語りとして昔話を聞いて育つ。雨が降れば雨の話、みみずがでればみみずの話、子どもが泣けば子どもの話・・・、と時と場合に合わせて自由に語りをするおじさんの影響を大きく受けた。
福島県や東京都西小岩幼稚園などで幼児教育に携わって50年。妹たちに語りをしてから60数年。幼児教育者として、語り手として、全国各地の幼稚園・保育園、小学校、図書館・保健所・公民館、市民ホールなどで活発な講演活動を続けている。
子ども向けおはなし会、若い親御さん向け育児教室、保育士・幼稚園教諭向け実践教室と教育論、図書館司書向け講座、などなど多様な切り口で参加者を満足させ、「名人芸」の呼び声高い。大人気の為、講演会の申し込みが殺到している。講演会での著書の販売は目を見張るものがある。
毎年アメリカに渡り、アメリカの子どもたちにも日本の語りを続けており、その活動が評価され、2003年度International Story Bridge 賞を受賞。

上記内容は本書刊行時のものです。