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ヤマトタケル外伝
空白の四世紀、その時日本が誕生した
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2026年7月1日
- 登録日
- 2026年6月26日
- 最終更新日
- 2026年7月1日
紹介
「日本」が完成していく激動の100年に、一人の英雄がいた!
古代の日本で、出自の異なる人間集団はどのように共生していったのか?
最新のDNA解析が示す「日本人の三重構造」や突然の人口爆発。そして、多大な渡来人の影響を受けながらも揺るがなかった「大和言葉」と「前方後円墳」の謎。ヤマトタケルの「戦わずして服属させる(言向け)」姿から、これからの日本のあり方を問う意欲作!
大昔の先祖が解決してきたことを、現代の我々が解決できないはずがない――。
武力ではなく「言向け」で国を一つにまとめた青年・ヤマトタケルの真実。
神話小説と歴史考察で読み解く、壮大な日本建国のドラマ!
目次
はじめに
外伝Ⅰ ヤマトタケルの誕生
オオタラシヒコの求婚/小碓命の誕生/大和朝廷の成立と世界情勢
外伝Ⅱ ヤマトタケル肥前の国に
肥前松浦の地/鏡山の砦/ヤマトタケル肥前に入る/タケルの言向け/加耶の使者との面談/日本人の成り立ち/ヤマトタケルの肥前の国の行啓
外伝Ⅲ 大和タケルと出雲タケル
播磨の国への帰還/出雲タケルとの出会い/出雲タケルとの戦い/出雲大社の造営
外伝Ⅳ ヤマトタケルの東征
大王のヤマトタケルへの詔/ヤマトタケル陸奥国に/七人の土蜘蛛との戦い/白い狼に導かれたヤマトタケル/大和朝廷の日本統一
外伝Ⅴ 美夜受比売との再会
まとめ―「空白の四世紀」は、日本が誕生した100年だった―
国土/民族/統治者(大王)/文化/日本語
おわりに
参考文献
前書きなど
日本の古代史を若い世代に伝えるのにはどうすればよいかと考えたとき、自分たちが今暮らしている日本という国の始まりについて、いろいろな角度から関心、興味を持ってもらうのが大事であるという結論に至った。それが前作を書いたきっかけでもある。
『ヤマトタケル外伝』は、前作で書かなかったヤマトタケルのエピソードや、当時の世界情勢の中の日本の立ち位置を解説し、一つの国として成熟していく過程のようなものを記述したつもりである。ヤマトタケルのエピソードとしては、あまり取り上げられることの少なかったことなどを記載している。そして、空白の4世紀といわれる時代に、日本でどのようなことが起こったのか、勝手に想像を膨らませて書いてみたが、まだまだこれから解明されることがたくさんあるというのが結論である。
2000年前から渡来人や難民という問題は、全世界の各地でみられていたことであり、極東であるわが国でも逃れることのできない大問題だったと思われる。日本人は、縄文人、弥生人、古墳時代以降の多くの渡来人によりできあがり、それが我々までつながっていることを知っていただきたい。そこで古代の日本で出自の異なった人間集団が相対した時にどのようなことが起こり、どのように解決していったのかを考えるきっかけになってほしいのである。
古代の人たちが経験したことは、今の日本にも突きつけられている問題でもある。大昔の我々の先祖が解決してきたことを、現代の我々も衆知を集めれば解決できるはずである。古代と現代は決して無縁のものではなく、心の底では相通ずるものがあると信じている。(「はじめに」より)
上記内容は本書刊行時のものです。
