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民藝のみかた
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2024年11月
- 書店発売日
- 2024年11月6日
- 登録日
- 2024年7月24日
- 最終更新日
- 2024年11月6日
書評掲載情報
2025-04-18 |
図書新聞
2025年4月26日号 評者: 宮田徹也(名古屋芸術大学非常勤講師) |
2025-03-02 |
日本農業新聞
評者: [あぜ道書店] |
2025-01-25 |
アートコレクターズ
2025年2月号 評者: [BOOK GUIDE] |
2024-12-14 |
朝日新聞
朝刊 評者: 横尾忠則(美術家) |
2024-11-20 |
月刊美術
2024年12月号 評者: [ART BOOKS] |
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紹介
日本に四年滞在した東洋美術史の碩学が、〈民藝〉のすべてを工芸分野ごとに詳説。
民藝の精神から説き起こし、陶器、籠、漆器、玩具、織物、絵画、農家の建物、そして1950年代の民藝運動の隆盛にいたるまで。
日本の民藝の歴史を知るための最良の一冊。図版100点超収録。
附:鞍田崇「解説 いまなぜ民藝か」
本書は、日本の主要な民藝のあらゆる側面、特にその現状を知るための、よき入口を示してくれる。その内容は、民藝とは何かという初歩的な考察から、現在、日本で盛んになっている民藝運動についての説明まで、多岐にわたっている。読みやすく、よくまとまっているので、いつも手近に置いてすぐに参照できるし、図版の豊富さも多くの読者の興味を引くことであろう。著者はすでに東洋の芸術を扱った著作をいくつも発表しており、本書で取りあげるテーマを論じる資質を十分に備えている。――柳宗悦(「序文」より)
目次
序文 柳宗悦
第一章 日本の民藝の精神
民衆的芸術に対する新たな関心/民衆のための芸術/世界の民藝の現状/民藝研究の歴史/美と実用性/日常品の美/実用性と芸術性/庶民の芸術/民藝の精神/今も生活に根ざす民藝
第二章 陶器
日本の民藝陶器/小鹿田(おんた)焼/小石原焼/苗代川焼/龍門司焼/二川焼/白石焼/島根県の窯業/布志名焼/牛ノ戸焼/瀬戸焼/立杭焼/益子焼/東北地方の窯業/楢岡焼/小久慈焼/堤焼/本郷焼
第三章 籠と関連製品
日本の籠製品の位置づけ/九州地方の竹細工/東北地方と各地の品々/手漉きの紙
第四章 漆器、木器、金属器
漆器の歴史と現状/秀衡塗/さまざまな漆器/木器/金属器
第五章 玩具
民藝玩具の産地/民藝玩具の起源/玩具の種類/こけし/三春駒/獅子頭/きじ馬と笹野彫/張り子/だるま/純信とお馬/三春人形/虎と牡牛の張り子/藁馬/流し雛/招き猫/犬宮と三猿/手まり
第六章 織物
民藝織物の現状/民藝織物の素材/織物のデザイン/織りと染め/沖縄の民藝織物/沖縄の紅型(びんがた)/沖縄の絣模様/沖縄の縞と格子模様/丹波布/被衣(かつぎ)とこぎん/絵絣/浴衣
第七章 絵画と彫刻
民藝と芸術の関係性/大津絵の歴史/大津絵の特色/大津絵の題材/絵馬/彫刻と拓本/仏教美術との関わり
第八章 農家の建物
農家の建物の伝統/泰山荘の屋根/泰山荘のデザイン/農家の間取り/岐阜・奈良・長野の農家/濱田庄司邸
第九章 現代の民藝運動
日本民藝協会の歩み/民藝作家の活躍/濱田庄司/河井寛次郎/芹沢銈介/棟方志功
謝辞
解説 いまなぜ民藝か 鞍田崇
訳者あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。