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民藝のみかた ヒューゴー・ムンスターバーグ(著) - 作品社
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民藝のみかた (ミンゲイノミカタ)

芸術
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発行:作品社
A5判
200ページ
定価 2,700 円+税   2,970 円(税込)
ISBN
978-4-86793-052-6   COPY
ISBN 13
9784867930526   COPY
ISBN 10h
4-86793-052-0   COPY
ISBN 10
4867930520   COPY
出版者記号
86793   COPY
Cコード
C0072  
0:一般 0:単行本 72:写真・工芸
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2024年11月
書店発売日
登録日
2024年7月24日
最終更新日
2024年11月6日
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書評掲載情報

2025-04-18 図書新聞  2025年4月26日号
評者: 宮田徹也(名古屋芸術大学非常勤講師)
2025-03-02 日本農業新聞
評者: [あぜ道書店]
2025-01-25 アートコレクターズ  2025年2月号
評者: [BOOK GUIDE]
2024-12-14 朝日新聞  朝刊
評者: 横尾忠則(美術家)
2024-11-20 月刊美術  2024年12月号
評者: [ART BOOKS]
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紹介

日本に四年滞在した東洋美術史の碩学が、〈民藝〉のすべてを工芸分野ごとに詳説。

民藝の精神から説き起こし、陶器、籠、漆器、玩具、織物、絵画、農家の建物、そして1950年代の民藝運動の隆盛にいたるまで。
日本の民藝の歴史を知るための最良の一冊。図版100点超収録。
附:鞍田崇「解説 いまなぜ民藝か」

本書は、日本の主要な民藝のあらゆる側面、特にその現状を知るための、よき入口を示してくれる。その内容は、民藝とは何かという初歩的な考察から、現在、日本で盛んになっている民藝運動についての説明まで、多岐にわたっている。読みやすく、よくまとまっているので、いつも手近に置いてすぐに参照できるし、図版の豊富さも多くの読者の興味を引くことであろう。著者はすでに東洋の芸術を扱った著作をいくつも発表しており、本書で取りあげるテーマを論じる資質を十分に備えている。――柳宗悦(「序文」より)

目次

序文 柳宗悦

第一章 日本の民藝の精神
民衆的芸術に対する新たな関心/民衆のための芸術/世界の民藝の現状/民藝研究の歴史/美と実用性/日常品の美/実用性と芸術性/庶民の芸術/民藝の精神/今も生活に根ざす民藝

第二章 陶器
日本の民藝陶器/小鹿田(おんた)焼/小石原焼/苗代川焼/龍門司焼/二川焼/白石焼/島根県の窯業/布志名焼/牛ノ戸焼/瀬戸焼/立杭焼/益子焼/東北地方の窯業/楢岡焼/小久慈焼/堤焼/本郷焼

第三章 籠と関連製品
日本の籠製品の位置づけ/九州地方の竹細工/東北地方と各地の品々/手漉きの紙

第四章 漆器、木器、金属器
漆器の歴史と現状/秀衡塗/さまざまな漆器/木器/金属器

第五章 玩具
民藝玩具の産地/民藝玩具の起源/玩具の種類/こけし/三春駒/獅子頭/きじ馬と笹野彫/張り子/だるま/純信とお馬/三春人形/虎と牡牛の張り子/藁馬/流し雛/招き猫/犬宮と三猿/手まり

第六章 織物
民藝織物の現状/民藝織物の素材/織物のデザイン/織りと染め/沖縄の民藝織物/沖縄の紅型(びんがた)/沖縄の絣模様/沖縄の縞と格子模様/丹波布/被衣(かつぎ)とこぎん/絵絣/浴衣

第七章 絵画と彫刻
民藝と芸術の関係性/大津絵の歴史/大津絵の特色/大津絵の題材/絵馬/彫刻と拓本/仏教美術との関わり

第八章 農家の建物
農家の建物の伝統/泰山荘の屋根/泰山荘のデザイン/農家の間取り/岐阜・奈良・長野の農家/濱田庄司邸

第九章 現代の民藝運動
日本民藝協会の歩み/民藝作家の活躍/濱田庄司/河井寛次郎/芹沢銈介/棟方志功

謝辞
解説 いまなぜ民藝か 鞍田崇
訳者あとがき

著者プロフィール

ヒューゴー・ムンスターバーグ  (ヒューゴー ムンスターバーグ)  (

(Hugo Münsterberg)
1916-95。東洋美術史家。ベルリンに生まれ、19歳でアメリカに移住。ハーバード大学で東洋美術を専攻し、著名な美術史家ラングドン・ウォーナー教授に学ぶ。ミシガン州立大学やウェルズリー大学で教えたのち、1952年に来日。国際基督教大学で4年にわたり教鞭をとるかたわら、湯浅八郎や柳宗悦との出会いを通して民藝を深く知るようになる。帰国後はニューヨーク州立大学ニュー・バルツ校に美術史科を設立して20年間勤務。日本と中国を中心としたアジア美術などに関する著作が多数ある。

柳 宗悦  (ヤナギ ムネヨシ)  (

(やなぎ・むねよし)
1889-1961。美術評論家、宗教哲学者。学習院高等科在学中に志賀直哉、武者小路実篤らと雑誌「白樺」を創刊。濱田庄司、河井寛次郎、バーナード・リーチ、富本憲吉らと出会い、1925年に民衆的工芸品の美を称揚するため「民藝」の新語を作って民藝運動を本格的に始動させた。『柳宗悦全集』(全22巻、筑摩書房)がある。

田栗 美奈子  (タグリ ミナコ)  (

(たぐり・みなこ)
翻訳家。お茶の水女子大学英文科卒。訳書に、マイケル・オンダ-チェ『名もなき人たちのテーブル』、『戦下の淡き光』、クリスティナ・ベイカ―・クライン『孤児列車』、ジョン・バクスター『ウディ・アレン バイオグラフィー』(以上作品社)、スチュアート・デイヴィッド『ナルダが教えてくれたこと』(アーティストハウス)他多数。

朝倉 圭一  (アサクラ ケイイチ)  (監訳

(あさくら・けいいち)
民藝店「やわい屋」店主、雑誌『民藝』編集委員。著書に、『わからないままの民藝』(作品社)など。

鞍田 崇  (クラタ タカシ)  (解説

(くらた・たかし)
哲学者、明治大学准教授。著書に、『民藝のインティマシー 「いとおしさ」をデザインする』(明治大学出版会)など。

古屋 真弓  (フルヤ マユミ)  (監訳

(ふるや・まゆみ)
日本民藝館学芸員。著書に、『柳宗悦の心と眼 日本民藝館所蔵 朝鮮関連資料をめぐって』(共著、東京藝術大学出版会)など。

上記内容は本書刊行時のものです。