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ブライト・ヤング・ピープルと保守的モダニティ 髙田 英和(編集) - 小鳥遊書房
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ブライト・ヤング・ピープルと保守的モダニティ (ブライトヤングピープルトホシュテキモダニティ) 英国モダニズムの延命 (エイコクモダニズムノエンメイ)

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発行:小鳥遊書房
A5判
256ページ
並製
価格 2,600円+税
ISBN
978-4-86780-005-8   COPY
ISBN 13
9784867800058   COPY
ISBN 10h
4-86780-005-8   COPY
ISBN 10
4867800058   COPY
出版者記号
86780   COPY
Cコード
C0098  
0:一般 0:単行本 98:外国文学、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2022年12月26日
書店発売日
登録日
2022年11月1日
最終更新日
2022年12月28日
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紹介

“Bright Young People”で、リベラリズムを、疑え!

個人主義と資本主義を推し進め、格差と二極化を進めた「モダニティ」(近代性)からの脱却に向けて、大衆化するイギリス文化をモダニズム論で分析せず、1920年代のはじめ、ロンドンに登場した「はしゃぐ若者たち=ブライト・ヤング・ピープル」を問い直し更新する。

目次

はじめに 「ブライト・ヤング・ピープル」の(不)可能性と
(反)リベラリズム(髙田英和)

第1部 ブライト・ヤング・ピープルの文化とモダニティ
第1章 洒落男ダンディーたちの戦間期
    ――ブライト・ヤング・ピープル、
王室とメディア、そしてモダニズム(大道千穂)

第2章 ディアギレフ的でリーヴィス的
    ――シットウェル三姉弟のモダニズム(井川ちとせ)

第3章 「ブライト・ヤング・ピープル」の黄昏と
戦間期以降の英国リベラリズムの文化(髙田英和)

インターメッツォ 
「英文学」と「モダニズム」
 ――オックスフォードと
「英国の、あるいは、英国による」リベラリズム(髙田英和)

第2部 保守的モダニティと拡張するリベラリズムの帝国

第4章 20世紀の世界において保守主義に籠ったリベラルな英国文化?
   ――A・P・ハーバートの「ヒウマーの特性」と
喜歌劇『タンティヴィ荘』(大谷伴子)

第5章 ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』と
記憶/トラウマ論再考の可能性(大田信良)


第6章 “Artists, archaeologists, architects, etc. prefer Shell”
    ――1930年代の英国文化と国際石油資本シェル(菊池かおり)


おわりに 大衆化時代の英国若者文化を、
モダニティ論によって、再解釈したりする?(大田信良)


索引

著者プロフィール

髙田 英和  (タカダ ヒデカズ)  (編集

福島大学教授/近現代イギリス文学・モダニズム/「リベラリズムと帝国主義――少年冒険物語『ピーター・パン』の(不)。可能性」『言語社会』9号(2015年)、「A・A・ミルン、スコティッシュ・モダニズム、菜園派」『ヴァージニア・ウルフ研究』36号(2019年)、「スコットランドと都市計画者の20世紀――Patrick Geddesの植民地なき帝国主義」『アール・デコと英国モダニズム――20世紀文化空間のリ・デザイン』(小鳥遊書房、2021年)他。

大道 千穂  (オオミチ チホ)  (編集

青山学院大学教授/イギリス文学・文化/「おひとりさまのロンドン――『遍歴』にみる働く独身女性表象と現代」『終わらないフェミニズム――「働く」女性たちの言葉と欲望』(研究社、2016年)、「ユダヤ人、ホロコースト、そしてアイリス・マードック――ポスト・ヒットラーの世界における癒しの可能性」『戦争・文学・表象――試される英語圏作家たち』(音羽書房鶴見書店、2015年)、「あるびよん・くらぶ再評価――『あるびよん――英文化綜合誌』から考察する戦後日本の英文学」『ヴァージニア・ウルフ研究』36号(2019年)他。

井川 ちとせ  (イカワ チトセ)  (編集

一橋大学大学院教授/イギリス文学・文化/「抑圧と解放?――ヴィクトリア朝小説に見る生命、財産、友情、結婚」『個人的なことと政治的なこと――ジェンダーとアイデンティティの力学』(彩流社、2017年)、「「ミドルブラウ」ではなく「リアル」――現代英国における文学生産と受容に関する一考察」『英国ミドルブラウ文化研究の挑戦』(中央大学人文科学研究所、2018年)、「情動と「多元呑気主義」――ポストクリティークの時代にD. H. ロレンスを読む」『言語文化』56号(2019年)、「読書会の効用、あるいは本のいろいろな使い道――イングランド中部Tグループの事例(2)」『言語文化』58号(2021年)他。

大田 信良  (オオタ ノブヨシ)  (編集

東京学芸大学教授/イギリス文学・文化/『帝国の文化とリベラル・イングランド――戦間期イギリスのモダニティ』(単著、慶應義塾大学出版会、2010年)、「オクスフォード英文学とF・R・リーヴィスの退場――『グローバル冷戦』におけるポスト帝国日本の『英文学』とロレンス研究」『D.H.ロレンス研究』29号(2019年)、「英国ショップ・オーナーの「居場所」、あるいは、グローバル・シティズンシップという夢――消費の帝国アメリカの勃興?」『メディアと帝国』(小鳥遊書房、2021年)他。

上記内容は本書刊行時のものです。