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聴かずぎらいのための吹奏楽入門
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2023年6月26日
- 書店発売日
- 2023年6月26日
- 登録日
- 2023年5月31日
- 最終更新日
- 2023年6月26日
書評掲載情報
2023-07-08 | 日本経済新聞 朝刊 |
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紹介
聴いて楽しむ名曲の宝庫へようこそ!
その起源、輸入史、日本の作編曲家たち──
吹奏楽の魅力を語り尽くす画期的なガイド誕生!
全国で演奏され親しまれてきた50曲を厳選し、
輸入(海外)編と国産(日本)編に分けて紹介。
ホルスト、リード、兼田敏などの定番曲から、
ティケリ、ジョン・マッキー、挾間美帆の最新作まで、
作曲家の特徴やプロフィール、曲の聴きどころ/吹きどころ、
コンクールでの位置づけなどを徹底的に掘り下げます。
軍楽隊として日本に入ってきた吹奏楽が
部活動として定着するまでの歴史もたどり、
CDガイドとコラム、プレイリスト、索引も充実。
吹奏楽を心から愛してやまない漆畑奈月と
ジャンルをまたいで活躍する音楽ライター小室敬幸が、
楽器を演らない音楽好きにもアピールする
吹奏楽の魅力を熱く、濃く、深く語り下ろす
画期的な吹奏楽ガイドの登場です!
◎本書目次より
INTRODUCTION 吹奏楽という島国からの脱出
第1部 プリクエル(前日譚)としての軍楽隊
1|お雇い外国人とジャパナイズ(日本化)
2|軍楽隊の戦前・戦中・戦後
3|バンド・ディレクターとアメリカナイズ
第2部 輸入曲のコンクール演奏史
1|50年代:演奏を楽しむ音楽への変化
2|60年代:吹奏楽はクラシックなのか?
3|70年代:低いものはより低く、高いものはより高く
4|80年代:激化するコンクールで勝つために
5|90年代:吹奏楽に標題音楽が多い理由
6|2000年代:可能性をどこまで追求できるか?
第3部 日本の作曲家たちの作編曲史
1|「民族派」の系譜と吹奏楽へのつながり
2|藝大アカデミズムと鬼才編曲家
3|管楽器奏者から作編曲家への転身
4|アマチュア作曲家ならではの意義と功罪
5|なぜ、コンクールの花形が日本人作曲家になったのか?
6|現場目線で裾野を広げる作曲家たち
7|「吹奏楽ポップス」が開く新しい風景
POSTSCRIPT 吹奏楽にはどんな未来がひらかれているのか?
[CDガイド][コラム][プレイリスト]
[人名・団体名索引][曲名索引]
◎本書で取り上げている主な曲目
【欧米から輸入された名曲たち】
行進曲《エル・キャピタン》ジョン・フィリップ・スーザ
序曲《イシターの凱旋》ジョゼフ・オリヴァドーティ
軍楽隊のための《第1組曲》グスターヴ・ホルスト
《交響的断章》ヴァーツラフ・ネリベル
《アルメニアン・ダンス パート1》アルフレッド・リード
序曲《インヴィクタ》ジェイムズ・スウェアリンジェン
《プラハのための音楽1968》カレル・フサ
《ダフニスとクロエ》第2組曲 モーリス・ラヴェル
《ドラゴンの年》フィリップ・スパーク
《プスタ》ヤン・ヴァン・デル・ロースト
交響曲第1番《指輪物語》ヨハン・デ・メイ
《海の男たちの歌》ロバート・W・スミス
《ブルー・シェイズ》フランク・ティケリ
交響曲《ワイン・ダーク・シー》ジョン・マッキー
【日本の作編曲家による名曲たち】
吹奏楽のための《木挽歌》小山清茂
《吹奏楽のための神話~天の岩屋戸の物語による》大栗裕
シンフォニックバンドのための《パッサカリア》兼田敏
《深層の祭》三善晃
交響詩《ぐるりよざ》伊藤康英
《四季連禱》長生淳
吹奏楽のための《天使ミカエルの嘆き》藤田玄播
《ラッキードラゴン~第5福竜丸の記憶~》福島弘和
《たなばた》酒井格
ウインドオーケストラのための《マインドスケープ》高昌帥
吹奏楽のための祝典序曲《科戸の鵲巣》中橋愛生
《マードックからの最後の手紙》樽屋雅徳
吹奏楽のための音詩《輝きの海へ》八木澤教司
ウインドオーケストラのための《ソングズ》後藤洋
《波の見える風景》真島俊夫
《The Tigress》挾間美帆
目次
INTRODUCTION 吹奏楽という島国からの脱出
第1部 プリクエル(前日譚)としての軍楽隊
1|お雇い外国人とジャパナイズ(日本化)
そもそも吹奏楽ってどんな音楽?
軍楽隊から始まったヨーロッパ音楽の輸入
国家も軍楽隊から生まれた!
日本化しながら輸入されるレパートリー
2|軍楽隊の戦前・戦中・戦後
音楽を学べる場所としての軍楽隊
戦争と吹奏楽
脱〝国威発揚〟
自衛隊の音楽隊は何をしているのか?
3|バンド・ディレクターとアメリカナイズ
コンクールの再開と変化
アメリカナイズ牽引役としての秋山紀夫
バンド・ディレクター=指揮者じゃないの?
フェネルもリードもバンド・ディレクター?
第2部 輸入曲のコンクール演奏史
1|50年代:演奏を楽しむ音楽への変化
──軍楽隊からアマチュアバンドへ
行進曲《エル・キャピタン》ジョン・フィリップ・スーザ
音楽物語《ガラスの靴》ポール・ヨーダー
序曲《イシターの凱旋》ジョゼフ・オリヴァドーティ
2|60年代:吹奏楽はクラシックなのか?
──クラシックと吹奏楽の作曲家の違い
軍楽隊のための《第1組曲》グスターヴ・ホルスト
《交響的断章》ヴァーツラフ・ネリベル
《交響組曲》クリフトン・ウィリアムズ
《アルメニアン・ダンス パート1》アルフレッド・リード
3|70年代:低いものはより低く、高いものはより高く
──吹奏楽の「グレード」とは?
《朝鮮民謡の主題による変奏曲》ジョン・バーンズ・チャンス
序曲《インヴィクタ》ジェイムズ・スウェアリンジェン
《ディオニソスの祭》フローラン・シュミット
《プラハのための音楽1968》カレル・フサ
4|80年代:激化するコンクールで勝つために
──競技としての吹奏楽に求められた音楽
20世紀前半に活躍した作曲家による管弦楽曲のアレンジ
《フェスティヴァル・ヴァリエーションズ》クロード・トーマス・スミス
《祈りとトッカータ》ジェイムズ・バーンズ
5|90年代:吹奏楽に標題音楽が多い理由
──拡張されるサウンドと世界観
《ドラゴンの年》フィリップ・スパーク
《プスタ》ヤン・ヴァン・デル・ロースト
交響曲第1番《指輪物語》ヨハン・デ・メイ
《海の男たちの歌》ロバート・W・スミス
6|2000年代:可能性をどこまで追求できるか?
──自給率アップ後に輸入される音楽
《プラトンの洞窟からの脱出》スティーヴン・メリロ
《ブルー・シェイズ》フランク・ティケリ
交響曲第2番《キリストの受難》フェレール・フェラン
交響曲《ワイン・ダーク・シー》ジョン・マッキー
第3部 日本の作曲家たちの作編曲史
1|「民族派」の系譜と吹奏楽へのつながり
交響組曲《野人》渡邊浦人
吹奏楽のための《木挽歌》小山清茂
《吹奏楽のための神話~天の岩屋戸の物語による》大栗裕
《雲のコラージュ》櫛田胅之扶
2|藝大アカデミズムと鬼才編曲家
シンフォニックバンドのための《パッサカリア》兼田敏
《交響三章》三善晃/編曲:天野正道
《深層の祭》三善晃
交響詩《ぐるりよざ》伊藤康英
《四季連禱》長生淳
3|管楽器奏者から作編曲家への転身
祈りの曲第1《哀悼歌》川崎優
吹奏楽のための《天使ミカエルの嘆き》藤田玄播
吹奏楽のための舞楽《古都の彩》渡部哲哉
《ラッキードラゴン~第5福竜丸の記憶~》福島弘和
4|アマチュア作曲家ならではの意義と功罪
《クロマティック・プリズム》松尾善雄
行進曲《ラメセスⅡ世》阿部勇一
《吹奏楽の為の序曲》坂田雅弘
5|なぜ、コンクールの花形が日本人作曲家になったのか?
《たなばた》酒井格
ウインドオーケストラのための《マインドスケープ》高昌帥
吹奏楽のための祝典序曲《科戸の鵲巣》中橋愛生
《マードックからの最後の手紙》樽屋雅徳
6|現場目線で裾野を広げる作曲家たち
吹奏楽のための音詩《輝きの海へ》八木澤教司
《風之舞》福田洋介
序曲《サーリセルカの森》高橋宏樹
ウインド・アンサンブルのための《ソングズ》後藤洋
7|「吹奏楽ポップス」が開く新しい風景
シンコペーテッド・マーチ《明日に向かって》岩井直溥
吹奏楽のための交響詩《波の見える風景》真島俊夫
《ファンキー・ヘンズ》星出尚志
《バロック・コンチェルト》三浦秀秋
《The Tigress》挾間美帆
POSTSCRIPT 吹奏楽にはどんな未来がひらかれているのか?
[CDガイド]
①戦前から戦中の吹奏楽(第1部)
②戦後の吹奏楽 外国人作曲家編(第2部)
③戦後の吹奏楽 日本人作曲家編(第3部)
[コラム]
1|世界の軍楽隊の現在
2|「芸術」とは? 「クラシック音楽」とは?──あらためて定義する
3|コンクールでなかなか取り上げられない名曲たち
4|吹奏楽になりそうな吹奏楽以外の作品たち
プレイリストのご案内
人名・団体名索引
曲名索引
上記内容は本書刊行時のものです。