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いびつな「書の美」 林淳(著) - 森話社
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いびつな「書の美」 (イビツナショノビ) 日本の書がたどった二つの近代化 (ニホンノショガタドッタフタツノキンダイカ)

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発行:森話社
A5判
392ページ
定価 4,900 円+税   5,390 円(税込)
ISBN
978-4-86405-182-8   COPY
ISBN 13
9784864051828   COPY
ISBN 10h
4-86405-182-8   COPY
ISBN 10
4864051828   COPY
出版者記号
86405   COPY
Cコード
C1071  
1:教養 0:単行本 71:絵画・彫刻
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2023年12月
書店発売日
登録日
2023年11月30日
最終更新日
2024年11月7日
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紹介

近代書の二大潮流である「革新派」と「伝統派」。
注目を浴び手厚い研究がされる「革新派」の一方で、等閑視されつづける「伝統派」。
このいびつな構造の背景には、近代以降の日本で評価されてきた「書の美」の偏りがある──。
本書では、伝統と革新という、書の持つ両端の芸術性を同時に描き出し、近現代の日本書道史をより広い視野から俯瞰するとともに、見過ごされてきた「伝統派」の実像に迫り、「書の美」の新しい地盤を開拓する。

目次

  序 論

[第一章]「革新派」による書の制作理念
  第一節 「革新派」登場に至るまで
  第二節 「革新派」の発言にみるそれぞれの制作思想
  第三節 井島勉の書道観とその問題点
  第四節 久松真一の禅芸術思想

[第二章]「伝統派」による書の制作理念
  第一節 「伝統派」の思想の整理
  第二節 書道史上における「伝統派」の位置づけ
  第三節 「伝統派」の背景にある思想
  第四節 西脇呉石の芸術書観

[第三章]書の評価
  第一節 書の評価と分類
  第二節 書を評価する語としての「韻」と「個性」  
  第三節 実際の作品評価

  結 論

著者プロフィール

林淳  (ハヤシジュン)  (

1979年 岐阜県瑞浪市生まれ
2003年 京都大学文学部西南アジア史学専修卒業
2022年 広島大学大学院総合科学研究科博士課程後期修了
博士(学術)。専門は近代を中心とする書の芸術学。
国立民族学博物館及び京都国立博物館事務官、続いて勝山城博物館及びあわら市郷土歴史資料館学芸員を経て、2023年より公益財団法人京都文化財団に奉職。
著書に『近世近代の著名書家による石碑集成』『天爵大神福井をゆく』(以上、勝山城博物館)など。京都芸術大学非常勤講師。

上記内容は本書刊行時のものです。