書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
在庫ステータス
取引情報
幸せのマニフェスト
消費社会から関係の豊かな社会へ
原書: Manifesto per la felicita
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2018年7月
- 書店発売日
- 2018年8月1日
- 登録日
- 2018年6月14日
- 最終更新日
- 2018年8月8日
紹介
誰もが幸せになりたい。だが、多くの人たちが幸せとは感じていない。その根本的な原因は関係性の質の悪化である。そして、最も模倣してはならないのが米国だ。先行研究によれば、消費主義に大きな価値を置く人は、そうでない人と比べて幸福度は低く、不安や苛立ちの諸症状やうつ病の高いリスクを抱えている。さらに彼らはテレビを長時間視聴し、アルコールや薬の摂取量も多く、健康状態も悪い。多くのデータ、多方面にわたる知識・文献・考察から、現代社会の不幸せの原因を探り、解決の方向性を示す。イタリアで出版後、ヨーロッパ各国語に翻訳されて好評を博している。
目次
日本語版への序文
序章 幸福の逆説
第Ⅰ部 短いマニフェスト
第1章 現代社会の病理
第2章 病の原因――価値観の変化
第3章 病の治療法――関係を豊かにする政策
第Ⅱ部 米国――模倣すべきではない事例
第1章 米国人がいつも不幸せで、常に長く働かなければならないのはなぜか?
第2章 関係性の悪化が経済成長を生む
第Ⅲ部 関係の質は何に依存するのか?
第1章 市場、価値、関係性
第2章 欲望の製造――マスメディア
第3章 人間は商品を買うために生まれたのか?
第4章 人間は働くために生まれてきたのだろうか?
第5章 我々はどのような生き物なのだろうか?
第Ⅳ部 幸せのための政策
第1章 都市生活――関係性の豊かな都市をつくる
第2章 子どものための政策
第3章 広告に対する政策
第4章 民主主義を変える
第5章 働き方をどう変えるか
第6章 健康のための政策
第7章 関係性を豊かにする政策への反論
第Ⅴ部 2008年の金融危機
第1章 驚くべき米国の消費者の誕生
第2章 防御的資本主義の内部爆発
第Ⅵ部 関係の豊かな社会は可能だ
第1章 可能な現実の提案
第2章 20世紀は終わった
上記内容は本書刊行時のものです。