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有職の文様
発行:光村推古書院
4-6変
縦163mm
横121mm
320ページ
価格
2,000円+税
- 書店発売日
- 2016年1月15日
- 登録日
- 2015年9月18日
- 最終更新日
- 2016年5月20日
紹介
推古天皇の時代より、身分を色で表してきた日本。のちに、文様によっても区別するようになりました。このような状況下で生まれたのが「有職の文様」。宮中や公家の官職や儀式、装束や調度を指して「有職」といい、それらに特別に用いられた文様をいいます。その起源は大陸や平安時代以前にまで遡ることができ、時代によって変化し、生活に溶け込んでいったこれらの文様を見ることで、かつての日本人の感性の一端に触れることができます。
本書では、動物文や立涌文、唐草文といった「有職の文様」を、織り込まれた生地や描かれた調度品の写真とともに解説しています。同じ文様でも、色と文様の組み合わせによって、その華やかさや気品が少し異なって見えてくるなど、とても奥深い世界です。
また、「有職の文様」を見る上で必要となる装束の種類や織り方による生地の分類、有職故実などの知識も、写真やイラストを交えて解説しています。
海外の方にも「有職の文様」を紹介できるよう、巻末には英文要約と仏文要約を付けました。
「有職の文様」がどのように用いられたか。その世界を理解することで、今に伝わる日本古来の精神を感じることができます。
上記内容は本書刊行時のものです。