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節義のために
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2012年10月
- 書店発売日
- 2012年10月1日
- 登録日
- 2012年10月10日
- 最終更新日
- 2012年10月31日
目次
本書への覚書
Ⅰ フィールドワーク
阿呆組(一)、(二)、(三)、(四)
節義のために
運命の人
青春グローバリズム
ロシアとソ連
傷の変容
遠いリング
この一枚
二つの青春
名スカウト
分水嶺
時代の律義さ
画家の泉
言葉の力
庄内弁
英国的
悲嘆の底で
北海道の冬
私の<アメリカ>
静謐と祈りと
残り一冊
Ⅱ 時評まがいの
壊し屋世代
晩年の冒険
志あってのジャーナリズム
調査報道
「現代」の休刊を憂う
硬派放送へのエール
ワイドショー時代
ネット社会の陥穽
放浪に価値あり
ワーク・シェアリング
「人」ありて都市あり
「夕張破綻」に思う
「地方」に生きる
移植医療に「社会的合意」は必要か
十六年目の大震災
成熟時代の価値観
Ⅲ 人々の足音
スタインウェイを偏愛す 磻田耕治
建築は世を変えぬが…… 安藤忠雄
海へのいざない 堀江謙一
国際人を生んだもの 柴垣復生
文武両道 宿沢広朗
名門校から最下位校へ 村井保雄
波のごとくに 高石ともや
湿気なき文体 海老沢泰久
心のカッティング 時実新子
脇役ひと筋 小田切みき
情熱それ自体 吉村昭
ワンシーンで アリダ・ヴァリ
透明な時間帯 松野頼三
良きアメリカ ディヴィッド・ハルバースタム
乾いた叙情性 藤原伊織
癒しの大家 河合隼雄
エヴェレストではなく エドモンド・ヒラリー
最後の新聞記者 本田靖春
リベラリズム 鶴見俊輔
Ⅳ スタジアムから
青春が在った街
郷愁的タイガース論
スポーツ中継今昔
クール・ヒーローの時代
祭りが終わって
オールド・トラッフォードの伝説
バッテリーの絆
砂の記憶
褐色の弾丸
夏の甲子園
最後の相撲取り
お腹一杯
父は超えられず
Ⅴ 作家たち
司馬遼太郎 (一)『坂の上の雲』解題
(二)私の好きな司馬作品
藤沢周平 (一)故郷・鶴岡
(二)寄り添う女たち
(三)『麦屋町昼下がり』
(四)『喜多川歌麿女草紙』
横山秀夫 文学的ミステリー
高樹のぶ子 滅びと抵抗
北方謙三 規範と矜恃
立石泰則 諸行無常の響き
柳原和子 (一)私を生きる
(二)往復書簡
(三)追悼
Ⅵ 本を評す
小説“最古参本” 『挑戦』
新書“最古参本” 『ゴリラとピグミーの森』
読書黄金時代 『少年ケニア』
自身の<位置>に立つ 『望郷と海』
父の風景 『無名』
戦後思想の演出者 『1960』
観戦と思索の旅 『冠』 『杯』
二つの時間の融合 『「人生の答」の出し方』
青春の仕事 『マイノリティーの拳』
寒心の至り 『山本五十六』
新世代の戦史 『8月15日の特攻隊員』
史実と向き合う 『「靖国」という悩み』
永遠の漂流 『自壊する帝国』
深みある私小説 『老醜の記』
沈黙の中の蓄積『磁力と重力の発見』
現代の断層 『ワーキング・プア』
自分探しの旅路 『ぼくはアメリカを学んだ』
返り血を浴びて 『冷血』
もうひとつの<物語> 『一瞬の夏』など
密なる“母子”の物語 『ピンポンさん』
父からの評伝 『いのち五分五分』
生命体を生きる 『サバイバル登山家』
言葉きらめく 『明日もまた生きていこう』
適応すること 『超一流じゃなくても「成功」できる』
育てる人 『悲運の闘将 西本幸雄』
球団と都市の盛衰史 『南海ホークスがあったころ』
ホン書き職人 『映画はやくざなり』
不易なるもの 『ぼくは写真家になる!』
絶対色の抽出 『朱殷』
刻まれるべき風景 『戦後ニッポン』
カメラマンの叙情性 『虎山へ』
パパラッチたち 『おうワイや!』
不動の価値 『豆腐道』
究極の読書 『鬼平犯科帳』
Ⅶ プロムナード
私の<スペイン>
lifeは単純なものだ
店仕舞いもよし
ワカランでよし
講義困惑お疲れ記
新任学長困惑記
卒業にあたっての式辞
ケンカ上手
言葉の味
「歴史」というも
丸い置時計
決定盤
類語辞典
アナログの日
道頓堀を行く
アーリータイムズ
流砂のごとく
前書きなど
人への旅 時代への旅 言葉への旅
『秋の季節に』以来10年。
この間、各紙誌に発表した短文やエッセイを著者自らが選んで収録した、最新エッセイ集。
版元から一言
ノンフィクション作家、後藤正治の自選エッセイ集。本物を追求し続ける著者の類まれなる、やわらかで鋭い感性だけでなく、時代の息吹きや、先達の足音を感じる事ができる一冊です。
上記内容は本書刊行時のものです。