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つくらない彫刻家
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2012年10月
- 書店発売日
- 2012年10月22日
- 登録日
- 2012年9月19日
- 最終更新日
- 2012年10月29日
紹介
聞いたことありますか、ミミズの戯言(たわごと)を。
見たことありますか、腐ったキンタマを。
覗いてみませんか、芸術の深淵を。
名誉やお金のための仕事は拒否。
出来なければ何年も創らない。
器用に振る舞われず。
だれの機嫌も伺わない。
ただ、まっすぐ芸術と向かい合って生きてきた。
それが異能の彫刻家・福岡道雄。
これは、研ぎ澄まされた感性で芸術や福岡自らの生きざまを綴った秀逸のエッセイ集。
『何もすることがない』(1990年小社刊)以来22年ぶりのエッセイ集。
目次
第1章 ミミズの戯言
四十五歳で
仕事の合間に
飛ばねばよかった
もういいじゃないですか
飛ぶ蚯蚓
腐ったきんたま
つくらない彫刻家
第2章 つぶになった
石を叩く
認知症検査
柿の木
学芸員
首の彫刻
波の彫刻
美術家
つくる
対の作品
あの人はどうしているのでしょう
大阪市立美術研究所へ行く道
短文
タケノコケーキ
彫刻家返上
新しいこと
素描
きんたま
まめつぶ
つぶ
第3章 静かな仕事場
つくらない彫刻家―想像力の回帰を自覚
ドローイング
穴の開いたジーンズ
前衛という言葉
僕たちは本当に怯えなくてもいいのでしょうか
案内状
優しい作家たち
モニュメント
再制作
仕事場の辺り
彫刻家になりたかった頃
もう一度「現代美術」
どこまで修復するか
草むしり
デスマスク「死面」
迷える作家たち
彫刻の引っ越し
作品は水物
つくるということ
檄!
黄土の匂い―「現代美術」に違和感
修業時代
地方の作家
韮の花
無気力
怪しい奴
みっつの個展
最初の個展
ため息
優先順位
制作ノート
地道な仕事
絶交
彫刻の大きさ
保田龍門
モヤモヤしたもの
真夜中のひらめき
床の間
肝臓はなめたら怖いですよ
いらぬ知識
ある日に
大工道具
船井裕を悼む
なくなる画廊
自虐的なしりとり
泣き虫
今一度想像力とは
バカ凝り
現代美術倦怠症それでもみるか
献体
死にたくなる
いまいましい記憶
ぼーっと『北回帰線』
まだ、つくっているの?
彫刻の展示法
美術の動向を暗示
駄目じゃないの
机の上にコロコロ
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。