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迫害された宗教的マイノリティの歴史 濱田 信夫(著) - 芙蓉書房出版
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迫害された宗教的マイノリティの歴史 (ハクガイサレタシュウキョウテキマイノリティノレキシ) 隠れユダヤ教徒と隠れキリシタン (カクレユダヤキョウトトカクレキリシタン)

歴史・地理
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四六判
254ページ
並製
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-8295-0851-0   COPY
ISBN 13
9784829508510   COPY
ISBN 10h
4-8295-0851-5   COPY
ISBN 10
4829508515   COPY
出版者記号
8295   COPY
Cコード
C3021  
3:専門 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2022年12月
書店発売日
登録日
2022年11月4日
最終更新日
2022年12月19日
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紹介

隠れユダヤ教徒「マラーノ」と日本の隠れキリシタン
東西二つの「隠れ」信徒集団の発生とその後の歴史をトレースし
固有性(異質性)と共通性(同質性)までを明らかにする


✺隠れユダヤ教徒は キリスト教国家やカトリック教会の政治的・宗教的権 力の迫害により、強制改宗、殉教・虐殺、海外への拡 散という複雑かつ多様な人生を歩んだ
✺日本の隠れキリシタンは 武家統一政権に迫害され、殉教・潜伏、そして強制改 宗下で仏教を信仰していると見せかけるため偽装棄教 を余儀なくされた

目次
序 章 なぜ、東西二つの「隠れ」信徒集団なのか 
 一 偽装された信仰
 二 「隠れ」信徒集団の宗教史

■第1部 反ユダヤ主義と隠れユダヤ教徒
    ―「マラーノ」の発生から四散に至る変容過程―
第1章 反ユダヤ主義の構図
 一 「キリスト殺し」の烙印を押されたユダヤ人
 二 反ユダヤ主義の系譜
 三 反ユダヤ主義の暴発
 四 繰り返される反ユダヤ・プロパガンダ
第2章 隠れユダヤ教徒「マラーノ」の発生
 一 排除の世紀 ―改宗・異端審問・追放令―
 二 「迫害と抑圧の年」となった一三九一年 ―マラーノ発生の第一段階―
第3章 異端審問の開設とユダヤ教徒追放令
一 スペイン異端審問所の始まり
二 ユダヤ教徒追放令(一四九二年) ―マラーノ発生の第二段階―
三 ポルトガル・マラーノの誕生(一四九七年)―マラーノ発生の第三段階―
第4章 自由の国を求めて ―マラーノの拡散―
一 スペイン追放後のユダヤ人
二 企業家・マラーノ
三 宗教改革、反宗教改革とマラーノ
四 その後のマラーノ ―近代国民国家におけるユダヤ人解放―
■第2部 隠れキリシタンの系譜
    ―「宣教時代」から「迫害・潜伏時代」への変容過程―
第5章 日本における宣教と禁教・潜伏
一 日本キリシタン史のダイナミズム
二 日本宣教前史 
第6章 布教・発展から規制へ
一 開教・発展期
二 黙認・規制期
三 天草における地域的展開のケース ―開教・発展期~黙認・規制期 ―
第7章 徳川政権と反キリシタン政策
一 禁教・弾圧期
二 島原天草一揆と鎖国令
三 天草における地域的展開のケース ―禁教・弾圧期―
第8章 「隠れ」から「崩れ」へ
一 潜伏・崩れ期
 二 「崩れ」=隠れキリシタンの露呈
 三 天草における地域的展開のケース ―潜伏・崩れ期―
■第3部 二つの「隠れ」信徒集団の固有性と共通性
    ―隠れユダヤ教徒、隠れキリシタンの比較を通して―
第9章 マイノリティ性と「隠れ」(クリプト)の構造
 一 社会階層・地位、宗教的マイノリティ
 二 地下的・非合法的な信仰生活
 三 シンクレティズム(宗教混淆)
第10章 「隠れ」信徒集団をめぐる政治と宗教
 一 統一国家の形成と宗教政策
 二 宗教と暴力 ―破壊と秩序―

あとがき
主要参考文献
関係年表

目次

序 章 なぜ、東西二つの「隠れ」信徒集団なのか 
 一 偽装された信仰
 二 「隠れ」信徒集団の宗教史

■第1部 反ユダヤ主義と隠れユダヤ教徒
    ―「マラーノ」の発生から四散に至る変容過程―
第1章 反ユダヤ主義の構図
 一 「キリスト殺し」の烙印を押されたユダヤ人
 二 反ユダヤ主義の系譜
 三 反ユダヤ主義の暴発
 四 繰り返される反ユダヤ・プロパガンダ
第2章 隠れユダヤ教徒「マラーノ」の発生
 一 排除の世紀 ―改宗・異端審問・追放令―
 二 「迫害と抑圧の年」となった一三九一年 ―マラーノ発生の第一段階―
第3章 異端審問の開設とユダヤ教徒追放令
一 スペイン異端審問所の始まり
二 ユダヤ教徒追放令(一四九二年) ―マラーノ発生の第二段階―
三 ポルトガル・マラーノの誕生(一四九七年)―マラーノ発生の第三段階―
第4章 自由の国を求めて ―マラーノの拡散―
一 スペイン追放後のユダヤ人
二 企業家・マラーノ
三 宗教改革、反宗教改革とマラーノ
四 その後のマラーノ ―近代国民国家におけるユダヤ人解放―
■第2部 隠れキリシタンの系譜
    ―「宣教時代」から「迫害・潜伏時代」への変容過程―
第5章 日本における宣教と禁教・潜伏
一 日本キリシタン史のダイナミズム
二 日本宣教前史 
第6章 布教・発展から規制へ
一 開教・発展期
二 黙認・規制期
三 天草における地域的展開のケース ―開教・発展期~黙認・規制期 ―
第7章 徳川政権と反キリシタン政策
一 禁教・弾圧期
二 島原天草一揆と鎖国令
三 天草における地域的展開のケース ―禁教・弾圧期―
第8章 「隠れ」から「崩れ」へ
一 潜伏・崩れ期
 二 「崩れ」=隠れキリシタンの露呈
 三 天草における地域的展開のケース ―潜伏・崩れ期―
■第3部 二つの「隠れ」信徒集団の固有性と共通性
    ―隠れユダヤ教徒、隠れキリシタンの比較を通して―
第9章 マイノリティ性と「隠れ」(クリプト)の構造
 一 社会階層・地位、宗教的マイノリティ
 二 地下的・非合法的な信仰生活
 三 シンクレティズム(宗教混淆)
第10章 「隠れ」信徒集団をめぐる政治と宗教
 一 統一国家の形成と宗教政策
 二 宗教と暴力 ―破壊と秩序―

あとがき
主要参考文献
関係年表

著者プロフィール

濱田 信夫  (ハマダ ノブオ)  (

長崎県生まれ。大阪府立北野高校、神戸大学経営学部を経て、1970年川崎製鉄㈱入社。2004年法政大学大学院社会科学研究科博士後期課程修了。博士(経営学)。同年九州ルーテル学院大学人文学部教授。現在同大学名誉教授。
主要著書:『ケース・スタディー 日本の企業家史』(分担執筆、文眞堂、2002年)、『ケース・スタディー 戦後日本の企業家活動』(分担執筆、文眞堂、2004年)、『革新の企業家史―戦後鉄鋼業の復興と西山弥太郎』(単著、白桃書房、2005年)、『ケース・スタディー 日本の企業家群像』(分担執筆、文眞堂、2008年)、『企業家に学ぶ日本経営史』(分担執筆、有斐閣、2011年)、『ケースブック 日本の企業家』(分担執筆、有斐閣、2013年)、『企業家活動からみた日本の物づくり経営史』(分担執筆、文眞堂、2014年)、『評伝西山弥太郎―天皇と呼ばれた男』(単著、文眞堂、2020年)

上記内容は本書刊行時のものです。