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終身現役で生き抜くための条件
コロナ・ウクライナ後の心構えと行動
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年11月19日
- 書店発売日
- 2022年11月19日
- 登録日
- 2022年9月22日
- 最終更新日
- 2022年11月8日
書評掲載情報
2022-12-07 |
夕刊フジ
評者: 夕刊フジ編集部 |
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紹介
コロナ禍、ウクライナ戦争など、世界はまったく新しい歴史の段階に入った。
その中、私たちは何をどう考え、どう行動すればいいのか。
日本初のモチベーショナル・スピーカーの著者が、その「解」を平易に明らかにする。
目次
序 章 いま、日本はどういう状況にあるのか
第一章 なぜ日本は弱い国になったのか
一 人間力低下が招いた低迷
二 人は習慣により創られる
三 「才」より「徳」
四 正しい生き方
五 一身にして二生
第二章 人生100年の生き方とは
一 人生計画は100年分
二 人生の勝負は60歳から
三 得手を磨く時代
四 「引き」は顧客創造の要
五 事業主精神を培う
第三章 定年後は事業主に
一 定年退職者が国を救う
二 起業の準備
三 島根県の意欲的な挑戦 半農半X
四 ネットビジネスが本格稼働
五 生き物の基本はセルフヘルプ
第四章 強烈な念いを抱く~終身現役のための第一条件
一 念いとは
二 心構えは能力
三 積小為大
四 少欲知足
五 朝の祈りの奇跡
第五章 健康を保つ~終身現役のための第二条件
一 生き甲斐
二 道徳性
三 楽観主義
四 早寝早起き・ウォーキング
五 節食主義
第六章 得手を磨く~終身現役のための第三条件
一 所属価値から存在価値へ
二 得手の磨き方
三 得手磨きにかける時間
四 得手が分からないとき
五 得手がなければ「勤勉力」
第七章 自分市場をつくる~終身現役のための第四条件
一 顧客創造
二 引きの力
三 4つの私の実践
四 今こそ商人道
五 武士道と商人道
第八章 成功の根源は家庭にあり
一 家庭は良き習慣を身につける教室
二 尊徳に学ぶ家庭の基本的行動規範
三 伴侶選びの視点
四 事業主は家庭を大切にする
五 一国の総合力は家庭の挑戦力の有無
前書きなど
コロナ禍やウクライナ戦争の後に、大きな変革が起きるのではないかという予感を、多くの日本人は何となく抱いていますが、実際にそうなりつつあります。我が国では終身雇用・年功序列賃金制度をベースとしたいわゆる日本的経営が普及していったのですが、その日本的経営が、今、コロナ禍をきっかけに大きく変わろうとしています。
企業では政府の要請によって定年を70歳まで延長する方向で努力がなされている一方で、同時並行して中高年社員のリストラが盛んに行われています。「不景気.com」のサイトでは、リストラ企業の一覧を見ることができます。そこに、コロナ禍に見舞われて以後、リストラがあらゆる業界で進められている実態を垣間見ることができます。
リストラが自分の身にも迫っていると感じるサラリーマンは、ではどうすべきかと真剣に考え始めます。そのことがすでに自らが生き方革命を始めていることを意味しています。定年まで会社に世話になろうとのんびり構えていたのに、そうできなくなると知れば、誰だって次なる生き方を模索するのは当然というものです。
コロナ禍とウクライナ戦争の情報に気を取られている間に、日本では大きな出来事が2つ起きていたことを多くの人は見逃していました。人口減少と100歳以上人口の増加は、私たちの老後生活が今後大きく変わっていくことを警告しています。これからの私たちは、70歳前後まで働いたら後は余生を送るという、従来の生き方ではなく、「死ぬまで働く」という終身現役の生き方に変えていかなければならなくなるということです。まさしく生き方革命が迫っているのです。
本書では、生き方革命を地で行った私の経験を、これまでの拙著を紐解きながら紹介していきます。そのことによって、コロナ禍・ウクライナ戦争後の激変する時代を前にして、生き方革命を迫られている皆様に、少しでもお役に立ちたいと考えています。
もしあなたが何の資格も持たず、勤め先でリストラされるかもしれないという不安を抱いておられるとしても、決してそのことを怖れることはありません。
あなたが、どんな仕事でも勤勉に徹して頑張る勇気と実行力と覚悟を持っていれば、世間は必ずあなたを迎え入れてくれます。そのことを信じることが第一です。
私も独立直後は、貯えを取り崩しながら心細い思いで毎日を過ごしました。そんな気持ちを鼓舞するために、森先生の言葉を口にしながら、どんな仕事も全力投球で立ち向かい、お客様の都合を最優先する気持ちを忘れずに働きました。その行為を重ねているうちに、いつの間にか皆様が手を差しのべてくださるようになっていったのです。
よく「世間は冷たい」と言いますが、私の場合は逆でした。懸命に働いていると世間は温かく迎え入れてくれます。その現象は、勤勉に、懸命に、真面目に仕事を続けている人には誰にでも起きるのです。その点では世間を信用していいのです。
ですから、新しい人生を歩み直す際には自分の都合は棚上げして、「顧客第一・お客様ファースト主義」で、相手が感動するほどの働き振りを示すことです。それを繰り返していれば、必ずあなたの味方・ファンができます。
裸一貫で独立独歩の人生を歩むことは、サラリーマンでは味わえない意義深い出来事に出会えることを意味します。ですから独立に成功した人は、「二度とサラリーマンには戻りたくない」と異口同音に言うのです。
どんな時代や世の中になっても、「勤勉」を武器に生きていけば、怖いものはありません。そのことを心に留めて 、この本を読んでいただければ、到来しつつある生き方革命の波を前向きに受け止められますし、併せて人生を堂々と生きていくことができます。
この本を通して、積極的な人生を歩んでくださることを心から切望しています。
版元から一言
日本初のモチベーショナル・スピーカーである著者が、コロナ・ウクライナ後の新しい生き方を語り下ろす
上記内容は本書刊行時のものです。