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やさしい日本語の時代に、やさしい介護のことばを 遠藤 織枝(著/文) - ひつじ書房
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やさしい日本語の時代に、やさしい介護のことばを (ヤサシイニホンゴノジダイニヤサシイカイゴノコトバヲ)

語学・辞事典
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発行:ひつじ書房
四六判
320ページ
定価 2,600円+税
ISBN
978-4-8234-1213-4   COPY
ISBN 13
9784823412134   COPY
ISBN 10h
4-8234-1213-3   COPY
ISBN 10
4823412133   COPY
出版者記号
8234   COPY
Cコード
C3081  
3:専門 0:単行本 81:日本語
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2024年5月21日
書店発売日
登録日
2024年5月21日
最終更新日
2024年5月30日
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紹介

2008年にEPA(経済連携協定)の外国人の看護・介護の専門家を養成する事業が始まり、介護福祉士候補者の日本語支援に関わることになった。初めて、現場の日本語に接した時の衝撃は忘れない。申し送りや介護記録の用語は、日常の語と全く異なり難解であった。調べていくうちにそれらは明治以来踏襲の語とわかった。漢字の環境も、働く人の実際も大きく変化した現在、難解な語のままにしておいていいのだろうか。

目次

はじめに

第一章 「シュシ」ですか、「テユビ」ですか。―コロナ時代のことば―
一・一 「シュシ」?「テユビ」?
一・一・一 介護福祉士国家試験の「手指」
一・一・二 国語辞書の「手指」
一・一・三 介護教科書の「手指」
一・二 「手指」の歴史
一・二・一 明治の初めの辞書
一・二・二 看護教科書
一・二・三 明治中期以降の医学辞書
一・三 「指」と「手指」は同じ

第二章 人体図の名称が難しいのは
二・一 今の用語と明治の用語
二・二 明治期とは変わった3語について
二・二・一 「上膊」「前膊」→「上腕」「前腕」への変化
二・二・二 「足蹠」→「足底」への変化
二・三 用語変更のいきさつ
二・四 『解剖学用語』刊行の経緯
二・五 用語変更の考え方
二・六 国語辞書の「上膊」→「上腕」への変遷
二・七 人体の名称を日常のことばに

第三章 難しい体の名称(一)「手掌」「手背」「足背」「足底」
三・一 手と足の名称「手掌」、「手背」、「足背」、「足底」
三・一・一 現在の介護福祉士養成テキストの「手掌」と「手のひら」
三・一・二 国家試験問題の「手掌」と「手のひら」
三・一・三 明治時代のことばを調べる資料
三・一・四 明治の国語辞書の「手掌」「手のひら」
三・一・五 「手掌」のまとめ
三・二 「手背」と「手の甲」
三・二・一 現在の「手背」と「手の甲」
三・二・二 明治以前の「手背」と「手の甲」
三・二・三 明治の教科書などの「手背」と「手の甲」
三・二・四 明治の国語辞書
三・二・五 「手背」「手の甲」のまとめ
三・三 「足背・足の甲」と「足蹠/足底・足の裏」
三・三・一 現在の「足背・足の甲」と「足底・足の裏」
三・三・二 明治の教科書などの「足背・足の甲」と「足蹠・足の裏」
三・三・三 明治の国語辞書の「足背」「足の甲」「足蹠」「足の裏」
三・三・四 「足背」「足蹠」のまとめ

第四章 難しい体の名称(二)「心窩部・みぞおち」と「腋窩・腋下・脇の下」
四・一「心窩部・みぞおち」
四・一・一 現在の「心窩部」と「みぞおち」
四・一・二 「みぞおち」の歴史
四・一・三 明治以前の「みぞおち」
四・一・四 明治の看護教科書の「心窩」と「みぞおち」
四・一・五 看護婦用字引類
四・一・六 明治の国語辞書
四・一・七 「心窩・みぞおち」のまとめ
四・二 「腋窩・腋下」
四・二・一 「腋窩・腋下・脇の下」
四・二・二 明治の看護学などでの「腋窩・脇の下」
四・二・三 明治の医学辞書
四・二・四 国語辞書の「腋窩・わきのした」
四・二・五 「腋窩・腋下・わきの下」のまとめ

第五章 難しい体の名称(三)「上肢」「下肢」
五・一 現在の「上肢」・「下肢」
五・二 明治期の「上肢」「下肢」「腕」「足」
五・二・一 明治の看護教科書
五・二・二 看護婦用字引の「上肢」「下肢」
五・二・三 「下肢」と「上肢」のまとめ

第六章 「褥瘡」
六・一 難しいことばのシンボル、「褥瘡」
六・二 明治の看護教育のジョクソウ
六・三 医学書・医学辞書の「ジョクソウ」
六・三・一 「ジョクソウ」の漢字表記
六・三・二 ルビと「トコズレ」
六・三・三 原語と訳語の関連
六・三・四 言い換え語
六・三・五 「褥瘡」と「蓐瘡」の推移
六・四 漢和辞典の「蓐」と「褥」
六・五 江戸時代の「ジョクソウ」
六・六 明治の国語辞書
六・七 明治期国語辞書のまとめ
六・八 まとめ

第七章 「仰臥位」「側臥位」「腹臥位」
七・一 現在の「仰臥位」「腹臥位」「側臥位」
七・二 明治時代の「仰臥」「側臥」「腹臥」
七・三 大正時代の「臥位」を表すことば
七・四 大正時代の看護婦用字引の「臥位」を表すことば
七・五 「仰臥位」「側臥位」「腹臥位」のまとめ

第八章 「湿布」「貼付」「塗布」
八・一 湿布をどうしますか
八・一・一 現在の「湿布を貼る」言い方
八・一・二 明治の「湿布」と「貼付」
八・一・三 看護婦用字引の「湿布」
八・一・四 「湿布を貼る」か「湿布を貼付する」か
八・一・五 明治の国語辞書の「貼付」
八・一・六 「貼付」のまとめ
八・二 「塗布」と「塗る」
八・二・一 現在の使われ方
八・二・二 明治時代の「塗布」と「塗る」
八・二・三 「塗布」と「塗る」のまとめ

第九章「臥床」と「汚染」
九・一 「臥床」
九・一・一 現在の「臥床」
九・一・二 明治の看護教科書の「臥床」
九・一・三 明治の国語辞書の「臥床」
九・一・四 大正以降の国語辞書
九・一・五 「臥床」のまとめ
九・二 「汚染」
九・二・一 現在の介護の場での「汚染」
九・二・二 明治の教科書などの「汚染」
九・二・三 明治以降の看護婦用字引の「汚染」
九・二・四 明治の国語辞書の「汚染」
九・二・五 大正以降の国語辞書の「汚染」
九・二・六 「汚染」のまとめ

第十章 「清拭」の歴史
十・一 現在の「清拭」
十・二 明治期の看護教科書の「清拭」
十・三 看護婦用の字引
十・四 明治以降の「清拭」のまとめ
十・五 国会図書館デジタルコレクションでみる「清拭」
十・六 国語辞書の「清拭」
十・七 「清拭」のまとめ

第十一章 用語平易化・標準化の歴史
十一・一 医学用語改訂の必要性
十一・二 昭和初期の国語改革運動
十一・三 国語改革運動と医学用語改訂の動き
十一・四 医学用語を選ぶ方針
十一・五 医学会全体への働きかけ
十一・六 用語改訂の実際と継承
十一・七 おわりに

第十二章 専門のことばをわかりやすくするための試み
十二・一 医療のことばをやさしくする試み
十二・一・一 受付場面の「やさしい日本語」
十二・一・二 外来の患者との「やさしい日本語」
十二・二 介護現場での介護用語の見直し
十二・二・一 法人としての行動基準
十二・二・二 不適切なことばの言い換え

参考文献
あとがき
索引

著者プロフィール

遠藤 織枝  (エンドウ オリエ)  (著/文

遠藤織枝(えんどう おりえ)
元文教大学大学院教授 お茶の水女子大学大学院修士課程修了 人文科学博士(お茶の水女子大学、2003 年)
研究分野 日本語教育学・社会言語学
〈主な著書〉『気になる言葉― 日本語再検討』(南雲堂1987)、『女のことばの文化史』(学陽書房1997)、『中国女文字研究』(明治書院2002)、『昭和が生んだ日本語―戦前戦中の庶民のことば』(大修館書店2012)、『今どきの日本語―変わることば・変わらないことば』(編著 ひつじ書房2018)、『やさしく言いかえよう 介護のことば』(共編著 三省堂 2015)、『利用者の思いにこたえる 介護のことばづかい』(共著 大修館書店 2019)

上記内容は本書刊行時のものです。