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資本の性格と地域制度 森田弘美(著/文) - 日本経済評論社
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資本の性格と地域制度 (シホンノセイカクトチイキセイド) 富山・新潟・福島の近代電力産業に関する比較分析 (トヤマ ニイガタ フクシマノキンダイデンリョクサンギョウニカンスルヒカクブンセキ)

社会科学
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A5判
336ページ
定価 7,000円+税
ISBN
978-4-8188-2641-0   COPY
ISBN 13
9784818826410   COPY
ISBN 10h
4-8188-2641-3   COPY
ISBN 10
4818826413   COPY
出版者記号
8188   COPY
Cコード
C3033  
3:専門 0:単行本 33:経済・財政・統計
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2024年3月
書店発売日
登録日
2024年1月15日
最終更新日
2024年2月15日
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紹介

多様な地域経済の分岐点はどこで生じたのか。富山県の事例を中心に、戦前から戦後の社会変動期における電力産業をはじめとした地域企業の選択の背景と行動様式を分析する。

目次

はじめに
序章 資本の発展経路の多様性
1. 開発論における発展経路
(1) キャッチアップ型経済発展論 
(2) 後発国ゆえの経路依存 
(3) 発展経路の違いを生み出す制度 
2. 歴史学における制度 
(1) マックス・ウェーバーとブローデル 
(2) ダグラス・ノースの制度と経路依存性 
(3) アブナー・グライフの制度と均衡 
3. 本書の制度領域 
(1) 本書の制度領域 
(2) 資本の性格と資本の関係 
(3) 日本経済史における資本の系譜 
(4) 経路分岐を生んだ大正・昭和初期の地方電気事業 
4. 分析方法 

第1 章 日本の近代化黎明期の人的ネットワーク
1. 地方分散で始まった電気事業 
(1) 戦前期日本の電気事業
(2) 電気事業黎明期の全国的ネットワーク
2. 技術者たちの潮流 
(1) 藤岡市助ら工部大学校卒業者の系譜
(2) 三吉電機工場から広がったネットワーク
(3) ジーメンス日本のセールス・エンジニアたち
(4) 三井資本芝浦製作所の系譜
3. 三吉電機工場出身の才賀藤吉による全国展開 
(1) 才賀藤吉の電気事業
(2) 才賀藤吉の資本とその性格
4. ジーメンス日本のセールス・エンジニアたち 
(1) 川北榮夫の事業展開
(2) 日窒コンツェルンを築いた野口遵の事業展開
5. 三井資本芝浦製作所の系譜 
小括 

第2 章 近代富山県の資本関係 
1. 富山県における近代化の初期条件 
(1) 近代富山における資本蓄積の性格
(2) 明治期における工業化の後進性
(3) 地元資本の企業設立と協働経営
2. 富山県の電気事業 
(1) 地域共同出資で設立された電気事業者:富山電灯の設立
(2) 地元共同出資で設立された電気事業者:高岡電灯・出町電灯
(3) 県外電気事業経験者が設立した電気事業者
小括 

第3 章 富山県の自律的重化学工業化
1. 富山電気の経営 
(1) 富山電気の先進性
(2) 専門経営者山田昌作
(3) 電気製鉄株式会社の誘致
2. 「電力戦」下の富山県 
(1) 日本電力・大同電力の事業展開と富山電気
(2) 富山電気による地元電気事業者の統合
1)日本電気工業/2)氷見電気と能登電気/3)中越水電/
4)小松電気の資本提携/5)立山水力電気
(3) 日本海電気(旧富山電気)の黒部川電力買収
(4) 高岡電灯による地元電気事業者の統合
(5) 日本最大の公営電気:富山県営電気
3. 山田昌作の経営 
(1) 日本海電気の経営状況
(2) 「電力戦」下の企業立地
(3) 日本海電気による誘致企業の検証
1)呉羽紡績株式会社の立地/2)日満アルミニウム株式会社の立地/3)日本カーバイド工業株式会社の立地にみる山田の理念/4)誘致企業の地元化
4. 相対的自律を獲得した北陸の電気事業
(1) 国家管理への抵抗と電力圏の獲得
(2) 電気事業再編成と資源開発論争
(3) 誘致企業との連携:富山共同自家発電株式会社
小括

第4 章 新潟県における経済構造の従属化
1. 近代新潟県の資本関係 
(1) 貨幣利殖の観念が発達した質地地主
(2) 大地主・資産家の投資行動
(3) 第四国立銀行にみる資本関係
1)代人の寄合経営/2)同族資産経営/3)希薄な地域間のネットワーク
(4) 新潟の新興同族
(5) 中越に偏在した石油資本の動向
1)日本石油/2)寳田石油/3)中央石油/4)新潟県から転出した石油産業
2. 都市資本に吸収された地元電気事業者
(1) 地元電気事業者の動向
1)新潟電灯/2)北越水力電気/3)上越電気(越後電気─中央電気)/
4)新潟水力電気/5)新潟電灯と新潟水力電気のその後の動向
(2) 新潟県の誘致企業
1)日本曹達株式会社二本木工場/2)電気化学工業株式会社青海工場/3)昭和肥料株式会社/4)信越窒素肥料株式会社直江津工場/5)日本鋼管株式会社新潟電気製鉄所
小括 

第5 章 福島県における電力産業の従属化 
1. 大正・昭和初期の福島県産業と東北振興会
2. 近代福島県の資本関係
(1) 豪農商の家産経営
(2) 地域的分離構造の地元資産家
(3) 銀行に見る福島の資本関係
1)養蚕・製糸業に附随した銀行の設立/2)家産経営による銀行の行き詰まり
3. 小規模電力事業者が群生した福島県
(1) 地元電気事業者の動向
1)福島電灯/2)東部電力(郡山絹糸紡績─郡山電気)/3)猪苗代水力電気/4)東北振興電力
(2) 福島県における電力需給の構造
(3) 福島県の誘致企業
1)鉄興社/2)日本曹達会津工場
小括 

終章 地域経済の自律性と地域制度

 参考文献 
 あとがき 
 初出一覧
索引

上記内容は本書刊行時のものです。