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真理・政治・道徳
プラグマティズムと熟議
原書: Truth, Politics, Morality: Pragmatism and Deliberation
発行:名古屋大学出版会
A5判
縦217mm
横157mm
厚さ22mm
重さ 580g
326ページ
上製
価格
5,400円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2023年5月30日
- 書店発売日
- 2023年6月2日
- 登録日
- 2023年4月10日
- 最終更新日
- 2023年6月2日
紹介
正義の足場を再建する
価値の多元化が進むなか、リベラルな民主主義は相対主義や排外主義に抗して自らを正当化できるのか。疑いの目で見られがちな真理概念を、C・S・パースに依拠しながら政治と道徳の世界に呼び戻し、真理探究者の共同体としての社会と、そこで経験や熟議が持つ意義を描き直した、私たちがいま必要とする一冊。
目次
日本語版に寄せて
序論
第1章 正当化の問題
カール・シュミットと、実質的な同質性という目標
ローティと、正当化の放棄
ロールズ――政治的であり、形而上学的ではない
調和と、熟議の長所
ハーバーマス、アーペル、そして超越論的論証
第2章 真理、探究、経験
――プラグマティズムの認識論
パース、真理、探究の終局
哲学、実践、対応
プラグマティズムと引用符解除論
プラグマティズム、超主張可能性、真理の多元主義
二値性
探究における真理の役割
経験――真剣に受けとめる
ホーリズムと根本的ホーリズム
道徳的探究
収斂と探究の終局
第3章 道徳的熟議
真理の追求と理由の付与
中立性――三つの意味
中立性原理
公的/私的
慎みと哲学者
対立、差異、共同体
多元主義、決定不全性、挫かれた理由
シュミット、抑圧、いつ十分話し合ったことになるのか
結論
注
謝辞
訳者あとがき
参考文献
索引
上記内容は本書刊行時のものです。