書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
在庫ステータス
取引情報
食料・農業・農村の政策課題
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2019年12月27日
- 書店発売日
- 2019年12月27日
- 登録日
- 2019年10月18日
- 最終更新日
- 2020年1月6日
紹介
食料・農業・農村政策の展開と課題を考えるのが本書のテーマである。とはいえ実際には,担当分野のみを決め,後は執筆者それぞれが期間と切り口を設定して取り組んだ。第1章には,食料・農業・農村の土台・外圃となる環境・資源問題を据えた。第2・3章は,グローバルな農業・食料問題の展開を分析した,日本にも言及した。第4~6章は,農業構造,農村,農協の各分野を検討した。第7章は補足として平成農政史を概観しつつ価格・所得政策に触れた。
目次
はじめに
第1章 環境・資源の保全・活用と自然エネルギー (田畑 保)
Ⅰ 環境・資源問題の構図
Ⅱ 地球温暖化問題とエネルギーシフト
Ⅲ 地域の環境・資源の保全・活用と自然エネルギー
第2章 新自由主義グローバリゼーション下の国際農業食料諸関係再編
─日本におけるメガFTA/EPA推進と「世界農業」化を問う─ (磯田 宏)
Ⅰ 日本のメガFTA/EPA局面突入と農政
Ⅱ 国際農業食料諸関係再編把握の方法論
Ⅲ ポスト「第2フードレジーム」をめぐって
Ⅳ 第3フードレジームにおける「世界農業」化の諸相
Ⅴ 第3フードレジームにおける「世界農業」化路線と「国民的農業」路線
第3章 世界食料安全保障の政治経済学 (久野 秀二)
Ⅰ はじめ
Ⅱ 食料安全保障をめぐる国際情勢
Ⅲ 食料安全保障ガバナンスの民営化と脱政治化言説
Ⅳ 食料安全保障のオルタナティブな枠組み
Ⅴ 日本の食料安全保障政策への示唆
第4章 平成期の構造政策の展開と帰結 (安藤 光義)
Ⅰ はじめに
Ⅱ 平成期における構造政策の展開と特徴
Ⅲ 平成期における構造問題の展開と特徴
Ⅳ おわりに─縮小再編から農村崩壊へ─
第5章 農村をどう位置づけるか
─再生への実践と理論─ (小田切 徳美)
Ⅰ 農村問題の視点─課題の設定─
Ⅱ 農村地域の実態─経済とコミュニティの危機─
Ⅲ 「平成期」農村の動態
Ⅳ 農村政策の展開
V グローバリゼーション下の農村再生の論点
Ⅵ 課題の展望─「課題の3重層化」を超えて─
第6章 総合農協の機能とその北海道的展開 (坂下 明彦)
Ⅰ 総合農協をどうみるか
Ⅱ 北海道おける系統組織体制の変化と集落・組合員
Ⅲ 北海道の農協事業の特徴と変化
Ⅳ 作目別生産部会からみた北海道農業の地域性
Ⅴ 総合農協の事業領域拡大の方向
第7章 平成期の農政 (田代 洋一)
Ⅰ 1970年代─基本法農政の目標・機能喪失
Ⅱ 1980年代─農業縮小の時代へ
Ⅲ 1990年代─新基本法移行期
Ⅳ 2000年代─政権交代期…
Ⅴ 2010年代─官邸農政
Ⅵ 価格政策から直接支払政策へ
Ⅶ まとめに代えて
上記内容は本書刊行時のものです。