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出版者情報
アトキンス生命科学のための物理化学 第3版
3
- 書店発売日
- 2025年3月19日
- 登録日
- 2024年12月25日
- 最終更新日
- 2025年3月8日
紹介
訳者のことばから:今回の改訂で「生命科学のための物理化学」は,その教科書としての完成形に仕上がったのではないだろうか.序にあるように,著者の願いは『物理化学の精密さを保持しながら生命科学へと応用するために,その両局面をほどよく融合させた姿を読者に感じとってもらう』ことである.そのための方策の一つとして,第3版では教材の提示の仕方が大きく変更された.すなわち,設定された13のテーマ(Focus)に対して,関連するトピックが数個ずつ配置され,その下に幾つかの節が設けられている.この構成によって全体の見通しが格段によくなり,個々の内容が一目瞭然になったから,学生にとっても教える側にとっても取り組みやすくなっている.
目次
テーマ1 生物化学熱力学:第一法則
トピック1A 仕事と熱
トピック1B 内部エネルギーとエンタルピー
トピック1C 熱量測定
トピック1D 基本となる過程
トピック1E 化学変化
テーマ2 生物化学熱力学:第二法則
トピック2A エントロピー
トピック2B 生物学におけるエントロピー
トピック2C ギブズエネルギー
テーマ3 水と水溶液
トピック3A 水の相転移
トピック3B 水の熱力学的性質
トピック3C 水溶液の熱力学的な表し方
トピック3D 水と水溶液の熱力学
テーマ4 化学平衡
トピック4A 熱力学的な裏付け
トピック4B 標準反応ギブズエネルギー
トピック4C 諸条件に対する平衡の応答
トピック4D 生化学における共役反応
トピック4E プロトン移動平衡
トピック4F 緩衝液
トピック4G リガンド結合平衡
テーマ5 イオンと電子の輸送
トピック5A 膜を介してのイオンの輸送
トピック5B 電子移動反応
トピック5C 電子伝達鎖
テーマ6 反応速度
トピック6A 反応速度
トピック6B 一段階反応の速度式
トピック6C 多段階反応の速度式
トピック6D 速度定数の値を決めている因子
テーマ7 生化学反応速度論
トピック7A 酵素の作用
トピック7B 酵素阻害
トピック7C 生物系での拡散
トピック7D 電子移動
テーマ8 原子
トピック8A 量子論の原理
トピック8B 運動の量子力学
トピック8C 原子オービタル
トピック8D 多電子原子
テーマ9 分子
トピック9A 原子価結合法
トピック9B 分子軌道法:二原子分子
トピック9C 分子軌道法:多原子分子
テーマ10 高分子と自己構築
トピック10A 分子間相互作用
トピック10B 高分子の構造
トピック10C 立体構造の安定性と分子の凝集
トピック10D コンピューター支援のシミュレーション
テーマ11 生化学のための分光法
トピック11A 分光法の一般原理
トピック11B 振動分光法
トピック11C 紫外・可視分光法
トピック11D 光活性化による諸過程
トピック11E 核磁気共鳴
トピック11F 電子常磁性共鳴
テーマ12 散乱法
トピック12A 個々の分子による散乱
トピック12B 協同的な散乱:X線回折
テーマ13 重量法
トピック13A 超遠心
トピック13B 質量分析法
エピローグ
資料
1 構造図
2 電磁スペクトル
3 単位
4 積分公式
5 データ
演習問題の解答:奇数番号
索引
- 旧版ISBN
-
9784807908387
上記内容は本書刊行時のものです。