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ナマケモノは意外と早起き 遠藤 求(著) - 築地書館
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ナマケモノは意外と早起き (ナマケモノハイガイトハヤオキ) 面白くてタメになる「体内時計」の科学 (オモシロクテタメニナルタイナイドケイノカガク)

自然科学
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発行:築地書館
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ17mm
重さ 278g
256ページ
定価 2,000 円+税   2,200 円(税込)
ISBN
978-4-8067-1710-2   COPY
ISBN 13
9784806717102   COPY
ISBN 10h
4-8067-1710-X   COPY
ISBN 10
480671710X   COPY
出版者記号
8067   COPY
Cコード
C0045  
0:一般 0:単行本 45:生物学
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2026年3月20日
最終更新日
2026年5月22日
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書評掲載情報

2026-07-04 朝日新聞  朝刊
評者: 田島木綿子(国立科学博物館研究主幹)
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紹介

脳を半分だけ眠らせて泳ぐイルカ、1日250回うたた寝する働きアリ、
意外と早起きなナマケモノ……。
生き延びるための生き物たちの「時間の使い方」を紐解く1冊!

私たちの体は、「体内時計」という見えないリズムに支配されています。
しかし、この時間と戦っているのは人間だけではありません。

クマは長い冬を乗り切るために時間の流れを変え、
暗闇の洞窟魚は光のない世界で新しい時計を手に入れました。

本書は、極限環境を生き抜く動物たちの驚くべき「時間の戦略」を通して、
生命にとって"時間とは何か"を解き明かす1冊です。
多様で奇妙で、しかしどこか私たちとつながっている「生き物たちの時間の物語」。
読めばきっと、自分の「時間の使い方」が変わります。

目次

プロローグ 生き物たちの生存戦略
この本の基本ルール
この本に出てくる重要な用語

第1章 極限の睡眠戦略 脳と時間を操る生き物たち
01 ぐっすり眠ると溺れる!? 脳を半分ずつ交代させながら起き続けるイルカ
02 空飛ぶ徹夜明け 平均12秒の居眠りで海を渡るグンカンドリ
03 敵がいないとキリンも横になって爆睡!? 環境で切り替わる動物たちの睡眠戦略
04 格差社会に生きるアリの睡眠 女王は9時間、働きアリはうたた寝250回
05 南国なのに「冬眠」? お腹が空くから冬眠するフトオコビトキツネザル
06 冬眠は生存戦略 時計を止めないクマと時計を止めるリス
07 恐怖が時間を止める? 匂いで「人工冬眠」を操る未来

第2章 極限の環境適応 「光」を捨て、書き換えられた時計
08 太陽光の届かない暗闇での時計の合わせ方 食べ物のリズムで生きる深海生物
09 光より温度が大事! 地中のネズミが選んだ意外な「時計」
10 体内時計を「捨てて」省エネ! 暗黒の洞窟魚が選んだ究極の生存術
11 1日は47時間!? ソマリア洞窟魚が選んだ光代わりの「ごはん時計」
12 白夜を生き抜くトナカイの叡智 時計の出力調整と究極の「ながら睡眠」
13 春は不眠不休、夏は泥のように眠る ご馳走のために時計を捨てるホッキョクグマ
14 27億年前のタイムキーパー 地球最古の時計が解いた化学の難問
15 体内時計は本当に必要か? 競争社会で真価を発揮する生存ツール
16 進化は修繕屋 赤血球に宿る最古の時計と部品の使い回し
17 核がなくなっても朝と夜は忘れない!? 巨大単細胞カサノリが隠し持つ「第2の時計」
18 海の支配者を操る24時間タイマー 赤潮とプランクトンの深き関係

第3章 地球を旅する体内時計 太陽と星を読むナビゲーション術
19 渡り鳥のナビゲーション術 体内時計が太陽と星を読む方法
20 触角に「時計」を持つチョウ オオカバマダラの驚異的なナビゲーション能力
21 ミツバチは「未来の太陽」が見えている? 太陽と踊るミツバチの時間術
22 お米より小さな脳で1000キロ旅する 天の川を道標にする夜の航海者「ボゴンガ」
23 「早起きは三文の得」どころか命取り!? だらしない時計が命を救う北国の昆虫
24 太陽が告げる恋の合図 「光の長さ」で未来を読む動物たちの知恵
25 3役をこなす、昆虫界の何でも屋 季節を読んで繁殖をストップさせるコラゾニン
26 ミジンコは未来を予測できる!? 子どもの性別を変えるミジンコのお母さん
27 1年を計る脳の作り替え メダカが解き明かす「概年時計」の壮大な仕組み

第4章 時計遺伝子と繁殖 生き物たちの恋のタイミング
28 完璧にシンクロする恋の夜 2日に1回しかデートしないオオクロコガネ
29 リズムが合わないと恋もできない? 光の点滅に「方言」を持つホタル
30 真夜中にだけ動き出す! 小さなハエに見つかった「恋」専用の時計
31 恋は時計をも狂わせる 意中の相手に時間を合わせる健気なハエ
32 眠りのホルモンを盗聴せよ 宿主の体内時計をハッキングする寄生生物
33 脳と卵巣の時差ぼけ事件 体内時計の少しのズレで、ひとりぼっちになるマウス
34 次に出会うのは221年後 素数を数えて生き残るセミの話
35 「太陽のリズム」と「潮のリズム」 命をつなぐため2つの時計を使いこなす魚
36 本当の合図は「暗闇」!? サンゴの恋を導く壮大な3つの時間的関門
37 月が奏でる奇妙な恋歌 「暗闇」を感じ取って泳ぎだすイソゴカイ
38 波が「目覚まし時計」になる!? 陸で産卵する魚「カリフォルニアグルニオン」
39 生命のもう1つの時計 潮汐のビートを刻む意外な遺伝子
40 Column議論百出 女性の月経周期は本当に同期するのか

エピローグ 天体のリズムを味方につけて
あとがき
参考文献

著者プロフィール

遠藤 求  (エンドウモトム)  (

奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 バイオサイエンス領域教授。
2002年京都大学理学部卒業。京都大学大学院理学研究科にて博士(理学)の学位を取得。
カリフォルニア大学サンディエゴ校研究員、京都大学大学院生命科学研究科助教、准教授を経て、2018年より現職。
趣味はプログラミング、けん玉、マジック。
クラフトビールを飲むのが至福の時。

上記内容は本書刊行時のものです。