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転がる石のように 山田健太(著) - 田畑書店
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転がる石のように (コロガルイシノヨウニ) 揺れるジャーナリズムと軋む表現の自由 (ユレルジャーナリズムトキシムヒョウゲンノジユウ)

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発行:田畑書店
四六判
縦190mm 横130mm 厚さ23mm
368ページ
並製
定価 2,500円+税
ISBN
978-4-8038-0459-1   COPY
ISBN 13
9784803804591   COPY
ISBN 10h
4-8038-0459-1   COPY
ISBN 10
4803804591   COPY
出版者記号
8038   COPY
Cコード
C0030  
0:一般 0:単行本 30:社会科学総記
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2025年4月25日
書店発売日
登録日
2025年4月13日
最終更新日
2025年4月28日
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紹介

菅から岸田へと歴代政権が安倍色を上塗りしていく中、圧倒的な影響を与えたコロナ禍、東京五輪の強行的開催、そして能登地震に見舞われた国内。一方、世界ではロシアのウクライナ侵攻、イスラエルによるガザ虐殺など激変を迎えたこの5年間――SNS等の擡頭によって従来のジャーナリズムは果たして〝オワコン〟に堕するのか? メディアの現在とこれからの展望を拓く唯一無二の〈定点観測〉!

目次

はじめに   8

2020
日本学術会議の任命拒否 10.10/20
進む国家管理 菅内閣のデジタル推進 11.14/20
日本学術会議問題 11.18/20
少年法改正でどうなる匿名範囲 12.12/20

2021
菅政権のメディア戦略 01.09/21
SNS各社のアカウント停止 01.11/21
拙速な新型コロナ特措法の改正議論 02.13/21
国旗損壊罪の新設 03.13/21
続く文春砲 03.16/21
デジタル化法案の罠 04.10/21
進む法改正と新法 無限定な私権制限 05.08/21
自由な言論活動の規制 06.12/21
取材の自由 07.10/21
五輪取材規制と民主主義 07.11/21
違い際立った緊急事態下の五輪報道 08.14/21
リーダーとの付き合い方 08.15/21
個人情報の保護 09.11/21
集会はだれのために 09.19/21
国への異論認めず規制 10.09/21
パンドラの箱を閉じる前に 10.24/21
ネットの言論規制 11.13/21
打たない自由と打てない理由 11.28/21
侮辱罪強化の危うさ 12.11/21

2022
取材報道ガイドライン 01.08/22
表現の自由の原則と「劣後」 01.09/22
復帰五十年の沖縄報道 02.12/22
不自由による安定の希求 02.13/22
転機迎えるNHKと民放 03.12/22
戦争をさせないこと 03.20/22
ヤジと民主主義 04.09/22
空気は読まない 04.24/22
改憲めぐる新聞社説 05.14/22
そこに「ためらい」はあるのか 05.29/22
侮辱罪の強化 06.11/22
那覇市内の写真展中止 07.09/22
過去の教訓は生かされているか 07.03/22
国と住民の関係性の有り様を考える 08.13/22
隠すことは法の支配にもとる 08.07/22
メディアの公共性 地域性喪失の危機 09.10/22
職業上の嘘と大義 09.11/22
国葬のマスコミ報道 10.08/22
善意の空回りと危険性 10.16/22
ヘイトスピーチの規制 11.12/22
「健全」を求める「不健全」さ 11.20/22
「紙」の新聞は社会への窓 12.10/22
思想・表現の自由の侵食を見過ごさない 12.25/22

2023
コロナ禍の言論状況 01.14/23
顔識別カメラの慣れと恐れと 01.29/23
オフレコ誰のため 取材の自由㊤ 02.11/23
オフレコ必要な側面も 取材の自由㊦ 02.14/23
テレビ放送七十年 03.11/23
モヤモヤとわざわざで見失う真意 03.05/23
マイナカードの弊害 04.08/23
「うわべだけ」をうまく生かす 04.09/23
期待したい最高裁報告書 05.13/23
「なぜ」を疎かにする社会 05.14/23
「大衆的検閲」続く表現規制立法 06.10/23
ジャーナリズムのやんちゃ性 06.18/23
被害者取材・報道 07.08/23
遠い戦争 近い戦争 07.23/23
記者会見の意味 08.12/23
報道機関の「戦う覚悟」 08.27/23
記者会見の政治利用 09.09/23
ニュースの価値 10.14/23
〈当たり前〉を超える 10.01/23
ジャーナリストの仕事 11.11/23
自分ルールの危うさ 11.05/23
続く報道圧力・二〇二三年回顧㊤ 12.09/23
検証必要な司法判断・二〇二三回顧㊦ 12.09/23
ポストが赤いのもメディアのせい 12.10/236

2024
能登半島地震 問われる報道の真価 01.12/24
忘れて、本当にいいんですか 01.14/24
安全保障と私権制限 02.09/24
知らぬがホトケ 02.18/24
政治資金の透明化 03.08/24
過去があって今がある 03.24/24
放送百年の節目 04.12/24
「配慮」という欺瞞 04.28/24
選挙時の〈表現の自由〉 05.10/24
ネットの健全性 06.14/24
誰のためのプライバシー保護か 06.02/24
取材源秘匿と公益通報 07.12/24
それでも守らなければならないもの 07.07/24
能動的サイバー防御 08.09/24
スポーツジャーナリズムの神髄 08.11/24
公益性とプライバシー 09.13/24
ホイッスルは止まれの合図 09.15/24
ハイパーローカルメディア 10.11/24
抽象を具体化することの意味 10.20/24
庁舎内の録音・録画 禁止措置の危うさ 11.08/24
最後の砦は誰か 11.24/24
選挙報道とSNS 12.18/24
秘匿される公共基本情報 12.29/24

 附
 いま、なぜジャーナリズム教育か
 ジャーナリズムの拠点を構築するために

版元から一言

『見張塔からずっと』『愚かな風』に続く、ジャーナリズムの〈定点観測〉第三弾!
2020年から2024年の政治とジャーナリズムの動きが一望できる希有な一冊。

著者プロフィール

山田健太  (ヤマダ ケンタ)  (

1959年生まれ。専修大学ジャーナリズム学科/大学院ジャーナリズム学専攻教授、専門は言論法、ジャーナリズム学。日本ペンクラブ副会長。放送批評懇談会、自由人権協会、情報公開クリアリングハウスなどの各理事を務める。ほかに、日本写真家協会・名取洋之助写真賞選考委員、映倫・次世代への映画推薦委員会委員、日本図書館協会・図書館の自由委員会委員、神奈川県文化芸術振興審議会委員など。日本メディア学会理事、日本出版学会理事、日本編集者学会監事、BPO放送人権委員会委員、世田谷区情報公開・個人情報保護審議会会長、川崎市文化賞等選考委員副委員長などを歴任。キュレーターとして、「デジタル・フォト・ジャーナリズム展」2002年(図録『デジフォジャBOX』)、「here is new york-市民が見つめた9.11写真展」2003年などを企画(日本新聞博物館)。東京新聞、琉球新報にコラムを連載中。主な著書に、『法とジャーナリズム 第4版』(勁草書房)、『ジャーナリズムの倫理』(勁草書房)、『「くうき」が僕らを呑みこむ前に』(理論社、共著)、『沖縄報道~日本のジャーナリズムの現在』(ちくま新書)、『放送法と権力』(田畑書店)、『言論の自由 拡大するメディアと縮むジャーナリズム』(ミネルヴァ書房)、『ジャーナリズムの行方』(三省堂)、『3・11とメディア 徹底検証 新聞・テレビ・WEBは何をどう伝えたか』(トランスビュー)、『現代ジャーナリズム事典』(三省堂、監修)、『政治のしくみと議員のしごと』(トランスビュー、共編)、『放送制度概論-新・放送法を読みとく』(商事法務、共編)など多数。

上記内容は本書刊行時のものです。