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失われるのは、ぼくらのほうだ
自然・沈黙・他者
発行:水声社
縦200mm
377ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2016年4月
- 登録日
- 2019年4月25日
- 最終更新日
- 2019年4月25日
紹介
エコクリティシズムの視点から『自然』、『ウォールデン』、『砂の楽園』、『もののけ姫』、『東京漂流』、『椿の海の記』などをとりあげ、"自然/他者"と"自己"とのあり方を多面的に考察する。
目次
自然という他者-声と主体のゆくえ
第1部 失われるのは、ぼくらのほうだ(世界は残る…失われるのは、ぼくらのほうだ-"いま/ここ"の詩学へ
"風景以前"の発見、もしくは「人間化」と「世界化」
都市とウィルダネス-ボーダーランドとしての郊外
『もののけ姫』と野生の"言語"-自然観の他者論的転回)
第2部 自然というテクスト(自然のテクスト化と脱テクスト化-ネイチャーライティング史の一面
"風景"としてのネイチャーライティング
エマソン的"視"の問題-『自然』(一八三六年)再読
コンコードを"旅"するソロー-移動のレトリック
いま/ここの不在-発見の物語としての『ウォールデン』)
第3部 交感と世界化(遭遇、交感、そして対話-世界/自然とのコミュニケーションをめぐって
山犬をめぐる冒険-藤原新也における野性の表象
自然/野生の詩学-星野道夫+藤原新也
環境コミュニケーション論・覚書-交感と世界化
風景の問題圏)
上記内容は本書刊行時のものです。