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作詞入門
実例で学ぶポイントとコツ
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年6月30日
- 書店発売日
- 2022年6月21日
- 登録日
- 2022年5月24日
- 最終更新日
- 2022年6月22日
紹介
現役の作詞家・昆真由美による実践的な作詞教本。本書のために書き下ろした歌詞を例に、概念の解説のみならず、多数の具体例によって、初心者にもわかりやすい内容になっている。また、作詞は文芸ではなく音楽であるという立場から、作曲家・平賀宏之による楽典の基礎や作詞家が覚えておくべき音楽専門用語も網羅。文字と音、両方からのアプローチでより理解を深める。メロディーへの言葉の乗せ方や歌のジャンル、楽典の基礎、楽曲コンペの仕組みから、実際に著者が作詞をする際の方法を、書き下ろしの歌詞をもとに、詞を先に作るケース、曲を先に作るケース、それぞれの書き方のポイントを実例とともに詳しく解説。曲の構成や、Aメロ、Bメロ、サビに何を書くか、といった基本だけでなく、歌詞を書く前の「プロット作成」、歌詞を書いた後の「推敲」にも言及。ただ「書き上げる」だけでなく、「より良い歌詞にする」コツを伝える。さらに、韻の踏み方や比喩など表現技法も解説。初めて歌詞を書く初心者から、作詞に悩む作詞経験者まで、実際の作詞活動で役立つだろう。
目次
序章:作詞の心構え
歌詞とはどんなもの?
1章:作詞家への第一歩
なりたい作詞家像をイメージしよう
作詞家が押さえておくべき用語
作詞に必要な道具
作詞家に求められる音楽のスキル
プロの作詞家になるためのルート
作家事務所のコンペの仕組み
2章:楽典基礎とメロディーへの言葉の乗せ方
作詞家が覚えておくべき楽典基礎
作詞家が覚えておくべき音楽用語集
メロディーへの言葉の乗せ方(基本)
メロディーへの言葉の乗せ方(応用)
印象的なメロディーの探し方
3章:歌のジャンルを理解する
歌のジャンルとカテゴリー
4章:POPS、演歌、アニソンの歌詞の特徴
J-POPの歌詞の特徴・
K-POPの歌詞の特徴
演歌の歌詞の特徴
アニソンの歌詞の特徴
5章:歌詞のプロットを作る
歌のプロットを作ろう
6章:実際に書いてみる
曲の構成を知ろう
1番に何を書くか「A-B-Cパターン」
1番に何を書くか「A-A-B-Aパターン」
2番以降に何を書くか
歌詞における時間の流れをつかもう
どこから書き始めるか
歌詞の構成:実例紹介(詞先)
歌詞の構成:実例紹介(曲先)
歌詞カードの書き方
7章:推敲のポイント
歌詞を直すとこんなに良くなる
歌詞推敲チェックポイント
歌詞推敲のレッスン
8章:キャッチーの正体
ヒット曲には「キャッチーな歌」が多い
ヒット曲が持つ4要素
それぞれの要素で注意すべきこと
9章:ラブソングを書くときのポイント
J-POPにはラブソングが多い
恋愛の経過ごとの書き方のポイント
10章:さらに心に響く歌詞を目指すポイント
表現技法で遊ぼう
11章:韻を歌詞に取り入れるときのポイント
韻を踏んでみよう
12章:言葉をインプットする
歌詞を書いていないときも作詞家でいよう
前書きなど
歌詞とはどんなもの? ~作詞は文芸?それとも音楽?
「作詞」という言葉を辞書で引いてみると『歌詞のある楽曲の、歌詞を作ること』と出てきます。あなたが作詞を始めようと考えたきっかけは何ですか? 歌詞に感動して自分でも作詞をしてみたいと思ったり、自分で歌ったりバンド仲間に頼まれたりして作詞の必要が出てきたなど様々な理由があると思います。作詞は誰でも簡単に始められますが、いざ作詞を始めてみると、進むにつれてものすごく奥深いものでもあると気づかされます。ここでは私が考える、作詞をするうえで最も大切なことをお伝えしていきます。
まず作詞の立ち位置を理解しておきましょう。作詞をしているというと、「文章がうまいんだね」とか「小説も書けるの?」といった感想をもらうことがあります。しかし、作詞は文芸と似て非なるものです。次の図を見てみましょう……
版元から一言
現役の作詞家であり、作詞家養成の講師も務める昆真由美が、作曲家の平賀宏之とともに実際に使用している作詞法を惜しみなく伝授した1冊です。曲の構成や、Aメロ、Bメロ、サビそれぞれに何を書くか、といった基本から、韻の踏み方、比喩などの細かなテクニック、楽典の基礎や作詞家が覚えておくべき音楽専門用語に至るまで、ポイントとコツを丁寧に解説しています。本書では、著者自ら書き下ろした歌詞を、詞を先に書くパターン(詞先)、曲を先に書くパターン(曲先)ともに掲載。概念の解説のみならず、具体的な実例の掲載によって初心者にもわかりやすい内容になっています。本書内の譜例に付随したQRコードからは試聴もでき、練習用楽曲の楽譜も収載しました。また、推敲チェックシートなども掲載。作詞家を目指す人必携の一冊です。
上記内容は本書刊行時のものです。