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新・音を大きくする本 永野 光浩(著) - スタイルノート
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新・音を大きくする本 (シンオトヲオオキクスルホン) 音楽的に音圧を上げるテクニックのすべて (オンガクテキニオンアツヲアゲルテクニックノスベテ)

コンピュータ
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A5判
144ページ
並製
定価 1,400円+税
ISBN
978-4-7998-0194-9   COPY
ISBN 13
9784799801949   COPY
ISBN 10h
4-7998-0194-5   COPY
ISBN 10
4799801945   COPY
出版者記号
7998   COPY
Cコード
C1073  
1:教養 0:単行本 73:音楽・舞踊
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年8月30日
書店発売日
登録日
2021年7月18日
最終更新日
2021年8月18日
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紹介

2006年11月の発売より、長きに渡り多くの方に読まれてきた『音を大きくする本』。15年目の新版が本書。この本でいう「音」とは、PCでつくるCDや配信音源などの音楽の音のこと。自分でCDや音源を作ることはできても、市販のものと比べると「音が小さい」と感じることが多いはず。ではプロの作るCDや音源はどうして音が大きいのか。本書では、そのための方法を基礎から詳しく解説している。PCの音楽制作ソフトには音を大きくするための機能が備わっているが、それらを単純に用いても、美しく大きな音にはなかなかならないものである。音を大きくするにはイコライザーとコンプレッサーを使うと知っていても、思い描いたように音が大きくならずに頭を抱えてしまう人も多いだろう。本書が目指すのは、前書『音を大きくする本』から一歩進んで「音楽的に音を大きくすること」。ただ音を大きくするだけでなく、音楽的にも美しく音圧をあげるコツを紹介する。

目次

はじめに
リファレンス曲を自分で用意しよう

第0章 状態の確認と用意するもの
 ・音圧が上がらない曲とは?
 ・ピーク値とレベルメーター
 ・用意するものリスト

第1章 音が大きくなるメカニズム
 コンプレッサーを使って音圧を上げる
 ・手順1 ピーク値の調整
 ・手順2 基本設定のあと、Thresholdを下げる
 ・手順3 コンプレッサーの出力レベル調整
 ・音圧が上がる仕組み
 リミッターを使った音圧の上げ方
 第1章のまとめ

第2章 音について
 ・子音と母音
 ・アタック音
 ・アタック音と音圧

第3章 音楽的なコンプレッサーの使い方
 ・手順1 ピーク値の設定
 ・手順2 コンプレッサーの設定
 ・手順3 ゲインリダクションの調整
 ・手順4 インプットとアウトプットをそろえる
 ・手順5 Attackを調整する
 ・手順6 もう一度インプットとアウトプットをそろえる
 ・音圧を確認する
 ・音圧が上がらない場合
 ・手順7 最終的な音圧を調整する
 ・波形を確認しよう
 手順のまとめ

第4章 音圧上げのためのイコライザーの使い方
 ・削り方1 不要な帯域を削ってスペースを空ける
 ・削り方2 超低音を削る
 ・削り方3 不快なピークを削る

第5章 楽器ごとのイコライザー、コンプレッサー
 ・スネアの音圧上げ
 ・ハイハットの音圧上げ
 ・タンバリンの音圧上げ
 ・ベースの音圧上げ
 ・ピアノの音圧上げ
 ・ギター1の音圧上げ
 ・ギター2の音圧上げ
 ・ギター3の音圧上げ
 ・ストリングスの音圧上げ
 ・ボーカルの音圧上げ

第6章 音圧が上がる2mixをつくる
 ・大きく聞こえる2mixとは?
 ・低音成分の少ない2mixの場合
 ・バウンスする

第7章 2mixの音圧上げ
 ・プラグイン① ピーク処理用イコライザー
 ・プラグイン② 音作り用イコライザー
 ・プラグイン③ コンプレッサー
 ・プラグイン④ リミッター
 ・RMS値を調べる
 ・マルチバンドコンプレッサー

第8章 M/S処理を利用して音圧を上げる
 ・M/S処理とは
 ・M/S処理で音圧を上げる仕組み
 ・設定方法
 ・専用プラグイン

前書きなど

 この本を手に取られた方は、自分の作った曲が他の人の作った曲に比べてボリュームが小さいと感じている方だろう。
 音を大きくするにはイコライザーとコンプレッサーが必要という情報を得て、DAWに付属している数多くのエフェクターを使っても、名機とわれるエフェクターを買いそろえても、思うように音が大きくならないまま八方がりになっている人も多いと思う。
 次ページの図を見てほしい。音圧を上げる前のオリジナル曲と、音圧の目安として用意したリファレンス曲を比べてみたものだ。
 2つの曲はピーク値もレベルメータも同じだが、実際に音を聞くとリファレンス曲のほうが数段大きい音で聞こえる。
 これはいったい、どうしてだろうか。
 この謎をクリアにし、ご自身の曲をリファレンス曲のように大きくすること。これがが本書の目的だ。

 本書の目指すものを明確にしておこう。

 前作『音を大きくする本』では、コンプレッサーとイコライザーを使って音圧をしっかり上げる方法を書いた。そのころはいわゆる“音圧上げ競争”といわれる時代だった
 しかし今はそれも落ち着いて、“やはり音の強弱は重要だ”と考えられ、極端な音圧上げは避けられるようになってきた。そういったことからこの本では音を大きくすることはもちろんのこと、前作からさらに一歩進んで、音楽的に音圧を上げることを目的としている。
 ぜひ本書を活用して、パラメーターをどう動かせば音を大きくできるのか、メーターはどのように見るのか、コンプレッサーの種類をどのように使い分ければいいのか、それぞれを修得し、そして、音圧を自由に操れるようになってほしい。

版元から一言

2006年11月の発売より多くの方に支持されてきた『音を大きくする本』も10刷を越え、15年目にしてついにその新版が登場します。本書でいう「音」とは、PCでのCDや配信音源などの音楽の音のこと。自分でCDや音源を作ることはできても、市販のものと比べると「音が小さい」と感じることがほとんどです。ではプロの作るCDや音源はどうして音が大きいのか。本書では、そのための方法を基礎から詳しく解説しています。PCの音楽制作ソフトには音を大きくするための機能が備わっていますが、それらを単純に用いても大きく美しい音にはなかなかなりません。一般的に音を大きくするにはイコライザーとコンプレッサーが用いられますが、それらやDAWに付属している数多くのエフェクターを使ったり、さらに、名機と謳うたわれるエフェクターを買いそろえても、思うように音が大きくならないまま八方塞がりになっている人も多いと思います。この問題を解決するのが本書です。音楽的に音を美しく大きくするにはどうしたらよいのか。パラメーターをどう動かせば音を美しいままに大きくできるのか、メーターはどのように見るのか、コンプレッサーの種類はどのように使い分ければいいのか、ぜひ本書を活用して、音圧を自由に操れるようになってください。

著者プロフィール

永野 光浩  (ナガノ ミツヒロ)  (

国立音楽大学作曲科卒。尚美学園短期大学講師、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究プロジェクト研究員等を経て、現在、東海大学非常勤講師、八王子音楽院講師、国立音楽院講師。多くのテレビ番組のタイトル曲やCM曲を作るほか、オフィスビルや商業施設などの環境音楽、航空機内環境音楽等を作曲している。また、多くの作品集も出している。

上記内容は本書刊行時のものです。