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美術解剖学とは何か 加藤 公太(著/文) - トランスビュー
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美術解剖学とは何か (ビジュツカイボウガクトハナニカ)

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A5判
280ページ
並製
価格 2,500円+税
ISBN
978-4-7987-0178-3   COPY
ISBN 13
9784798701783   COPY
ISBN 10h
4-7987-0178-5   COPY
ISBN 10
4798701785   COPY
出版者記号
7987   COPY
Cコード
C0070  
0:一般 0:単行本 70:芸術総記
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2020年6月15日
最終更新日
2022年3月24日
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紹介

★この書籍の小売店頭価格は、2500円+税です。


「解剖学がわかれば、美術が見える」
布施英利氏 推薦!

「美術解剖学」という学問がある。古くはダ・ヴィンチが解剖のスケッチをしていたように、芸術家は人間を表現するために、人体の内部構造から多くのことを学んできた。しかし、この美術と医学のあいだにある学問について、現代的な知見に基づいてしっかりと解説した本はほとんどない。

本書は、美術解剖学について、その内容から歴史までを概観した、これまでにない入門書だ。

◎美術解剖学とは何を学ぶ学問なのか?
◎この学問は美術なのか? 医学なのか?
◎描き方のコツを学ぶだけが、美術解剖学ではない
◎人体の見どころを徹底解説
◎美術解剖学の歴史をたどる

著者は、ファッションを入口に人体に興味を持ち、芸術・医学の両分野を修めた気鋭の研究者。
人が人を表現することはどういうことか?
アーティストや漫画家、CGクリエイターといった専門家だけでなく、一般の美術ファンにとっても新たな視点を得られる一冊。

目次

第1章 美術解剖学とは何か

§1ー1 美術解剖学とは何か
1-2 美術と医学の間で
1-3 美術解剖学を学べば「見る目」が養われる
1-4 美術解剖学という名称は、いつ生まれたか
1-5 美術解剖学の内容
1-6 美術解剖学の教材
1-7 教科書の選び方
1-8 解剖図の描画方法
1-9 解剖図の種類
1-10 美術解剖学は「How to draw」ではない
1-11 内部を見る目、表面を見る目
1-12 人体における遠近法
1-13 つながりを知る目
1-14 形態を発見する感性
1-15 理想美と現実美
1-16 人体を表現することの深さ

第2章 ある美術解剖学者の記録

2-1 なぜ美術解剖学を学ぶようになったのか
2-2 止むに止まれぬ興味
2-3 解剖させていただく人の人生
2-4 死後の世界
2-5 形を追う作業
2-6 常識を上回る自然の形態
2-7 関係のない痛み
2-8 結合組織取りの夢
2-9個性と無個性
2-10 解剖学で表現は上達するのか
2-11 我々を操る本体
2-12 二度目の解剖体験
2-13 研究テーマ探し

第3章 人体の名(めい)勝(しよう)

3-1 解剖図の姿勢
3-2 骨および骨格について
 骨のオリエンテーション
 胸郭と骨盤の隙間
 脊柱のカーブ
 脊柱の屈曲と伸展
3-3筋について
 筋の構造
 腱の走行
 筋の圧痕
 筋の断面
 筋のフットプリント
 ダ・ヴィンチ筋
3-4 体表について
 体表と内部を見比べる
 体表のくぼみ
 腋窩
3-5 体型について
 太った人の骨格
 体幹の大きさ
 アルファ体型
3-6 骨と筋以外の構造について
 外形に影響する筋膜
 リシェ支帯
 喉頭
 皮静脈――描かれる血管
 皮静脈の膨らみ
 クリーチャーのための資料
3-7 解剖学について
 トリミングとレイアウトのセンス
 解剖図における鑑賞者との距離
 挿絵とトリビア
 各部位の名称と階層構造
 触覚から得られる情報
 不自然を自然にする
3-8 造形について
 多視点をつなぐ
 新しい技術の獲得
 実際よりも大きな手
 性差のない表現
 頭と体を付け替える
 造形の類似
 神が観ている背中

第4章 美術解剖学の歴史を築いた人物たち

4-1 レオナルド
4-2 ミケランジェロ
4-3 デューラー
4-4 ヴェサリウスとティツィアーノ
4-5 アルフェとクーザン
4-7 レンブラントとホーホストラーテン
4-7 ルーベンス
4-8 アルビヌス
4-9 ハンター(兄)
4-10 ウードン
4-11サルヴァージュ
4-12 ジェルディとフォー
4-13 ハルレスとルカ
4-14 マーシャル
4-15 デュヴァルとキュイエ
4-16 リシェ
4-17 ヘラー
4-18 ヴァンダーポール
4-19 ジェロタとブランクーシ
4-20 ドン・ティベリオ
4-21 ランテリ
4-22 エレンベルガーとディットリッヒ
4-23 リマー
4-24 ブリッジマンとヘイル
4-25 モロー
4-26 モリール、タンク、バメス
4-27 日本の美術解剖学

著者プロフィール

加藤 公太  (カトウ コウタ)  (著/文

1981年東京都生まれ。美術解剖学者、メディカルイラストレーター、グラフィックデザイナー。2002年、文化服装学院 服装科卒業。2008年、東京藝術大学 デザイン科卒業。2014年、東京藝術大学大学院 美術解剖学研究室修了。博士(美術、医学)。現在、順天堂大学 解剖学・生体構造科学講座 助教、東京藝術大学 美術解剖学研究室非常勤講師。Twitterでは「伊豆の解剖学者(@kato_anatomy)」として美術解剖学に関する情報を発信している。

上記内容は本書刊行時のものです。