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ジェンダー法研究 第10号 浅倉 むつ子(責任編集) - 信山社出版
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ジェンダー法研究 第10号 (ジェンダーホウケンキュウダイジュウゴウ)

社会科学
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発行:信山社出版
菊変形判
縦222mm 横154mm 厚さ11mm
重さ 357g
226ページ
並製
定価 4,000円+税
ISBN
978-4-7972-6850-8   COPY
ISBN 13
9784797268508   COPY
ISBN 10h
4-7972-6850-6   COPY
ISBN 10
4797268506   COPY
出版者記号
7972   COPY
Cコード
C3332  
3:専門 3:全集・双書 32:法律
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2023年12月25日
書店発売日
登録日
2023年12月15日
最終更新日
2023年12月22日
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紹介

◆実務と研究を架橋し、新たな共生社会を拓く【ジェンダー法学】の専門誌◆
第10号では、巻頭「LGBT理解増進法の論稿」(三成)、特集1「性犯罪に関する刑法改正」は6本(島岡、伊藤、山本、後藤、雪田、松澤)、特集2「DV 防止法制の改革課題」は5本(井上、北仲、松村、宮園、髙井)、が法改正の意義、必要な支援、司法の役割を論じる。「立法・司法・行政の新動向」は、選択的夫婦別姓(恩地)、同性婚訴訟(二宮)、女性差別撤廃委員会の翻訳(浅倉・黒岩)を掲載。

目次

『ジェンダー法研究 第10号』

  浅倉むつ子・二宮周平 責任編集

【目 次】

・はしがき(浅倉むつ子・二宮周平)

◆1 LGBT理解増進法の成立と今後の課題―トランスジェンダーの尊厳保障を中心に/三成美保

Ⅰ LGBT理解増進法の成立とその背景
Ⅱ LGBT差別の根底にあるもの―トランス女性排除をめぐって
Ⅲ 今後の課題と展望


★特集1 性犯罪に関する刑法改正

◆2 強制から不同意へ―改正刑法の意義と課題/島岡まな

Ⅰ は じ め に
Ⅱ 改正刑法の概要とその意義
Ⅲ 残された課題
Ⅳ お わ り に

◆3 改正刑法を実務でどう活かしていくか/伊藤和子

Ⅰ は じ め に
Ⅱ 刑法改正の課題
Ⅲ 刑法改正の内容
Ⅳ 実務上の課題は法改正で解消されるのか
Ⅴ 実務にどう活かしていくか

◆4 法制審議会に参加して―性被害当事者から見た刑法改正/山本 潤

Ⅰ は じ め に
Ⅱ 刑法性犯罪改正運動
Ⅲ 専門家会議に参加して
Ⅳ 最後に思うこと

◆5 市民運動と刑法改正―被害当事者と市民社会と政治家の連携/後藤弘子

Ⅰ は じ め に
Ⅱ 今回の改正の背景
Ⅲ 被害当事者と市民社会と政治家の連携
Ⅳ お わ り に

◆6 さらなる被害者支援の必要性/雪田樹理

Ⅰ は じ め に
Ⅱ 性暴力被害者支援に関する根拠法の欠如
Ⅲ 日本における性暴力被害者支援の発展と国の施策
Ⅳ 医療機関に対する財政的支援の必要性
Ⅴ 女性支援法に基づく支援の必要性

◆7 “Yes means Yes”型不同意性交罪を導入することは何を意味するか ―デンマークの経験について/松澤 伸

Ⅰ は じ め に
Ⅱ デンマーク刑法・新216条1項
Ⅲ 立 法 過 程
Ⅳ 規定の具体的解釈・適用 Ⅴ 新規定の成果とデンマーク社会への影響 Ⅵ お わ り に


★特集2 DV防止法制の改革課題

◆8◆ DV防止法2023年法改正の意義と課題/井上匡子

Ⅰ は じ め に
Ⅱ 改正の概要と課題
Ⅲ 自治体のDV施策の展開
Ⅳ 残された課題とDV施策のこれから

◆9◆ 断片化されたままの日本のドメスティック・バイオレンス(DV)被害者支援―女性支援法は現場をどう変えるのか/北仲千里

Ⅰ DV被害者支援に求められるもの
Ⅱ 民間シェルター等の支援の実情と課題
Ⅲ 国・自治体が提供する相談支援の問題点
Ⅳ 女性支援法は,状況をどう変えるのか

◆10◆ 「逃げないDV」対応として加害者プログラムの導入を/松村歌子

Ⅰ DVの特徴と「逃げる支援」が中心の現状
Ⅱ DV防止法の改正と加害者への働きかけの必要性
Ⅲ アメリカのDVコートの特徴
Ⅳ DV防止法のさらなる改正に向けて

◆11◆ 家庭裁判所を中核とした日本型DVコートを目指して/宮園久栄

Ⅰ は じ め に
Ⅱ なぜDVコートが必要か
Ⅲ 家庭裁判所を中核とした日本型DVコートの提言
Ⅳ まとめにかえて

◆12◆ 被害者支援としてのDV加害者プログラムはどうあるべきか―DV加害者プログラム参加者へのアンケート調査結果からの考察/髙井由起子

1 は じ め に
2 DV加害者プログラムとは
3 「プログラム」参加者へのアンケート調査
5 考  察
お わ り に

【立法・司法・行政の新動向】

〈1〉選択的夫婦別姓の実現を求めて―第二次別姓訴訟原告として/恩地いづみ

Ⅰ 第二次別姓訴訟の原告になりました
Ⅱ 裁判で訴えたかったこと
Ⅲ 裁判を通して考えたこと
Ⅳ お わ り に

〈2〉同性婚訴訟5つの地裁判決の地平/二宮周平

は じ め に
お わ り に

〈3〉【翻訳】女性差別撤廃条約選択議定書に基づく女性差別撤廃委員会の見解(第74会期)―通報番号104/201/浅倉むつ子・黒岩容子

著者プロフィール

浅倉 むつ子  (アサクラ ムツコ)  (責任編集

早稲田大学名誉教授

二宮 周平  (ニノミヤ シュウヘイ)  (責任編集

立命館大学名誉教授

三成 美保  (ミツナリ ミホ)  (

追手門学院大学法学部教授・奈良女子大学名誉教授

島岡 まな  (シマオカ マナ)  (

大阪大学大学院法学研究科教授

伊藤 和子  (イトウ カズコ)  (

弁護士(ミモザの森法律事務所),国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ副理事長

山本 潤  (ヤマモト ジュン)  (

茨城県立医療大学保健医療学部看護学科助教

後藤 弘子  (ゴトウ ヒロコ)  (

千葉大学大学院社会科学研究院教授

雪田 樹理  (ユキタ ジュリ)  (

弁護士(女性共同法律事務所〔大阪弁護士会〕所属)

松澤 伸  (マツザワ シン)  (

早稲田大学法学学術院教授

井上 匡子  (イノウエ マサコ)  (

神奈川大学法学部教授

北仲 千里  (キタナカ チサト)  (

広島大学ハラスメント相談室准教授

松村 歌子  (マツムラ ウタコ)  (

関西福祉科学大学健康福祉学部教授

宮園 久栄  (ミヤゾノ ヒサエ)  (

東洋学園大学人間科学部教授

髙井 由起子  (タカイ ユキコ)  (

関西学院大学教育学部准教授,社会福祉士,臨床発達心理士

恩地 いづみ  (オンジ イヅミ)  (

第二次別姓訴訟原告,医師

黒岩 容子  (クロイワ ヨウコ)  (

弁護士・明治大学ほか非常勤講師

上記内容は本書刊行時のものです。