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ジェンダー法研究 第10号
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2023年12月25日
- 書店発売日
- 2023年12月27日
- 登録日
- 2023年12月15日
- 最終更新日
- 2023年12月22日
紹介
◆実務と研究を架橋し、新たな共生社会を拓く【ジェンダー法学】の専門誌◆
第10号では、巻頭「LGBT理解増進法の論稿」(三成)、特集1「性犯罪に関する刑法改正」は6本(島岡、伊藤、山本、後藤、雪田、松澤)、特集2「DV 防止法制の改革課題」は5本(井上、北仲、松村、宮園、髙井)、が法改正の意義、必要な支援、司法の役割を論じる。「立法・司法・行政の新動向」は、選択的夫婦別姓(恩地)、同性婚訴訟(二宮)、女性差別撤廃委員会の翻訳(浅倉・黒岩)を掲載。
目次
『ジェンダー法研究 第10号』
浅倉むつ子・二宮周平 責任編集
【目 次】
・はしがき(浅倉むつ子・二宮周平)
◆1 LGBT理解増進法の成立と今後の課題―トランスジェンダーの尊厳保障を中心に/三成美保
Ⅰ LGBT理解増進法の成立とその背景
Ⅱ LGBT差別の根底にあるもの―トランス女性排除をめぐって
Ⅲ 今後の課題と展望
★特集1 性犯罪に関する刑法改正
◆2 強制から不同意へ―改正刑法の意義と課題/島岡まな
Ⅰ は じ め に
Ⅱ 改正刑法の概要とその意義
Ⅲ 残された課題
Ⅳ お わ り に
◆3 改正刑法を実務でどう活かしていくか/伊藤和子
Ⅰ は じ め に
Ⅱ 刑法改正の課題
Ⅲ 刑法改正の内容
Ⅳ 実務上の課題は法改正で解消されるのか
Ⅴ 実務にどう活かしていくか
◆4 法制審議会に参加して―性被害当事者から見た刑法改正/山本 潤
Ⅰ は じ め に
Ⅱ 刑法性犯罪改正運動
Ⅲ 専門家会議に参加して
Ⅳ 最後に思うこと
◆5 市民運動と刑法改正―被害当事者と市民社会と政治家の連携/後藤弘子
Ⅰ は じ め に
Ⅱ 今回の改正の背景
Ⅲ 被害当事者と市民社会と政治家の連携
Ⅳ お わ り に
◆6 さらなる被害者支援の必要性/雪田樹理
Ⅰ は じ め に
Ⅱ 性暴力被害者支援に関する根拠法の欠如
Ⅲ 日本における性暴力被害者支援の発展と国の施策
Ⅳ 医療機関に対する財政的支援の必要性
Ⅴ 女性支援法に基づく支援の必要性
◆7 “Yes means Yes”型不同意性交罪を導入することは何を意味するか ―デンマークの経験について/松澤 伸
Ⅰ は じ め に
Ⅱ デンマーク刑法・新216条1項
Ⅲ 立 法 過 程
Ⅳ 規定の具体的解釈・適用 Ⅴ 新規定の成果とデンマーク社会への影響 Ⅵ お わ り に
★特集2 DV防止法制の改革課題
◆8◆ DV防止法2023年法改正の意義と課題/井上匡子
Ⅰ は じ め に
Ⅱ 改正の概要と課題
Ⅲ 自治体のDV施策の展開
Ⅳ 残された課題とDV施策のこれから
◆9◆ 断片化されたままの日本のドメスティック・バイオレンス(DV)被害者支援―女性支援法は現場をどう変えるのか/北仲千里
Ⅰ DV被害者支援に求められるもの
Ⅱ 民間シェルター等の支援の実情と課題
Ⅲ 国・自治体が提供する相談支援の問題点
Ⅳ 女性支援法は,状況をどう変えるのか
◆10◆ 「逃げないDV」対応として加害者プログラムの導入を/松村歌子
Ⅰ DVの特徴と「逃げる支援」が中心の現状
Ⅱ DV防止法の改正と加害者への働きかけの必要性
Ⅲ アメリカのDVコートの特徴
Ⅳ DV防止法のさらなる改正に向けて
◆11◆ 家庭裁判所を中核とした日本型DVコートを目指して/宮園久栄
Ⅰ は じ め に
Ⅱ なぜDVコートが必要か
Ⅲ 家庭裁判所を中核とした日本型DVコートの提言
Ⅳ まとめにかえて
◆12◆ 被害者支援としてのDV加害者プログラムはどうあるべきか―DV加害者プログラム参加者へのアンケート調査結果からの考察/髙井由起子
1 は じ め に
2 DV加害者プログラムとは
3 「プログラム」参加者へのアンケート調査
5 考 察
お わ り に
【立法・司法・行政の新動向】
〈1〉選択的夫婦別姓の実現を求めて―第二次別姓訴訟原告として/恩地いづみ
Ⅰ 第二次別姓訴訟の原告になりました
Ⅱ 裁判で訴えたかったこと
Ⅲ 裁判を通して考えたこと
Ⅳ お わ り に
〈2〉同性婚訴訟5つの地裁判決の地平/二宮周平
は じ め に
お わ り に
〈3〉【翻訳】女性差別撤廃条約選択議定書に基づく女性差別撤廃委員会の見解(第74会期)―通報番号104/201/浅倉むつ子・黒岩容子
上記内容は本書刊行時のものです。