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知識の政治学 : "真理の生産"はいかにして行われるか
発行:せりか書房
B6判
縦19mm
375,5ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2015-9-10
- 登録日
- 2015年10月27日
- 最終更新日
- 2015年10月27日
書評掲載情報
2015-10-30 |
週刊読書人
評者: 廣野喜幸(東京大学教授・科学史・科学哲学専攻) |
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紹介
知識は世界の模造品なのか?"在る"ことと"知る"こととの直結的な自明性を断ち切って、真理観の複数性という観点から認識の浮遊性を説く。われわれの知識世界を大きく拡張する、新たな"科学思想史"の試み。政治や経済と密接な関係をもたざるを得なくなった科学の現状(ポスト3・11ワールド)にも介入し、知識と世界と政治との関係を根本から問い直す。
目次
第1部 科学とその外部(科学と超域的世界
「科学的」とは何か
場の自律性と社会力学
エピステモロジーに政治性はあるか)
第2部 認識と実在(真理生産の法廷・戦場・劇場
"認識の非自然性"を頌えて
科学と可能的・幻想的世界
虚構に照射される生命倫理
"境界人間"の不穏な肖像
合成生物の"生政治学")
第3部 知識と政治(リスク論の文化政治学
生命の価値
"公共性"の創出と融解
"放射能国家"の生政治
公共性の黄昏)
上記内容は本書刊行時のものです。