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アダルトチルドレンの教科書
回復のメタメソッド
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2024年6月25日
- 登録日
- 2024年5月28日
- 最終更新日
- 2024年7月1日
紹介
親による虐待、発達障害、宗教2世、PTSD……多重当事者だからこそ書けた、物語形式によるアダルトチルドレンの回復メソッド。当事者研究、オープンダイアローグ的対話実践で、自分なりのメソッドを発見してください。
依存症、精神疾患、貧困、DVなど、さまざまな事情による機能不全家庭で育った人のために書かれた、回復メソッドの教科書。アダルトチルドレン(AC)の困り事は多様で、一般的な処方箋だけでは対応しきれない。多様な出方をするACの事例にあわせて、当事者自身が回復メソッドを発見する必要がある。それがメタメソッドの考え方。当事者研究とオープンダイアローグ的手法により、数多くの対話型自助グループを主宰する著者の経験知が詰まった、物語形式で語る、アダルトチルドレンの回復指南書。アダルトチルドレン関連の文学・マンガ・映画作品についてのコラムも収録。
【「はじめに」より】
「本書はアダルトチルドレン(機能不全の家庭で育った人)のために書かれています。アダルトチルドレンの困り事は多様ですから、本書では処方箋を並べていくことに合わせて、そのような処方箋を当事者の側から新たに発見する場として「対話型自助グループ」を推奨しています。その意味で本書は「メソッド」の本であると同時に、メソッドを開発するための「メタメソッド」の本でもあります。」
【目次より】
1 アダルトチルドレンに関する基本事項
入口として──ダイキの物語/1-1 心理学的観点から/1-2 医療的観点から/1-3 ふたたび心理学的観点から/出口として──ダイキの物語
2 さまざまな回復モデル
入口として──アヤカの物語/2-1 傷ついた子どもの回復/2-2 トラウマケアの観点から/2-3 対話型自助グループのすすめ/出口として──アヤカの物語
3 当事者研究とオープンダイアローグの実践
入り口として──リョウの物語/3-1 前もって理解しておくこと/3-2 自助グループでの当事者研究/3-3 自助グループでのオープンダイアローグ/出口として──リョウの物語
☆COLUMN『くるまの娘』(宇佐見りん著)/『イグアナの娘』(萩尾望都作)/『ブラック・スワン』(ダーレン・アロノフスキー監督)/『新世紀エヴァンゲリオン』(庵野秀明監督)/『血の轍』(押見修造作)/『人間失格』(太宰治著)/
目次
◉はじめに
1 アダルトチルドレンに関する基本事項
入口として──ダイキの物語
1-1 心理学的観点から
◉アルコール依存と機能不全家族
◉アダルトチルドレンの類型
◉アダルトチルドレンが抱える諸問題
◉エンパワメントの機能
◉毒親の問題
1-2 医療的観点から
◉逆境的小児期体験
◉複雑性PTSDと発達性トラウマ障害
◉ボーダーラインパーソナリティ症、愛着理論、依存症
1-3 ふたたび心理学的観点から
◉希死念慮の問題
◉HSPの問題
出口として──ダイキの物語
☆COLUMN『くるまの娘』(宇佐見りん著)
☆COLUMN『イグアナの娘』(萩尾望都作)
2 さまざまな回復モデル
入口として──アヤカの物語
2-1 傷ついた子どもの回復
◉健康生成論と自己治療仮説。
◉安全基地
◉内なる子ども
◉12ステップ
◉コントロールの放棄と獲得、平安の祈り、認知行動療法の幸福
◉早期不適応スキーマとインナーペアレンツ
2-2 トラウマケアの観点から
◉環状島
◉トラウマインフォームドケア
◉物理的なトラウマ治療
◉マインドフル・セルフコンパッション
◉STAIR/NST
◉心的外傷後成長と多次元的回復
2-3 対話型自助グループのすすめ
◉自助グループの機能
◉持続的幸福のために
◉対話型自助グループの挑戦
◉創作的なメタメソッドの場
出口として──アヤカの物語
☆COLUMN『ブラック・スワン』(ダーレン・アロノフスキー監督)
☆COLUMN『新世紀エヴァンゲリオン』(庵野秀明監督)
3 当事者研究とオープンダイアローグの実践
入り口として──リョウの物語
3-1 前もって理解しておくこと
◉当事者研究とオープンダイアローグ的対話実践のやり方
◉グラウンドルールがたいせつ
◉最大のターゲットは環境
◉アドバイスの問題
◉アイ・メッセージ
3-2 自助グループでの当事者研究
◉フラッシュバックについての当事者研究
◉怒りについての当事者研究
3-3 自助グループでのオープンダイアローグ
◉恋愛についてのオープンダイアローグ
◉親との関係についてのオープンダイアローグ
出口として──リョウの物語
☆COLUMN『血の轍』(押見修造作)
☆COLUMN『人間失格』(太宰治著)
◉参考文献
◉おわりに
上記内容は本書刊行時のものです。