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日本の反知性主義 内田 樹(編著) - 晶文社
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日本の反知性主義 (ニホンノハンチセイシュギ)

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発行:晶文社
四六判
304ページ
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-7949-6818-0   COPY
ISBN 13
9784794968180   COPY
ISBN 10h
4-7949-6818-3   COPY
ISBN 10
4794968183   COPY
出版者記号
7949   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2015年8月13日
最終更新日
2024年1月26日
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書評掲載情報

2015-05-03 毎日新聞
評者: 沼野充義(東京大学教授・スラブ文学)
2015-04-26 東京新聞/中日新聞
評者: 大澤真幸(社会学者)
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紹介

集団的自衛権の行使、特定秘密保護法、改憲へのシナリオ……あきらかに国民主権を蝕み、平和国家を危機に導く政策が、どうして支持されるのか? その底にあるのは「反知性主義・反教養主義」の跋扈! 政治家たちの暴走・暴言から、メディアの迷走まで、日本の言論状況、民主主義の危機を憂う、気鋭の論客たちによるラディカルな分析。『街場の憂国会議』に続く、緊急論考集第2弾!

目次

反知性主義者たちの肖像 内田樹
反知性主義、その世界的文脈と日本的特徴 白井聡
「反知性主義」について書くことが、なんだか「反知性主義」っぽくてイヤだな、と思ったので、じゃあなにについて書けばいいのだろう、と思って書いたこと 高橋源一郎
どんな兵器よりも破壊的なもの 赤坂真理
戦後70年の自虐と自慢 平川克美
いま日本で進行している階級的分断について 小田嶋隆
身体を通した直観知を 名越康文×内田樹
体験的「反知性主義」論 想田和弘
科学の進歩にともなう「反知性主義」 仲野徹
「摩擦」の意味──知性的であるということについて 鷲田清一

著者プロフィール

内田 樹  (ウチダタツル)  (編著

1950年、東京都生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院博士課程中退。武道家。神戸女学院大学文学部名誉教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論。多田塾甲南合気会師範。著書に『ためらいの倫理学』(角川文庫)、『「おじさん」的思考』『街場の憂国論』(ともに晶文社)、『先生はえらい』(ちくまプリマー新書)、『修業論』(光文社新書)、『内田樹による内田樹』(140B)、『街場の戦争論』(ミシマ社)など多数。『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第6回小林秀雄賞、『日本辺境論』(新潮新書)で新書大賞2010受賞。第3回伊丹十三賞受賞。

赤坂 真理  (アカサカマリ)  (

1964年、東京都生まれ。作家。95年に「起爆者」でデビュー。著書に『ヴァイブレータ』(講談社文庫)、『ヴォイセズ/ヴァニーユ/太陽の涙』『ミューズ/コーリング』(共に河出文庫)、『モテたい理由』『愛と暴力の戦後とその後』(講談社現代新書)など。2012年に刊行した『東京プリズン』(河出書房新社)で毎日出版文化賞・司馬遼太郎賞・紫式部文学賞を受賞。

小田嶋 隆  (オダジマタカシ)  (

1956年、東京都生まれ。早稲田大学卒業後、食品メーカーに入社。1年ほどで退社後、小学校事務員見習い、ラジオ局ADなどを経てテクニカルライターとなり、現在はひきこもり系コラムニストとして活躍中。著書に『人はなぜ学歴にこだわるのか』(光文社知恵の森文庫)、『テレビ標本箱』『テレビ救急箱』(ともに中公新書ラクレ)、『小田嶋隆のコラム道』(ミシマ社)、『地雷を踏む勇気』『もっと地雷を踏む勇気』(ともに技術評論社)、『その「正義」があぶない。』『場末の文体論』(ともに日経BP社)、『ポエムに万歳!』(新潮社)、『「踊り場」日本論』(共著、晶文社)などがある。

白井 聡  (シライサトシ)  (

1977年、東京都生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位修得退学。博士(社会学)。専門は、政治学・社会思想。日本学術振興会特別研究員、早稲田大学非常勤講師、文化学園大学服装学部服装社会学科助教等を経て、2015年4月から京都精華大学人文学部総合人文学科専任教員に就任予定。著書に『未完のレーニン』(講談社選書メチエ)、『「物質」の蜂起をめざして』(作品社)など。2013年『永続敗戦論』(太田出版)で第4回いける本大賞、第35回石橋湛山賞、第12回角川財団学芸賞を受賞。

想田 和弘  (ソウダカズヒロ)  (

1970年、栃木県生まれ。映画作家。東京大学文学部宗教学・宗教史学科卒。スクール・オブ・ビジュアルアーツ映画学科卒。映画作品に『選挙』(07年、ベオグラード国際ドキュメンタリー映画祭でグランプリ受賞など)、『精神』(08年、釜山国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞など)、『Peace』(2010年、香港国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞など)、『演劇1』『演劇2』(2012年、ナント三大陸映画祭で「若い審査員賞」受賞)、『選挙2』(2013年)がある。著書に『精神病とモザイク』(中央法規出版)、『なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか』(講談社現代新書)、『演劇vs映画』『日本人は民主主義を捨てたがっているのか?』(ともに岩波書店)がある。

高橋 源一郎  (タカハシゲンイチロウ)  (

1951年、広島県生まれ。作家、文芸評論家。明治学院大学教授。81年『さようなら、ギャングたち』でデビュー。著書に『日本文学盛衰史』(講談社文庫)、『一億三千万人のための小説教室』(岩波新書)、『「悪」と戦う』(河出文庫)『恋する原発』(講談社)、『非常時のことば』(朝日新聞出版)、『国民のコトバ』(毎日新聞社)、『銀河鉄道の彼方に』(集英社)、『101年の孤独』(岩波書店)、『「あの戦争」から「この戦争」へ』(文藝春秋)など多数。88年『優雅で感傷的な日本野球』(河出書房新社)で第1回三島由紀夫賞、2012年『さよならクリストファー・ロビン』(新潮社)で第48回谷崎潤一郎賞受賞。

仲野 徹  (ナカノトオル)  (

1957年、大阪市生まれ。大阪大学医学部卒業後、内科医から研究の道へ。京都大学医学部講師などを経て、大阪大学大学院・生命機能研究科および医学系研究科教授。専門は「いろんな細胞がどうやってできてくるのだろうか」学。著書に、『幹細胞とクローン』(羊土社)、『なかのとおるの生命科学者の伝記を読む』(学研メディカル秀潤社)、『エピジェネティクス』(岩波新書)などがある。

名越 康文  (ナコシヤスフミ)  (

1960年、奈良県生まれ。精神科医。相愛大学、高野山大学客員教授。専門は思春期精神医学、精神療法。近畿大学医学部卒業。大阪府立中宮病院(現:大阪府立精神医療センター)にて、精神科救急病棟の設立、責任者を経て、1999年に同病院を退職。引き続き臨床に携わる一方で、テレビ・ラジオでコメンテーター、映画評論、漫画分析など様々な分野で活躍中。主な著書に『驚く力』(夜間飛行)、『自分を支える心の技法』(医学書院)、『どうせ死ぬのになぜ生きるのか』(PHP新書)などがある。

平川 克美  (ヒラカワカツミ)  (

1950年、東京都生まれ。株式会社リナックスカフェ代表取締役。声と語りのダウンロードサイト「ラジオデイズ」代表。立教大学MBA特任教授。文筆家。早稲田大学理工学部機械工学科卒業後、翻訳を主業務とするアーバン・トランスレーションを設立。99年シリコンバレーのBusiness Cafe Inc.の設立に参加。著書に『移行期的混乱』(ちくま文庫)、『俺に似たひと』(朝日文庫)、『移行期的乱世の思考』(PHP研究所)、『小商いのすすめ』『「消費」をやめる』(ともにミシマ社)、『グローバリズムという病』(東洋経済新報社)、『路地裏の資本主義』(角川SSC新書)、『復路の哲学』(夜間飛行)などがある。

鷲田 清一  (ワシダキヨカズ)  (

1949年、京都府生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。大阪大学教授、大阪大学総長などを歴任。現在、大谷大学文学部教授、せんだいメディアテーク館長。哲学・倫理学を専攻。89年『分散する理性』(のち『現象学の視線』に改題〔講談社学術文庫〕)と『モードの迷宮』(ちくま学芸文庫)でサントリー学芸賞、2000年『「聴く」ことの力』(阪急コミュニケーションズ)で桑原武夫学芸賞、12年『「ぐずぐず」の理由』(角川選書)で読売文学賞を受賞。他の著書に『ちぐはぐな身体』(ちくま文庫)、『「待つ」ということ』(角川選書)、『〈ひと〉の現象学』(筑摩書房)、『おとなの背中』『「自由」のすきま』(ともに角川学芸出版)、『パラレルな知性』(晶文社)、『哲学の使い方』(岩波新書)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。