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バイオ・キャピタル : ポストゲノム時代の資本主義
発行:青土社
縦20mm
533, 17ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2011年3月
- 登録日
- 2015年8月20日
- 最終更新日
- 2015年8月20日
書評掲載情報
2011-05-08 | 東京新聞/中日新聞 |
2011-03-20 |
毎日新聞
評者: 村上陽一郎(東洋英和女学院大学長・科学史) |
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紹介
ヒトゲノムの解読が完了したポストゲノム時代、それは生と資本のまったくあたらしい関係のはじまりだった。フーコーとマルクスの理論を用いながら、サンプリングされたDNAから遺伝子情報がデータベース化され、わたしたちの生すらも資本として流通し消費されてしまうおそるべき現実を描きだす。インドとアメリカという二大拠点におけるゲノム産業と製薬産業を舞台にくりひろげられる、これはあたらしい時代のバイブルである。
目次
資本主義とバイオテクノロジー
第1部 循環(交換と価値-アメリカとインドのゲノム産業での市場の論理の矛盾
生命と負債-グローバルおよびローカルな舞台での生・資本の政治生態学)
第2部 言説と実践(ヴィジョンと熱狂-生・資本による「約束された未来」
約束と物神化-ゲノム学の事実とパーソナル医療、ビジネスプランとしての生命
救済と国家-生・資本に内在する信仰構造
起業家とスタートアップ企業-とあるeラーニング企業の物語)
剰余と兆候
上記内容は本書刊行時のものです。