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基礎ゼミ 社会福祉学 與那嶺 司(編) - 世界思想社
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基礎ゼミ 社会福祉学 (キソゼミシャカイフクシガク)

社会科学
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発行:世界思想社
A5判
縦210mm 横148mm 厚さ11mm
重さ 250g
184ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-7907-1787-4   COPY
ISBN 13
9784790717874   COPY
ISBN 10h
4-7907-1787-9   COPY
ISBN 10
4790717879   COPY
出版者記号
7907   COPY
Cコード
C1336  
1:教養 3:全集・双書 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2023年11月10日
書店発売日
登録日
2023年9月22日
最終更新日
2023年12月26日
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紹介

人々の生きづらさに触れ、支える営みを学ぼう!

□各章の問いから、社会福祉学の視点を知る
□仲間と議論し、何ができるかを考える
□ワークシートで、論点や意見を整理する
□個人の生きづらさを、社会との関係から捉える

誰もがしあわせに生きられる社会って、どんな社会? どうすれば実現できるの? 私は何をすればいい? 本書を読めば、困難に直面する人が、社会とどんなつながりを持ちうるかを、探究できます。自分で考えるのはもちろん、仲間と一緒に考えることも、筆者の考察から学ぶこともできる、体験型入門書!

――はじめにより

 本書では、従来のテキストで求められるような社会福祉学の「網羅性」や「普遍性」にこだわらない構成とすることにし……社会福祉学で想定される「生きづらさ」を抱える人のリアリティと、それらの人を支えるかかわりに着目しました。……「生きづらさ」の特徴は、それを抱える個人のこころだけではなく、その人の社会環境にも目を向けて問題を見出すところです。その個人と社会環境との「齟齬」に注目する言葉といってもよいかもしれません。……「生きづらさ」のリアリティとそれに対する社会の取り組みを通して、社会福祉学の輪郭をおぼろげながらでも描き出したいと思います。

目次

はじめに

序 章 「生きづらさ」とは何か?
 ――生きづらさに向きあう実践の学(與那嶺司)

第Ⅰ部 生きづらさのリアルに迫る
第1章 夏休みにやせる子どもがいるのはなぜ?
 ――子どもの権利、格差、子どもの貧困(谷口由希子)
第2章 集落に住みつづけるのはなぜ難しい?
 ――コンパクトシティ、周縁化集落、地域住民のエンパワメント(渡辺裕一)
第3章 認知症になると何もわからなくなるの?
 ――認知症、意思決定支援、権利擁護(綾部貴子)
第4章 なぜ人がもののように売られるの?
 ――人身取引、児童労働、外国人労働者の搾取(南野奈津子)

第Ⅱ部 「排除」のある社会を問う
第5章 なぜ路上で暮らす人がいるの?
 ――居住、貧困、社会的排除(野田博也)
第6章 障害者はなぜ施設に住んでいるの?
 ――優生思想、出生前診断、脱施設化(岡崎幸友)
第7章 好きになる性は異性だけなの?
 ――性的マイノリティ、異性愛主義、パートナーシップ制度(柳姃希)
第8章 虐待された子どもはどうなるの?
 ――社会的養護、子ども虐待、ライフチャンス(永野咲)

第Ⅲ部 支えるという営みを考える
第9章 罪を犯した人は幸せになっていいの?
 ――地域生活定着促進事業、ソーシャル・スキルズ・トレーニング、幸福追求権(木下大生)
第10章 被災者の命と暮らしをどう支えるのか?
 ――被災者支援、危機介入、レジリエンス(山本克彦)
第11章 難民の暮らしは誰が支えるの?
 ――在留資格、人間の安全保障、グローバル・イシュー(添田正揮)
第12章 多文化共生社会にどう向きあうべきか?
 ――マイノリティ、同化政策、脱植民地化思考(岡田ヴィンス)

終 章 これからの社会福祉学はどうなるの?
 ――変わりゆく社会で人々が幸せに生きるために(渡辺裕一)

ワークシート
巻末資料
引用文献
索引

著者プロフィール

與那嶺 司  (ヨナミネ ツカサ)  (

武庫川女子大学心理・社会福祉学部教授。主著に『日常を拓く知6 支える』(編著、世界思想社、2016年)、『障害者福祉』(共編著、ミネルヴァ書房、2021年)、『日常を拓く知 古典を読む1 やさしさ』(共著、世界思想社、2017年)など。

渡辺 裕一  (ワタナベ ユウイチ)  (

武蔵野大学人間科学部教授。主著に『地域住民のエンパワメント――地域の福祉課題解決に働きかける地域住民のパワー』(北方新社、2006年)、『社会を動かすマクロソーシャルワークの理論と実践――あたらしい一歩を踏み出すために』(共編著、中央法規出版、2021年)など。

永野 咲  (ナガノ サキ)  (

武蔵野大学人間科学部准教授。主著に『社会的養護のもとで育つ若者の「ライフチャンス」――選択肢とつながりの保障、「生の不安定さ」からの解放を求めて』(日本社会福祉学会奨励賞(単著部門)・損保ジャパン日本興亜福祉財団賞、明石書店、2017年)、『子どもアドボカシーと当事者参画のモヤモヤとこれから――子どもの「声」を大切にする社会ってどんなこと?』(共著、明石書店、2021年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。