版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
京都不案内 森 まゆみ(著/文) - 世界思想社
..
詳細画像 0
【利用不可】

京都不案内 (キョウトフアンナイ)

文芸
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:世界思想社
四六判
縦186mm 横130mm 厚さ17mm
重さ 250g
248ページ
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-7907-1774-4   COPY
ISBN 13
9784790717744   COPY
ISBN 10h
4-7907-1774-7   COPY
ISBN 10
4790717747   COPY
出版者記号
7907   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2022年12月10日
書店発売日
登録日
2022年10月26日
最終更新日
2022年11月24日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2023-03-12 読売新聞  朝刊
MORE
LESS

紹介

京都を暮らすように旅する――。
市民運動のやり過ぎから免疫低下でがんになった。治療の後、体にいいことをするため京都へときどき転地。
気功をし、映画を見、銭湯に入り、ごはんを食べて語り合う。観光客の集まる古都とは違う何かが見えてくる。

【「はじめに」より】
 還暦を過ぎて、ふたたび京都に通うようになった。
 それまでは、仕事で行っても、ゆっくり滞在しないですぐに帰ってきた。ホテルも高いし、食べ物屋も高い。名所旧跡は混んでいる。もうひととおり見ちゃったしな。それも今よりずっと空いている、風情のある時代に。それに私は京都がなんとなく苦手だった。理由は判然としない。しかし、大きな病を得て、私は京都で樹木気功をやることにしたのである。

目次

はじめに
第1章 樹木気功で体を治す 
第2章 バスと自転車 
第3章 ゲストハウスとアパート探し 
第4章 カフェとシネマ 
第5章 がらがらの京都 
インタビュー① 法然院貫主・梶田真章さんに聞く――学びの場としてのお寺
 
第6章 散歩で建築を楽しむ 
第7章 古都の保存と開発 
第8章 宿の周りでひとりごはん 
第9章 京料理屋の大忠にて 
第10章 吉田山の話 
インタビュー② 女性史・生活史研究の西川祐子さんに聞く――偶然を必然に変えて
 
第11章 鴨長明『方丈記』と「足るを知る暮らし」 
第12章 子規の京都 
第13章 吉井勇と祇園 
第14章 漱石の女友達・磯田多佳 
インタビュー③ 染織家・志村ふくみさんに聞く――“見えないもの”に導かれて
 
第15章 つたちゃん、たねちゃんのこと 
第16章 ヒッピーとタイガース 
第17章 居酒屋で聞く話 
第18章 五代友厚と二人のスリランカ人 
インタビュー④ 田中ふき子さんに聞く――農婦として六〇年  
京都リヴ・ゴーシュ――あとがき

著者プロフィール

森 まゆみ  (モリ マユミ)  (著/文

1954 年生まれ。大学卒業後、PR 会社、出版社を経て、84 年、地域雑誌『谷中・根津・千駄木』を創刊。聞き書きから、記憶を記録に替えてきた。その中から『谷中スケッチブック』『不思議の町 根津』(ちくま文庫)が生まれ、その後『鷗外の坂』(中公文庫、芸術選奨文部大臣新人賞)、『彰義隊遺聞』(集英社文庫)、『『青鞜』の冒険』(集英社文庫、紫式部文学賞)、『暗い時代の人々』『聖子』(亜紀書房)、『子規の音』(新潮文庫)、『路上のポルトレ』(羽鳥書店)などを送り出している。2015 年以降、大病後の健康維持のため京都にしばしば滞在。「谷根千・記憶の蔵」主宰。

上記内容は本書刊行時のものです。